Gの魂

GEN的男学の咆哮

ボクサーがボクサーであり続ける理由

2023-12-29 | ボクシング

先日行われた井上尚弥選手の興行にてマニアを唸らせたのがでセミファイナルで行われた日本バンタム級タイトルマッチ☆

堤聖也vs穴口一輝の試合でした。

堤選手は九州学院、穴口選手は芦屋学園時代に全国大会で優勝するなどの実力者同士の好カードであります。

 

Leminoの生配信で観戦。

 

激闘でしたがおそらく世間一般では試合が行われたこと自体認知されていないでしょう。

井上尚弥が規格外なだけで社会におけるボクシングのポジションなんてそんなものかと。

それは良いとして結果は

 

試合終了10秒前に穴口選手がダウン、この失点が僅差判定のポイントに大きく響きました。

 

しかしながら勝った堤選手も被弾の数が尋常ではなく激しい出血に見舞われており。

顔だけみたらどちらが勝者かわからぬほど。

敗れた穴口選手は試合後、足が痙攣をして自力でリングを降りれませんでした。

非常に危険な状態だったと思います。

 

観衆もおおいに湧いた激闘でしたけれど

これではどちらの選手もいずれ『壊れ』ます。

『壊れる』は業界でいう隠語ですが隠語になってませんね、要はパンチドランカーです。

 

壊れたボクサーは極端に打たれ脆くなり、さほど強くないパンチを貰ってもダメージを感じるようになります。

被弾数の積み上げが原因ゆえいわゆる激闘型の選手がキャリア後半に陥りますが。

若い選手でも繰り返し痛烈なパンチを浴びていると短期間で壊れる事があります。

 

見ていてわかりますよ、

あっこの選手もう壊れてるな・・・って。

認めたくありませんがぼく自身も最後は壊れていた自覚がありましたから。

 

 

もし穴口選手が最後にダウンをしていなければ勝敗は逆だったかもしれません。

それほど僅差だったから穴口側のセコンドもタオルを投げるタイミングは難しかったと思う。

 

でもトレーナー最大の任務は自ら担当したボクサーを無事家族の元に帰してあげる事。

 

それならば・・・

 

ボクシングという競技自体、もう廃止にしてしまった方が良いかもしれませんよね。

と、いう身もふたもない結論に達しました。

 

やれやれ、です。 (^-^;)

 

押忍


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