オレ達は無言でお互いの瞳を・・・・・・、心の中を探り合った。
これはトオルから貰ったもんなんだろう?
本当は、まだあいつのことを今も愛してるんだろう?
なのに、お前はこれからも何もかも胸に秘めて、オレの妻を演じていく気なのか?
愛しているからこそ、ハルナの口から聞きたい。
なぜ、お前はこれを隠してオレに抱かれたのか・・・・・・。
・・・・・・本当にオレを愛しているのか?
ハルナはベッドから体を起こすと、オレから目を逸らさず、ゆっくりとブラウスのボタンを外し始めた。
「ハルナ・・・・・・」
ブラウスを脱ぎ捨て、ブラジャーを外すと黙って俺の手を引きその白い胸に押し当てた。
「いいよ。・・・・・・抱いても」
ハルナはそう言うと黙って目を瞑り、一筋の涙を流した。
手の中にあるハルナの肌は数時間前にあれほど熱く抱き合ったとは信じられないほど冴え冴えとして、小刻みに震えていた。
何も言わないのか・・・・・・。
オレは急に何とも言えない無力感に苛まれた。
愛してても、哀しい・・・・・・。
愛してても、虚しい・・・・・・。
抱き合ってもオレ達の間にあるもどかしい距離感は埋められないのか?
オレはハルナの手を取ると、ペンダントをその手の中に返し、彼女に服を着せ、胸のボタンを閉じた。
「カズト・・・・・・?」
窓辺に立ち、「ごめん」とだけいうと、血の気のすっかり引いた指先で椅子に掛けたジャケットを手に取り、内ポケットを探った。
そういや、禁煙してたっけと苦笑し、ジャケットを椅子に放った。
ふと外を見ると、雨は雪に変わっていた。
「ハルナ、雪だ・・・・・・」と言い掛けて、電信柱に立つある人影にぎくりとなった。
・・・・・・トオル?!
金髪に黒いコートを着た長身の男・・・・・・。
男はゆっくりと窓を見上げ、そしてオレと目が合った。
・・・・・・間違いない!!
「直ぐ戻る!」
そうハルナに言い残し、オレは慌てて部屋を飛び出すと、転がるように階段を駆け下りていた。
「あいつ、日本に戻って来ていたのか?!」
靴を履くのももどかしく、オレは裸足のまま玄関を飛び出していた。
・・・・・・既に外に人影は無かった。
だが、ちらつく雪の中に立ち尽くしながらオレは確信していた。
ヤツが日本に帰って来ているという事を。
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↑私のお薦めのブログ、探してみてね♪
これはトオルから貰ったもんなんだろう?
本当は、まだあいつのことを今も愛してるんだろう?
なのに、お前はこれからも何もかも胸に秘めて、オレの妻を演じていく気なのか?
愛しているからこそ、ハルナの口から聞きたい。
なぜ、お前はこれを隠してオレに抱かれたのか・・・・・・。
・・・・・・本当にオレを愛しているのか?
ハルナはベッドから体を起こすと、オレから目を逸らさず、ゆっくりとブラウスのボタンを外し始めた。
「ハルナ・・・・・・」
ブラウスを脱ぎ捨て、ブラジャーを外すと黙って俺の手を引きその白い胸に押し当てた。
「いいよ。・・・・・・抱いても」
ハルナはそう言うと黙って目を瞑り、一筋の涙を流した。
手の中にあるハルナの肌は数時間前にあれほど熱く抱き合ったとは信じられないほど冴え冴えとして、小刻みに震えていた。
何も言わないのか・・・・・・。
オレは急に何とも言えない無力感に苛まれた。
愛してても、哀しい・・・・・・。
愛してても、虚しい・・・・・・。
抱き合ってもオレ達の間にあるもどかしい距離感は埋められないのか?
オレはハルナの手を取ると、ペンダントをその手の中に返し、彼女に服を着せ、胸のボタンを閉じた。
「カズト・・・・・・?」
窓辺に立ち、「ごめん」とだけいうと、血の気のすっかり引いた指先で椅子に掛けたジャケットを手に取り、内ポケットを探った。
そういや、禁煙してたっけと苦笑し、ジャケットを椅子に放った。
ふと外を見ると、雨は雪に変わっていた。
「ハルナ、雪だ・・・・・・」と言い掛けて、電信柱に立つある人影にぎくりとなった。
・・・・・・トオル?!
金髪に黒いコートを着た長身の男・・・・・・。
男はゆっくりと窓を見上げ、そしてオレと目が合った。
・・・・・・間違いない!!
「直ぐ戻る!」
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「あいつ、日本に戻って来ていたのか?!」
靴を履くのももどかしく、オレは裸足のまま玄関を飛び出していた。
・・・・・・既に外に人影は無かった。
だが、ちらつく雪の中に立ち尽くしながらオレは確信していた。
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