私はかずにぃの温かい腕の中から体を離して、話を切り出した。
「かずにぃ・・・。話したいことがあるの」
私は、すぅっと息を吸って、震えながら息を吐き出した。
「私、かずにぃとは、付き合えない」
かずにぃは一瞬、目を見開いたけど、黙って私の言葉を待っていた。
「・・・・・・好きな・・・ヒトが、いるの」
やるせない目をして、その目を一瞬閉じるとかずにぃは、
「・・・・・・トオルってヤツか?!」
と、私に尋ねた。
私は、黙って頷いた。
「オレよりも、そいつが、好き、か・・・」
かずにぃの声は途切れがちになって、それから黙り込んでしまった。
重々しい空気が私達の周りを包んだ。
かずにぃよりも、トオル君が好き・・・・・・
彼と一緒にいる時は、それをはっきりと確信することが出来る・・・のに、
なんで、こんな風にひとたび離れると不安が忍び寄ってくるんだろう・・・。
「ははっ・・・。タイミング悪いよな。オレ達・・・」
かずにぃの声に、現実に引き戻された。
かずにぃはソファに座り込むと、肩を落として、思い詰めた目をして考え込んでいた。
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私は、すぅっと息を吸って、震えながら息を吐き出した。
「私、かずにぃとは、付き合えない」
かずにぃは一瞬、目を見開いたけど、黙って私の言葉を待っていた。
「・・・・・・好きな・・・ヒトが、いるの」
やるせない目をして、その目を一瞬閉じるとかずにぃは、
「・・・・・・トオルってヤツか?!」
と、私に尋ねた。
私は、黙って頷いた。
「オレよりも、そいつが、好き、か・・・」
かずにぃの声は途切れがちになって、それから黙り込んでしまった。
重々しい空気が私達の周りを包んだ。
かずにぃよりも、トオル君が好き・・・・・・
彼と一緒にいる時は、それをはっきりと確信することが出来る・・・のに、
なんで、こんな風にひとたび離れると不安が忍び寄ってくるんだろう・・・。
「ははっ・・・。タイミング悪いよな。オレ達・・・」
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かずにぃはソファに座り込むと、肩を落として、思い詰めた目をして考え込んでいた。
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