私はトオル君の胸に手をあてると、その体を引き離した。
「・・・・・・別れよっ」
私は、途中で言葉に詰まってしまっていた。
「えっ!?」
トオル君は、驚いて、
「・・・・・・何、言うんだよ。いきなり」
と、聞き返した。
「別れよう・・・」
私はもう一度、今度は彼が聞き取れるようにはっきりと言った。
「なんで、急にそんなこと・・・」
トオル君は、絶句してた。
「どうして?」
トオル君は信じられないと言った顔で私の顔を見詰めた。
さっき何度も心の中で復唱していた言葉を言わなくちゃ・・・。
だけど、彼を目の前にすると、言葉が徐々に凍りついていった。
「ハルナ・・・。もしかして、さっきの過呼吸とこのことは何か関係があるのか?」
トオル君は、真っ直ぐに私を見詰めながら、問い掛けた。
私はそのことに答えずに、ただ、
「もう、トオル君とは付き合えない・・・。ごめんなさい」と唇を噛み締めた。
トオル君は肘杖を付くと頭をクシャクシャと掻きながら、
「それじゃ、分かんないよ・・・。どうして、そんな風に、考えるんだよ・・・」
と、呟いた。
トオル君は、泣いている私にティッシュBOXを渡すと、
「別れるなんて、無理だよ」
と、きっぱりと言い放った。
そして、私の目を覗きながら、確信を持って私に語り掛けた。
「・・・・・・それに、君の目は僕を愛してるって言ってる」
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「・・・・・・別れよっ」
私は、途中で言葉に詰まってしまっていた。
「えっ!?」
トオル君は、驚いて、
「・・・・・・何、言うんだよ。いきなり」
と、聞き返した。
「別れよう・・・」
私はもう一度、今度は彼が聞き取れるようにはっきりと言った。
「なんで、急にそんなこと・・・」
トオル君は、絶句してた。
「どうして?」
トオル君は信じられないと言った顔で私の顔を見詰めた。
さっき何度も心の中で復唱していた言葉を言わなくちゃ・・・。
だけど、彼を目の前にすると、言葉が徐々に凍りついていった。
「ハルナ・・・。もしかして、さっきの過呼吸とこのことは何か関係があるのか?」
トオル君は、真っ直ぐに私を見詰めながら、問い掛けた。
私はそのことに答えずに、ただ、
「もう、トオル君とは付き合えない・・・。ごめんなさい」と唇を噛み締めた。
トオル君は肘杖を付くと頭をクシャクシャと掻きながら、
「それじゃ、分かんないよ・・・。どうして、そんな風に、考えるんだよ・・・」
と、呟いた。
トオル君は、泣いている私にティッシュBOXを渡すと、
「別れるなんて、無理だよ」
と、きっぱりと言い放った。
そして、私の目を覗きながら、確信を持って私に語り掛けた。
「・・・・・・それに、君の目は僕を愛してるって言ってる」
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