goo blog サービス終了のお知らせ 

大井川の風

春夏秋冬、四季それぞれの風をお届けします。
富士山静岡空港をはじめ大井川流域のさまざまな
情報を掲載しています。

FDA静岡小松線 その5 那谷寺 (開港まで103日) 

2009-02-21 19:29:18 | 静岡空港就航先への旅
降りしきる雪が、深山をモノトーンの世界に変えていきます。
ここは小松市の高野山真言宗別格本山の那谷寺(なたでら)。


加賀温泉駅からCANBUSに乗って、山代温泉経由で那谷寺に向かいます。
こちらは那谷寺山門前。


那谷寺は遠く奈良時代開創と伝えられる古刹、江戸時代に加賀藩主前田利常公により本殿や拝殿、書院などが整備されます。


写真は本殿大悲閣(国重文)。
那谷寺には岩山や洞窟がたくさんあります。それらの洞窟は母親の胎内にたとえられ、そこを廻ることにより今までの罪穢れが清められ、新たに生まれ変わると信じられています。
本殿大悲閣はこの「胎内くぐり」の場所で、この本殿は洞窟の入口に建てられています。洞窟の奥に安置されている千手観音菩薩の場所をぐるっと回ると新しい人間として生まれ変わると言われています。


FDA静岡小松線 その4 加賀温泉CANBUS (開港まで107日) 

2009-02-17 23:45:15 | 静岡空港就航先への旅
小松市のお隣、加賀市は山中・山代・片山津の3つの温泉地を抱える湯の街です。
こちらの写真は加賀温泉駅。とはいえ「加賀温泉」という名の温泉はありません。

この加賀温泉駅は、山中・山代・片山津の玄関口であった同市の大聖寺駅と動橋駅が特急の停車をめぐって激しい争奪戦を行った結果、折衷案としてそれまで両駅の間にあった作見駅を「加賀温泉」と改称した駅です。

さて加賀温泉駅に降り立つのは実に35年ぶり。旅館の旗を持ってお迎えしている光景はその頃と変わりません。ただ田畑が広がっていた駅周辺には大きなショッピングセンターができ、その中に入っているお土産処「加賀百撰街」がたいへん賑わっています。そして、この「加賀百撰街」の横に小さなバスが止まっています。



このミニバスは「CANBUS」。加賀市の「まちづくり加賀」が運行する周辺観光地巡回バス。          
加賀市内と小松市内にある観光地、温泉など29ヶ所のバス停を海・山の2コースに分け、約30分~1時間に1本のペースで運行されています。

私の住む地域も同じですが観光地が散在していると、せっかく他所から訪れても車がなければたいへん不便です。このCANBUSはそんなデメリットを解消する画期的な取り組みです。


この封筒が乗車券(1,000円)。外国人観光客向けに英語・中国語・韓国語の表記もされています。
しかし全部の観光地を巡るのは1日では無理。もちろんお得な2日用(1,200円)も用意されています。


封筒の中にはミシン目の特典券が入っています。
切り離して提示すると13の施設でプレゼントやサービスが受けられます。
なんと裏返すと「FREE one drink service」とか「Get original gift FREE for
all visitors」などとプレゼントやサービスの内容が英文で書かれています。

※明日はこのCANBUSに乗って、お寺に出掛けます。

CANBUSについては>>>こちらをご覧ください。

FDA静岡小松線 その3 粟津温泉恋人の聖地 (開港まで108日) 

2009-02-16 22:46:18 | 静岡空港就航先への旅
静かな温泉の中に「恋人の聖地」があります。
「恋人の聖地」とは静岡市のNPO法人「地域活性化支援センター」が推進する、若い人々に魅力のある観光地づくりのプロジェクトで、全国100ヵ所が認定されています。


たくさんの南京錠と「いっしょにいられますように」との願いが書かれた絵馬が掛けられたメモリアルロック。この場所だけは熱いのか?雪が積もっていません。


メモリアルロックの近くにある「幸せの鐘」。「おっしょべ恋物語」がその名の由来となった「おっしょべ公園」の中にあります。

粟津温泉の各旅館では、この「恋人の聖地」プロジェクトに合わせた、カップル向け宿泊プランを用意しています。
>>>詳しくは粟津温泉観光協会「恋人の聖地」のサイトをご覧ください。

FDA静岡小松線 その2 古湯 粟津温泉 (開港まで109日) 

2009-02-15 23:37:17 | 静岡空港就航先への旅
北陸最古の温泉「粟津温泉」は、小松市の西南部にあり、開湯は今から約1300年ほど昔の奈良時代(718年)。白山を開山した泰澄大師が白山大権現のお告げ通りに粟津の地を掘ったところ、湯が湧き出したといういわれがあります。


小松空港は市街地に近く、最寄の小松駅まではバスで12分。
そこから、バスを乗り換えておよそ30分で静かな古湯「粟津温泉」に到着します。


中央に見えるのは「黄門杉」。加賀百万石の2代藩主、前田利常が植えた大きな杉です。前田利常は中納言であったため中納言職の漢風名である「黄門」の名が付けられました。
横にある老舗旅館「法師」は、湯治宿として泰澄大師の弟子により建てられた歴史を持ち、「世界最古の宿」としてギネスブックに認定されています。


こちらは黄門杉の近くにある「粟津温泉総湯」。
昨年8月に新築移転した真新しい公共温泉です。


明日は古湯「粟津温泉」のもう一つの顔をお届けします。

FDA静岡小松線 その1 小松空港 (開港まで110日) 

2009-02-14 20:57:33 | 静岡空港就航先への旅
富士山静岡空港からは、札幌(新千歳)、小松、福岡、熊本、鹿児島、那覇とソウル、上海へ合わせて週102便の定期便が予定されています。このカテゴリー「静岡空港就航先への旅」は、静岡空港定期便就航予定先の旅情報を、私の視線でご案内するコーナーです。

さて、本日からは7月に就航が予定されているFDA(フジドリームエアラインズ)の静岡小松線を利用して、石川県加賀地方の旅をご案内します。


小松空港は自衛隊との供用空港で、正式には「小松飛行場」といいます。
札幌、仙台、成田、東京、福岡、那覇、ソウル、上海、台北との定期便がある北陸最大の空港です。金沢と福井、2つの大きな都市の間にあり、金沢へはバスで約40分、福井へは約60分。
空港所在地の小松市の人口が約11万人ということを考えると、静岡と浜松の中間にある富士山静岡空港と同じような立地に思えます。


冬は雪吊をした木を見ることが出来ます。
雪の多い地方ならではの光景です。


ちょっと小降りになったかと思うと、突然回りが見えなくなるほどの雪が降ってきます。10年に1度しか雪が降らない地方で過ごしていると、その激しさには驚き、慌てるばかりです。小松がこのようなお天気の時、静岡空港の周りは冬の青空が広がっているはず。1時間程度でこの気象の変化を体感できるのは、飛行機だからこそだと思います。

※明日はバスに乗って温泉に向かいます。

新カテゴリー 「静岡空港就航先への旅」 (開港まで150日)

2009-01-05 23:18:26 | 静岡空港就航先への旅
昨日に引き続き新しいカテゴリー追加のお知らせです。
今日新たに追加したカテゴリーは「静岡空港就航先への旅」。こちらは静岡空港から定期便就航が予定されている「札幌(新千歳)」「福岡」「那覇」「小松(金沢)」「熊本」「鹿児島」の各都市を”私の目線”でご紹介するものです。


ということは、当然現地に赴く必要がありますので、1年にご紹介できるのはごくわずかかと思いますが、ガイドブックとは違う旅をご案内できればと考えています。


もちろんお金と時間に余裕があれば、海外就航先の「ソウル」「上海」もご紹介したいところですが、それがいつになるかは私も予想がつきません(笑)。