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~色々なものに興味がありすぎて困っている音楽家が日々の出来事や想いを綴っています~

帝王“カラヤン”(1)

2010-02-05 06:00:00 | 音楽
                           
<20100205>カラヤン(HERBERT VON KARAJAN)のDVDを2枚買いました。音楽に“完璧”という言葉を使うことはないはずなのですが、カラヤンの音楽にはそれが当てはまると思ってしまいます。思い起こせばカラヤンに憧れたのは音楽を志した中学生の時…中学生にとっては高価であったレコードを小遣いを貯めては買ったものです。それから数年後、音楽を仕事にして間もない頃にコンサートの優先チケット販売の案内が届き、そのお陰で生のカラヤンを聴くことができました。結果的にはカラヤン最後の来日となってしまった1988年(昭和63)年…4月29日のザ・シンフォニーホールのことは今でも鮮明に覚えています。体調不良が伝えられていたので本当にカラヤンが登場するのかどうかという緊張感、登場とともに沸き起こった割れんばかりの拍手、そして始まった魔法のような指揮とベルリンフィルの個性の強い音、演奏後の余韻、その余韻の後のブラボーと嵐のような拍手…チケットは1枚27,000円(2枚54,000円)もしたのですが、それ相応だと思えました。今回は仕事で使うためにDVDを買ったのですが、これを見て昔の記憶が…音楽はタイムカプセルのようです。※写真=ベートーヴェンとチャイコフスキーのDVD…ネットオークションで1枚僅か1,530円とは信じられないような価格です。
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