Gの魂

GEN的男学の咆哮

是正すべきものとは?

2008-01-21 | こんな事考えてる
日雇い派遣の大手・グッドウイルに業務停止命令が出たらしい。


結果、職を失い、迷惑を被るのは弱者の立場の労働者であろう。



小泉政権が残したキーワード『格差』の爪痕は、
着実にその傷口を広げている






ぼくの地元横浜に 
法律関係の個人事業を営む女友達がいる。



労働関係の業務を行う彼女は 
今月にも事務所を市内の一等地に移転するそう。


彼女は大きなリスクを承知で女1人でこの世界に挑み、
そして成功したのだ。



だが彼女自身もいち労働者として 
開業前から今日に至るまで、大変な苦労をする。



もう10年以上前だったと思う 

彼女からこんな言葉を聞いた。



『人生とは闘うこと』 

まあ、ぼくも当時はイケイケの頃だったから

共感できる部分もあったが・・
正直、痛々しい気持ちにもなった。


だが 彼女にとって、
そう思わなければ、越えて行けないものがあったのも事実だろう。







まじめに働けばそれなりの生活が約束される。

 

市場原理主義が横行する現代は、そんな時代も過去になりつつある。


さらに世間は労働者のそんな弱みも見逃さない。



最近は本屋で、
起業などビジネスの成功に関するノウハウ本を良くみかける。


儲かる、成功するなどの怪しい文字が大きく記され、人々の関心を煽る。







先述した法律家の彼女は以前、こんな事も言っていた。



仕事で苦しんでいた時、私に『頑張って、当たって砕けろ!』
って言う人がいたけど砕けるのは私なんですよね。
人の事だと思って・・



そういって笑う彼女の表情はここ数年 
非常に穏やかになったように感じも。



だが彼女はきっと ・・・いまでも闘っている。







『頑張る』事が素晴らしいというのには異論はない。

自分の人生だ。



だが、常に自分を追い込まなければならぬ人生が、
いや社会が良いかどうかは、正直、わからない。



ぼく自身、いまだ自分の着地の姿は  


はっきりと見えていない。
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