フラワーガーデン

ようやく再会したハルナとトオル。
2人の下す決断は?

満ち足りて

2005年11月08日 02時12分55秒 | 第6章 恋愛聖夜編~ハルナの章~
新聞配達のバイクの音で、私ははっと目を覚ました。
私の横では、静かな寝息を立ててかずにぃが眠っていた。

改めて、何も着ていないことに気付いて慌ててベッドの横に落ちている服を掻き集めた。
下腹部に鈍い痛みが走り、一瞬何が起こったのか理解するまでに時間が掛かった。
私は自分の体に起きた変化に動揺していた。

以前とは明らかに違う痛み・・・。
そして、私の体の中にはかずにぃの生々しいまでの感触が刻まれ、彼自身がまだ私の中にいるような錯覚さえ起こしていた。

「おはよう・・・」
不意にかずにぃは私の腕を背後から引っ張ると、その胸に抱き寄せた。
「お、起きてたの・・・!?」
「今起きた」
かずにぃは、私の髪を撫でながらキスした。
「生まれて初めてだよ」
「え?何が??」
「こんなに幸せなのは・・・」
私は、昨日の夜を思い出して、恥ずかしくて顔が真っ赤になって行くのが分かった。

かずにぃは、そんな私の顔を見て、笑いをかみ殺しながら、とても満ち足りた微笑を浮かべると、
「可愛かったよ」と、もう一度、抱き寄せた。


「・・・ダメだ」
「え?!何が??」
「また、抱きたくなってきた」
かずにぃは上体を起こすと、小学生の頃のようなあどけない笑顔で私の瞳を覗き込んだ。

「・・・ダメ?」
「・・・ダメ!」
「・・・したいな」
「・・・絶対、ダメ!」
「・・・良くなかった?」
「・・・そんなこと、聞かないで・・・」
そう答えると同時に唇は塞がれ、再びかずにぃは体を重ねてきた。



にほんブログ村 ポータルブログへ

にほんブログ村 小説ポエムブログへ
人気blogランキングへ

忍者TOOLS

裏切りの夜

2005年11月07日 21時36分23秒 | 第6章 恋愛聖夜編~ハルナの章~
かずにぃはいつから煙草を始めたんだろう・・・。
いつから、大人の男性になっていたんだろう・・・。
私の知らない男のヒトが今、ここにいる・・・。

かずにぃは慎重に、私の服を脱がせると、自分自身の服も脱ぎ捨てた。
そして、私を自分の胸にそっと抱き寄せた。

かずにぃはただ黙って私と一緒にベッドに横たわると、そぉっと私の背中を優しく撫でた。
私はかずにぃの、トクントクンと言う心臓の音を聞いて、初めて安らぎを感じている自分自身に驚いた。

恥ずかしさも、恐怖心も全てかずにぃが抱き止めてくれた。
そんな気がした・・・。

かずにぃはゆっくりと上半身を起こすと、私の唇に、首に、胸に、その唇を這わすと、私の体を押し開き、更に下へと降りてきた。

呼吸が乱れ、気を失いそうになる。
もう言葉が追いつかない。
体が甘い感覚で満ちてくる。

かずにぃは顔を秘所から離すと、そのまま上半身を起こし、静かに私の中に体を沈めて来た。

「・・・あっ。った・・・い」
甘い痛みが体を貫こうとしていた。

「・・・力、抜いて・・・」
かずにぃは更に私の体を押し開こうとした。

痛い。・・・痛・・・い。
生まれて初めて体験する痛みに何度も気を失いそうになった。

かずにぃは、「大丈夫だから・・・。もっと力を抜いて」と、耳元で囁いた。
そして、「ハルナ、愛してる・・・」
そう言うと、更に深く私の中に入ってきた。

「嬉しいよ・・・」
かずにぃは、ゆっくり私の中で動き始めた。


「嬉しいよ・・・」
初めてキスをしたあの日のトオル君のはにかんだ笑顔が、涙で歪んで流れ落ちた。


にほんブログ村 ポータルブログへ

にほんブログ村 小説ポエムブログへ
人気blogランキングへ

忍者TOOLS

目眩

2005年11月06日 22時12分58秒 | 第6章 恋愛聖夜編~ハルナの章~
あまりにも、唐突なかずにぃの言葉に体中の血の気が引いていった。

「わ、私が・・・・・・好きなのはトオル君なんだよ」
かずにぃは床にへたり込んだ私の顔を凝視し、何も言わずに私を抱え上げ階段を上り始めた。

「下ろして!下ろしてよ!かずにぃなんか嫌い!!大嫌いなんだから!!!」
私はこぶしを振り上げてかずにぃの胸を叩いた。
かずにぃは私をベッドに下ろしながら、
「本当に?本当に、オレを心から嫌いか?・・・・・・ハルナ」
そう問い掛けると、ゆっくりと仰向けになっている私の上に乗り、唇を重ねた。

この間の夜、貪るように体を求めてきた時とは違う。
かずにぃのその目からも明らかにそれは伝わってきた。

本当にオレのことが嫌いだと拒絶できるのか・・・?


まるで私の心を見透かしているかのようなかずにぃの目を見ることが出来ずに、私は目を逸らした。
けれど、かずにぃは決してそれを許してくれなかった。
「オレの方を向くんだ。ハルナ」



右手で制服のブラウスのボタンをひとつひとつ開けながら、もう片方の手ではブラの上から胸を愛撫し始めた。
背中のブラのホックを外すと、直接乳房にそのごつごつとした長い指を忍び込ませてきた。

気持ちいい・・・
そう思ってしまう自分の顔を見られたくなくて両手で顔を覆った。
「ハルナ・・・」
そんな抵抗も空しくかずにぃは私の両手首を掴むと、私の目を覗き込みキスを求めてきた。

かずにぃの肌けたシャツからはほのかに煙草の匂いがした。
その大人の男性の匂いに私は軽く目眩がした。


にほんブログ村 ポータルブログへ

にほんブログ村 小説ポエムブログへ
人気blogランキングへ

忍者TOOLS

後悔の選択

2005年11月06日 18時54分34秒 | 第6章 恋愛聖夜編~ハルナの章~
かずにぃはそっと私の涙を拭きながら、私の頬に手を当ててキスをした。
そして、まるで壊れ物を抱きしめるように優しく私を抱きしめると、声を詰まらせながら耳元で囁いた。

「決めた。・・・・・・後悔することにした」
「後悔、する?」

かずにぃは、私の肩に手を回し、リビングの外へと連れ出した。
「どこへ行くの?」
「お前の部屋」
私は驚いて歩を止めた。

「今、抱いたらきっと後悔する。でも、抱かなかったら、どの道、後悔するんだ。
だったら・・・・・・」

かずにぃは、言葉を詰まらせながら続けた。


「トオルからお前を奪う」



にほんブログ村 ポータルブログへ

にほんブログ村 小説ポエムブログへ
人気blogランキングへ

忍者TOOLS

断ち切れない想い

2005年11月06日 08時02分36秒 | 第6章 恋愛聖夜編~ハルナの章~
沙代子のお姉さんと私は喫茶店に入った。

「私はアイスコーヒー。ハルナちゃんはジュースでいい?」


暫くして、ウェイターが私たちの飲み物を持ってきた。
「ハルナちゃん、あのね。私、さっき、片岡君に告白しちゃった」
沙代子のお姉さんは嬉しそうに私の顔をじっと見つめながら言った。
「え・・・・・・?!」
私の飲んでいたジュースの氷がカランと音を立てて、崩れた。


「そしたら、片岡君、『いいよ』って・・・。でね、片岡君、すんごく優しくて、それで・・・」
私は段々気持ちが悪くなってきた。

「・・・優しく、抱きしめてくれて、・・・そのまま、私達・・・・・・」

ガタン

私はもうそれ以上聞いていることが出来なくて、席を立った。

「彼、ベッドでも私の髪をずっと撫でてくれて。優しかった・・・・・・片岡君」
彼女は自慢の長い髪にそぉっと手を通しながら、嬉しそうな顔で微笑んだ。
「ご、ごめんなさい。私・・・、用事を思い出して・・・だから・・・」
それだけをやっと言うのが精一杯だった。

ジュース代をテーブルに置くと零れ落ちそうになる涙を堪えて、急いでその場を去った。

私は泣きながら走った。




私は2年前のその時、かずにぃへの思いを断ち切ったはずなのに・・・・・・。

ソファで苦渋に満ちたかずにぃの横顔を見ながら、涙が頬を伝っていた。

「ハルナ?!」
かずにぃは私の様子に気が付き、ソファから立ち上がると私の涙を手で拭った。


にほんブログ村 ポータルブログへ

にほんブログ村 小説ポエムブログへ
人気blogランキングへ

忍者TOOLS

運命の歯車

2005年11月05日 22時03分36秒 | 第6章 恋愛聖夜編~ハルナの章~
私は2年前のあの日の出来事も鮮明に思い出していた。

私は、九州の父の転勤から戻って来ることになった。
人伝に、かずにぃが足の怪我で入院してから、荒れていることを聞いて心を痛めていたから、早く帰りたい、そして、出来ることなら、私がかずにぃを救ってあげたいと思っていた。

私の家がかずにぃの隣りに出来ることを聞いて私は凄く嬉しかった。
それに、家が出来るまでは一緒に住める・・・そう思うと、心が躍った。

私は東京に戻って早々、丁度、小学校のクラスの同窓会に呼ばれ、そこで小谷沙代子に再会した。
昔から、とても落ち着きのある子で、私は再会以降、良く遊んだ。

彼女には4つ年上のお姉さんがいて頭のいい聡明な感じの女性だった。
後で、彼女がかずにぃのクラスメートでしかも級長だったことが分かってから、かずにぃの話題で私達はとても盛り上った。
そして、次第に、彼女がかずにぃにほのかに想いを寄せていることも分かってしまった・・・。

「あんな素敵なヒトがかずにぃを好きだってこと、かずにぃが知ったら・・・かなわない」
それでも、私は想いを込めて1ヵ月後のかずにぃの誕生日に手作りのプレゼントを上げようと頑張って手袋とブックカバーを作った。



プレゼントは誕生日当日の朝に何とか仕上がった。

「出来た!・・・ちょっとイビツだけど・・・。気持ちが大切だもんね」
そう言い聞かせながら、バースデーカードを買いに出掛けた。

「好きです・・・じゃぁ、なんかちょっとイマイチ、インパクトに欠けるかな・・・。
今更って笑われるかもなぁ・・・」
そんな風に、あれこれとカードに書く内容を考えながら歩いていた。

すると、突然、前方から走ってきたヒトとぶつかった。
「あ!ごめんなさい!」
顔を上げて謝ると相手は小谷沙代子のお姉さんだった。
「ハルナ、ちゃん・・・」
彼女の様子がいつもと違ってなんとなくおかしかったので、私は、
「どうしたんですか・・・?」
と、尋ねた。
「ううん。何でもない・・・。それより、ハルナちゃんこそ、どうしてここに?」
私は、彼女のかずにぃに対する気持ちに気付いていたので、
「・・・ちょっと、ウインドウショッピングを」と、咄嗟にウソをついてしまった。
「そう・・・じゃ、私急いでいるから」と、沙代子のお姉さんは言った。

だけど、お互いが2、3歩歩き始めたところで、お姉さんは、
「あ!やっぱり、ちょっと時間もらえるかな??」と、私を呼び止めた。



もしこの時、この問いかけに応じなければ、運命の歯車が狂うことはなかったのかもしれなかったのに・・・・・・。






にほんブログ村 小説ポエムブログへ
人気blogランキングへ
↑ブログランキングに参加しています。
押して頂けると励みになります。
忍者TOOLS

横顔

2005年11月05日 15時16分30秒 | 第6章 恋愛聖夜編~ハルナの章~
あれは、私達家族が引っ越す2、3日前だった。
かずにぃの家でお別れパーティを開いた時のことだ。

かずにぃは大泣きしながら、
「おばさん!引っ越さないで!!ハルナ!行くなよ!!」
と、私を抱きしめて離さなかった。

・・・あ、あれ??かずにぃ、なんかパパ臭い匂いがする・・・

それから数秒後。
パーンと言う音と共に私達の体が揺れた。

「こら!!!カズ!!!まーーったく、お前って子は!!
小学生のくせにビールなんか飲んで!!!」
「痛ってーーー!!頭がオヤジみたいに禿げたらどーすんだよ!!
男はなぁ!つらい時は黙って酒を飲むんだ!!」

(かずにぃ・・・それ、酔った時のおじさんのセリフと一緒だから・・・)


かずにぃは、叩かれた後頭部を押さえながらおばさんに反論してた・・・。
それからかずにぃは暫く思い詰めた顔で私を抱きしめた。

「もっと、優しくしてやれば良かったな。ごめんなぁ~」
そう言うと、そっと私にキスをして、周りの大人達(と、私)を驚かせた。
その直後、バターンと倒れて爆睡したから本人は覚えてないと思うけど・・・。



今、ソファに座り込んでいるかずにぃに当時の面影が重なった。
いつも強引だったかずにぃ・・・。
自信満々で一点の迷いもなく私の手を引っ張って常に前を向いて歩いていたかずにぃ・・・。



もしもあの時、・・・2年前に、私が勇気を出して告白していたら、私達は今付き合っていたかもしれない。
タイミングが悪い・・・
そうなのかもしれない。

身じろぎ一つしない・・・。
今、一体、何を考えているの?

私はただ、かずにぃのつらそうな横顔を見ているしか出来なかった。





にほんブログ村 小説ポエムブログへ
人気blogランキングへ
↑ブログランキングに参加しています。
押して頂けると励みになります。
忍者TOOLS

タイミング

2005年11月04日 23時54分47秒 | 第6章 恋愛聖夜編~ハルナの章~
私はかずにぃの温かい腕の中から体を離して、話を切り出した。


「かずにぃ・・・。話したいことがあるの」
私は、すぅっと息を吸って、震えながら息を吐き出した。

「私、かずにぃとは、付き合えない」
かずにぃは一瞬、目を見開いたけど、黙って私の言葉を待っていた。
「・・・・・・好きな・・・ヒトが、いるの」

やるせない目をして、その目を一瞬閉じるとかずにぃは、
「・・・・・・トオルってヤツか?!」
と、私に尋ねた。
私は、黙って頷いた。

「オレよりも、そいつが、好き、か・・・」
かずにぃの声は途切れがちになって、それから黙り込んでしまった。

重々しい空気が私達の周りを包んだ。


かずにぃよりも、トオル君が好き・・・・・・


彼と一緒にいる時は、それをはっきりと確信することが出来る・・・のに、
なんで、こんな風にひとたび離れると不安が忍び寄ってくるんだろう・・・。


「ははっ・・・。タイミング悪いよな。オレ達・・・」
かずにぃの声に、現実に引き戻された。

かずにぃはソファに座り込むと、肩を落として、思い詰めた目をして考え込んでいた。



人気blogランキングへ
↑ブログランキングに参加しています。
押して頂けると励みになります。
忍者TOOLS


抱きしめる腕

2005年11月04日 21時38分44秒 | 第6章 恋愛聖夜編~ハルナの章~
「2年前?私が・・・見た??」
私はかずにぃの質問の意味が図りかねて狼狽した。

「だから、2年前の俺の・・・」
そう言い掛けて、私と目が合うと、
「え?!違うのか?」と、言った。
「・・・何が?!何が違うの?」
かずにぃは暫く考え込むと、徐に、
「まぁ、いーや。考え違いなら、それで。
だけど、お前、何であんなに長くてキレイな髪を突然切ったんだよ」
と、いきなり核心に触れてきた。

「・・・言いたくない」
私は、上目遣いにかずにぃを睨むと、口をつぐんだ。
そして、
「私、宿題があるから今日はこれで・・・」
と、かずにぃに背を向けて、リビングを出ようと急いだ。

「待てよ!」
かずにぃのいつになく強い口調に足が止まってしまった。

振り向くと、かずにぃがソファからゆっくりと立ち上がり、私の方に歩み寄って来るのが見えた。


―――今度こそ、本当に抱く―――

あの夜のかずにぃの言葉が脳裏に蘇ってきた。


・・・怖い。
「来ないで!いや!」
かずにぃは暴れる私の手首を掴むと、ふわりとその胸の中に包み込んだ。

「この間は悪かったよ。つい、かっとして、ひどいことをした。ごめんな」
予想しなかったかずにぃの態度に私は驚いて顔を上げた。
「頼むからさ、警戒すんなよ。そんな風に頑な態度取られると、へこむし・・・」

かずにぃは、独り言を言うみたいに言葉を続けた。

「正直、この状況はラッキーだし、出来ることなら、今すぐに、抱きたいと思うよ」

かずにぃは、軽く喉を詰まらせながら、
「だけど、このまんまやっちゃったら、まるっきし、犯罪者みたいじゃん、オレ」
と、言った。
「レイブしたいわけじゃないんだ。ただ、お前の気持ちごと抱きたいだけだ」


私はかずにぃの目をじっと見つめた。
「ハルナはもう、オレのこと嫌いに・・・なった?」
私は頭を横に振った。

「オレが・・・怖い?」
私はちょっと頭を縦に振った。

かずにぃは深いため息を一つつくと、黙ったまま私を抱きしめる腕に力を込めた。



人気blogランキングへ
↑ブログランキングに参加しています。
押して頂けると励みになります。
忍者TOOLS


追い詰められて

2005年11月03日 01時29分19秒 | 第6章 恋愛聖夜編~ハルナの章~
「ただいま~」
学校から帰るなり私は部活で疲れた体をソファに投げ出した。

「お帰り」
私は聞き覚えのある男のヒトの声にはっとして、ソファから飛び起きた。

「か、かずにぃ!どうしてここにいるの?」
「オフクロがハルナにって、夕飯を持ってこさせたんだよ。俺に」
「おばさんが・・・?そう言えばママは?」
「・・・オフクロとおばさんと、二人で芝居を観に行ったよ。
帰るのは10時くらいだってさ」

まさか、それまで二人きり・・・?
私は身構えると、じりじりとかずにぃから少しずつ離れようとした。

「おーい。そういう態度、傷付くんですけど。・・・露骨に逃げようとすんなよ」
そう言って、かずにぃはソファに腰を下ろし、私の隣りに座った。
「久し振り」
「・・・お久し振りです・・・」
「だーかーらっ!フツーにしろって。フツーに」
「・・・・・・」
「・・・っても、無理か」

どうして、かずにぃといると私はギリギリまで追い詰められるような気がしてしまうんだろう。
かずにぃといると、ゆとりのない自分に気が付く。


長い、絶え難い位、長い沈黙が続いた。




「・・・ハルナ。お前さ、いつから俺の事、好きだった?」
かずにぃが両手で顔を覆いながら聞きにくそうに尋ねた。

「いつって・・・分かんない。気付くと、好きになってたから・・・」
声がかすれて上手に言葉が繋がらない。

「2年前に何を見た?」
かずにぃの声が震え、緊張しているのが伝わってきた。



人気blogランキングへ
↑ブログランキングに参加しています。
押して頂けると励みになります。
忍者TOOLS