
江戸の昔、東海道島田宿は大井川の川越制度によって大いに賑わいました。宿内の人口は静岡県内では府中(駿府)に次いで二番目、日本橋から数えてもやはり二番目に大きな宿場でした。大井川が増水して川止めになると、江戸と上方それぞれの旅人が交流し、さながら文化の交差点のような宿場でした。
平成の今、島田市の人ロは約10万人。周辺の街と比べるとやや小さな街になりましたが、日刊紙や映画館など他の街にはない文化があります。これも江戸時代から続く文化の継承なのでしょうか。
その島田市に今日、新しい文化の発信点「FM島田」が開局しました。

周波数76.5MHz、島田市阪本の権現原と川根町家山と笹間に送信所がありますが、権現原からは上の写真の様に遠く焼津まで見渡せます。試験放送の時は東名の日本坂トンネルを抜けるとクリアーに電波を拾いましたので、聴取できる範囲は結構広いのではないかと思います。
24時間の放送中に朝昼晩夜の計7時間オリジナルの番組があります。ぜひ志太榛原全域に向けて新しい文化を発信してほしいと思います。
ま、個人的にはいつも車を利用して営業してますので、全県放送ではなかなか流れない、志太榛原の交通情報に期待しています。
※明日から5日間はおなじみの連載「富士山静岡空港の今!」をお届けします。