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Gの魂

GEN的男学の咆哮

開国の街

2020-07-03 | 日本史

先日ちょいと用事があり、久しぶりに浦賀に立ち寄ってきました。

 

 

京急浦賀駅で下車すると間もなく左手にかつての造船所、浦賀ドックがあります。

塀越しにですが当時使用されていたクレーンを見る事ができるんですよね。

 

そのまま海方面に歩いていくと

 

船着き場が見えてきます。

 

 

対岸までの渡し船は今時分趣がありますね。

 

 

太平洋戦争終結後に軍人らはここ浦賀港を引揚指定港とし、中部太平洋や南方諸地域、中国大陸などから約56万人を受け入れたのだとか。

 

そしてこちらの碑文によりますと

 

引揚船内では栄養失調や疫病で倒れる者が続出しコレラも発生、その後も続々と感染者を乗せた船が入港し、浦賀検疫所では大防疫が実施されたそうです。

 

終戦にも関わらず祖国を目前に多くの人々が感染病で亡くなったという史実。

疫病の歴史を振り返ると感慨深いです。

 

さらに歩き

 

岬に着くと燈明堂(とうみょうどう)の跡地が。

燈明堂とはかつてこの地にあった灯台の名称だそうです。

 

対岸の房総半島が結構近くに見えます。

 

 

逗子葉山、鎌倉そして横須賀から三浦半島そしてこの浦賀。

このエリアは昔から友人や親戚が住んでいたのでよく車で走ってました。

でも歩いた記憶はあまりないんです。

 

歩かないと見えないもの

歩いて初めて気付くもの

 

知っている街なのになぜか新鮮で懐かしい。

ほんの少しノスタルジックな時間でした。

 

 

押忍

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