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Gの魂

GEN的男学の咆哮

GEN的死生観論

2016-03-11 | こんな事考えてる

約10年ぶりに映画『ミリオンダラー・ベイビー』を観ました。

 

 

知ってますか?

当時のアカデミー各賞を総なめにしたクリント・イーストウッド監督の名作です。

前回は映画館で鑑賞したけれど今回はCS放送をHDに録画したのを観ました。

 

アメリカ映画は皆ハッピーエンドとは限りません。

この作品のラストシーンは重いんです。

救いようがありません。

観るのは2度目なのに今回も最後は茫然として動けなくなってしまいました。

 

 

だけど個人的に映画としての質と完成度は非常に高いと感じてます。

ぼくにとってクリント・イーストウッドと言えばダーティ・ハリーなんですが。

晩年はこんな渋い役や作品制作もこなしていたんですね。

 

物語の内容は現在までたくさん紹介及び評論されていると思うのでここでは割愛します。

当時ぼくはてっきりボクサーの物語だと思ってこの作品を観たわけですが。

実は尊厳死という難しいテーマを扱っていたと気付いたのは観終えた後でした。

事実この作品は名作と称えられる一方で障害者団体や活動家等から批判を浴びたとの事で。

そしてさらに大きな論争にも発展したそうです。

 

生死にまつわる究極の選択を迫られた時に人がとる行動。

果たしてそれは神にも背く行為なのか否か。

 

作品の中でも外でも人それぞれ様々な価値観や倫理観が交錯します。

もし機会があったらぜひ観てください。

 

 

 

 

 

 

押忍

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