FC piaZZista

”セールスマン”が結成したフットサルチーム「FC piaZZista」の軌跡とキャプテンの私生活。

三浦しをん「天国旅行」

2010年05月30日 16時34分59秒 | 小説
本日、三浦しをん「天国旅行」を読み終わりました。

「もう一度、立ち止まり、君と問いたい。そこは楽園なのかと――富士の樹海に現れた男の導き、命を賭けて結ばれた妻への遺言、前世の縁を信じ込む女の黒い夢、死後の彼女と暮らす若者の迷い、一家心中で生き残った男の決意……この世とあの世の境目で浮かび上がる、愛と生の実像。光と望みが射し込む、文句なしの傑作短篇集」

前作「光」が大変面白く、発売と同時に図書館予約。
やっと手に入り、さあ読むぞと気合いを入れたら、短編集だった。
しかも、内容は、「心中」がテーマのようである。
7編全てに「死」が付き纏い、結構、疲れる・・・。
決して面白い内容では無かった。
感想も書けないほど頭に残らなかった。
やはり、「死」は、重いテーマである・・・。

池袋「中国家庭料理 楊」

2010年05月29日 12時58分59秒 | グルメ
火曜日の夜は、池袋「中国家庭料理 楊」でした。

先週から残業続きでクタクタである。
この日も、21時過ぎに酔いどれ堕天使と会社を出た。
小腹も空いていたので、「汁なし坦々麺」と「水餃子」の旨い「楊」へ行ってみた。
こんな時間なのにたまたま1つテーブルが空いていた。
さすが、人気店である。
まずは、変ったところで「じゃが芋の黒酢炒め」を注文。

細切りのジャガイモとピーマンを黒酢で炒め、ここにも大量のラー油。
ふっと鼻腔に香る黒酢とラー油の刺激臭が重なりあっており、味はどのようなマッチングをしているのだろうか?
恐る恐る一口食べてみると、意外や意外、イケる。
ジャガイモの甘みに酢の酸味とラー油の辛味。
そこに黒酢独特の風味。
こりゃ、旨い。
中華料理店は、意外な食のコラボに出会えるので好きである。
そして、お次は、「水餃子」

これが旨いのだ。
酔いどれ堕天使曰く、「隣に住む中国人のおばさんが作る手作り餃子の味と同じ」と太鼓判を押す一品。
本場の味である。
もっちりとした厚皮で中に入った餡もまた美味。
一口で口に放り込み噛みこむと”ジュルジュルジュルジュジュ~~~~~~ッ”と濃厚な旨味が飛び出してくる。肉から凄いダシが飛び出てきた。
こりゃ、たまらんわ。
そして、定番「汁なし坦々麺」

盛り付けが美しいが、瞬時にしてナポリタンに変身してしまう。

見た目は、余り美しくないが、この旨さを求め訪れる店なのである。
一口目から山椒がピリリと効いて唇が麻痺してくる。
この刺激がやめられない。
激辛で注文しているので、口の回りが大変なことになってくると酒がどんどん進む。
紹興酒をロックでグイグイと飲み、明日、撃沈するパターン成立である。
締めは、ラーメンといきたいところだが、意外とお腹一杯だったので、一品料理の「鶏肉のジャンジャンかけ」を注文。

コメントも憚られるほどの七味漬けである。
汚い話であるが、次の日の朝、
「ついに下血した
と驚いた程の一品であった。

永田町「黒澤」

2010年05月29日 08時29分45秒 | 蕎麦行脚
本日の蕎麦は、永田町「黒澤」です。

永田町に黒澤明が愛した蕎麦屋があると聞いた。
風情のある佇まいに内装は、黒澤組スタッフが手がけようだ。
蕎麦も手打ちで本格的らしい。
こんな但し書きを聞いたら行かない訳には、いかない。

灯篭や街灯も拘りを感じる。



インテリジェントビルの谷間にポツンと出現し、雰囲気良しである。
では、おじゃましま~す。

外門をくぐると突き当りが蕎麦打ち室。

内門をくぐると目の前に黒澤明のポートレート。

左右の壁には、「七人の侍」や「用心棒」の映画ポスター。
否が応でも、黒澤フリークの気持ちは盛り上がる。
店内に入ると、重厚で木目がふんだんに使われた落ち着いた空間。

これが、黒澤組が手がけた内装のようだ。
メニューを覗くと、セイロ735円とは、良心的だ。

いつものようにせいろを注文したかったが、寒い日だったので1,470円とちょっとお高いが鴨南蛮そばをチョイス。

待つこと、10分。出てきたのは、コチラ。

丸々とした葱3本に肉厚の鴨肉。
驚いたのは、葱は生葱の表面をバーナーで焼き付けただけのもの。
齧ると完全に生で苦味が凄い。
これは、熱々のツユの中に少々おいたほうが良い。
そして、待望の鴨肉であるが、これが最高に旨い。
脂身の上品な風味にしっかりとした肉厚。
これを犬歯で噛み込むとジュジュジュ~ッと濃厚なエキスが染み出てくる。
当然、このエキスがツユにも染み渡り、最高なのである。
蕎麦は、もっちりとしておりツユとの相性も良い。
この雰囲気、この味、この値段いい店見つけた。
ちなみに、田舎せいろは、コチラ。

同行の氏が注文したのを失礼してパシャリ。
太麺と細麺が選択できるようであるが、太麺を選択した。
やはり蕎麦は細麺だろう。
最後に、箸にも「黒澤」

ツユ瓶にも「黒澤」

徹底している。
でも、なぜだか箸置きはイラスト。

なるほど
このイラストの意味が5秒で理解できた人は、相当の黒澤フリークである。

自由が丘「銀節や」

2010年05月27日 23時56分12秒 | ラーメン行脚
本日のラーメンは、自由が丘「銀節や」です。

あまり訪れない自由が丘。
若者の街で有名だが、若者だった時に訪れたことが無い・・・。
フレンチやイタリアンなど女性が好みそうなお店がてんこ盛りと思いきや、意外と少ない。
店選びに苦労して結局辿り着いたのは、ラーメン屋。
サラダバーのあるイタリアンを探したが、出てくるのはラーメン屋ばかり。
自由が丘は、意外とラーメン激戦区だったと言うのが分かった。
で、辿り着いたのは、無化調のお店「銀節や」
とんこつや函館らーめんなど様々なお店が乱立していたが、やはり辿り着いたのは無化調のつけめんが食べられるお店。
支那そばがメインのようなのでコクがつけめんにあるのかなと不安が募ったが、なんのその。
どこで食べても魚と動物系のダシが主流のつけめんにあって、ここのは独特。
ダシに利尻こんぶを使っているようだが、トロロこんぶも投入される。
とにかく、無化調のあっさりに独特のトロロの食感。
今までに食べたこと無い味である。
スープは、あっちんちんのラードで幕を張り、器も茹で汁の中で温めているのでとにかくあっちんちん。
麺は、水分少なめの極太ちじれ麺。
これに、トロロスープが絡んで最高である。
最後は、テーブルのフライドオニオンを大量投入して、スープ割り。
冷めたスープが、再び熱くなり息をふき返す。
やはり、らーめんは、無化調である。
久々に美味しかった。

本日の料理

2010年05月23日 20時50分45秒 | 料理
本日は、少年サッカーも雨で中止のため久々にのんびりと自宅で寛ぎました

昨日は、いつもの週末のようにお酒を嗜んで21時に子供達と共に就寝。
4時に目覚めて、チャンピオンズ・リーグ決勝を観戦。
終了とともに2度寝。
9時に起きて朝飯を食べると散髪へ。
その後、図書館へ予約本を取りに。
それから、いつも食材を仕入れる食品問屋へ。
で、午前中を終える。
本当は、利根川へ釣りに行きたかったが、さすがに日々の疲れから夜中にハンドルを握る気力が沸かず・・・。
オヤジになったもんだ・・・。
午後は、かみさんが一人で池袋へお出掛け。
なんでも、サイフを買いに行くそうな。
14時から子供達とまったりと過ごす。
それにしても、プチ昼寝をしたりいくらゴロゴロしても日々の疲れが全身から抜けないのは、何故だろう。常に疲れが体を蝕んでいる感覚が抜けないのが非常にヤバイ・・・。
そんな時は、ストレス解消で厨房に立つ。
見よう見真似、創作料理宜しく、家族を巻き込む毒味晩餐会の始まりだ。
本日は、4月末に仕留めたサクラマスを煮付けてみた。

脂っ濃いサクラマスを煮付けると、身がホロホロになりまるで茹栗のようになるそうな。
トラウト系の魚が煮付けとは、想像もしなかったが頭や尻尾など調理に困る部位を豪快に煮付けてみた。
思いのほか、脂っこさが抜け、確かにホロホロと美味である。
川の臭みと強烈な脂が抜け、かみさんも満足一品に仕上がった。
続いてもお魚料理である。
旬がもうそろそろの鮎。
素焼きも旨いが、今日は「鮎ご飯」にしてみた。

いつものように水を少な目にして出来上がりの感じは上出来である。
鮎の骨は、そんなにきつくないのでそのまましゃもじで解しても良かったが、子供達のことを考え背骨は抜いた。

それをホクホク、ハラハラご飯に混ぜ、鮎飯の出来上がり。

お焦げと鮎の腸の苦みが、仄かに醤油味に炊きあげられたお米に実に合う。
我ながら、今回の炊き込みご飯は上出来である。
子供達も、バクバク一丁であった。
そして、欠かせないサラダ。

家の前の地元産の野菜が格安で変える無人販売所で仕入れた巨大サニーレタス。
鮮度と青々とした野菜特有の青臭さがたまらなくそそる。
そのサニーレタスを大量に手切りにし、オクラとスナックエンドウをさっと茹で、茹卵を乗せ完成。
テーブルに乗る1時間前に冷蔵庫へ仕舞い、しっかりと冷やすのが更に美味しく食べるコツ。
ドレッシングをかける前に大量の荒挽き胡椒を塗し、ノンカロリードレッシングと共にザクザクと食べる。
体が芯から浄化されるようで、生野菜は止められない。
これに、かみさんが池袋からかってきた三田屋のコロッケを追加して、本日の晩餐と相成った。



ハムとドレッシングが有名な三田屋であるが、コロッケはいたって普通の味であった。
まあ、こんな感じで暇な週末を過ごしたが、忙しくしない一日とはいかにも味気ない・・・。
やはり、疲れていようが動き回るのが小生の信条なのだろう。

UEFAチャンピオンズ・リーグ決勝「FCバイエルン・ミュンヘン VS FCインテル・ミラノ」

2010年05月23日 09時21分01秒 | FC piaZZista
先程、UEFAチャンピオンズ・リーグ決勝「FCバイエルン・ミュンヘン VS FCインテル・ミラノ」のTV観戦終了しました。

凄い、試合であった。
あのインテルが決勝に進んだのは、38年振りであり、優勝したのは45年振り。
いかに欧州チャンピオンになるのが難しいか分かる。
W杯が目前に迫る中、世界的プレーヤーの調子・動向が気になる中、日本のライバルであるオランダの中心戦士ロッペン、スナイデル。カメルーンの黒豹エトー。
その他に、ドイツのクローゼやシュバインシュタイガー、ラームまで見られる。
ブラジルのGKジュリオ・セザール、アルゼンチンのサネッティ、カンビアッソ、ミリートと豪華である。
こんな豪華な顔触れの中、最近のワーボのお気に入りミリート。
1ヶ月前位に「ミリートって誰?」なんて聞いたような。
即座にワーボから激しい突っ込みが「知らないの?アルゼンチンのFW。テクニックとスピード、フィジカルの全てを持ってる選手。僕の目指す目標の選手」
って言ってたがなんとも地味な印象だ。
なんせ、そんな選手知らない。
てな訳で、憧れの選手ミリートを中心に世界レベルの基準の高さが如何無く垣間見ることができるだろうと、じっくり観戦した。
攻守の切り替えの速さや、選手のポジショニング、確実なトラップ技術、正確なパスワーク、ストップ&ゴーの多用など両チームともさすがに世界クラスの選手が所属しているだけあって、ほとんど失敗なく試合を進める。
実に堪能できた。
どちらかと言うとバイエルンが主導権を握り、試合を進めるも決定打を欠き、速攻とカウンターで2失点。クローゼ投入も遅い選択で45年振りの美酒をイタリアの与えた印象であった。
まあ、リベリの欠場が最後まで響いたバイエルンとイタリアの伝統”カテナチオ”を地で行くインテル。やはり、試合巧者は、モウリーニョであったのだろう。
とにかく、面白い試合であったが、注目のミリート。中々の選手である。
ワーボが言うように、キープ力、突破力、決定力全てを兼ね備え、フィジカルの強さも際立つ。こんな選手がメッシのいるチームにいるなんてW杯のアルゼンチンは、本命間違いなしであろう。

小笠原和彦「帰ってきたかい人21面相」

2010年05月22日 18時30分32秒 | 小説
本日、小笠原和彦「帰ってきたかい人21面相」を読み終わりました。

「経団連会長が誘拐された!届いた声明文には懐かしの『かい人21面相』の文字が・・・。スケールを増した21面相が要求した身代金3兆円は、なんと貧乏人への定額給付金!?年末炊き出しに集まった失業者の中からキツネ目の男に厳選された極貧5人組が、知略を尽くして超巨大企業と国家に挑む。衝撃の結末に仰天必至」

これは、面白かった
数十年振りに触れるかい人21面相というキーワード。
表紙の隅に描かれるキツネ目の男のモンタージュ写真。
昭和生まれの小生が、書店の話題本コーナーに山積みになっているこの本を手に取らない訳がない。
著者のノンフィクション作家小笠原氏は、いままで外国人労働者やホームレス、特別養護老人ホームの実態、少年犯罪と事実を作品にしてきたようだ。
そういう意味では、新人作家である。
かいじん21面相の圧倒的な知名度を借り、現代日本の問題点を風刺的に描き切る。
漢字の読めない首相が登場するシーンなんか、バカにする度を越し、痛快である。
一国の主をここまでこけ下ろせば爽快だ。
トヨタ自動車が東洋自動車として登場し、なかば著者の被害妄想の犠牲になった感は否めないが、これだけ辛辣に弾劾される存在であるのは、間違いないのであろう。
若干、裏の犯人の登場の仕方があいまいで、ご都合主義に頼らざるを得なかったところが残念であるが、最後の回想の帳尻合わせは納得できる。
終焉を幸せの国ブータンで迎えるところも社会派である。
いすれにしても、最近類を見ない痛快エンターメント小説であったことには、間違いない。
最終ページの【参考文献】「真犯人-グリコ・森永事件『最終報告』」を目にするにつけ、図書館予約のためにパソコンの前に座らざるをえなかった・・・。

銀座7丁目「そば処 いけたに」

2010年05月22日 12時30分22秒 | 蕎麦行脚
本日の蕎麦は、銀座7丁目「そば処 いけたに」です。

スーパー・ブランド企業の瀟洒なパーティーの後は、蕎麦である。
脂っこい洋食バイキングとワイン飲み放題でほろ酔いだ。
立食パーティーの締めで茶蕎麦を食べたが、ただの干からびた食物。
ホテルを後にすると、無性に蕎麦が食べたくなった。
せっかく行くなら手打ちの名店。
2丁目から3丁目へ移動。
手打ちの名店「自家製粉石臼挽き 手打 きだ」へ行ってみた。
22時近かったので、既に閉まっていた。
ならば、7丁目にある銀座の老舗「そば所 よし田」へ。
やはり、閉まっていた。
ここは、あんまり美味しくないので、まあいいか。
こうなると、完全に蕎麦腹になってくる。
1ブロック戻って6丁目の「明月庵 ぎんざ田中屋本店」へ行くことに。
閉まってた・・・。
やはり、手打ち蕎麦屋は、20時位で閉まってしまうようだ。
諦めかけてラーメンか?と思った時、雑居ビルの壁に”手打ち”の看板が煌々と光ってた。
「そば処 いけたに」である。
門前のメニューを見るともりで800円位するので驚いたが、蕎麦腹を黙らせるために入店。
2時間の立食と20分の銀ブラで足がパンパンである。
もう、完全に思考能力まで麻痺して、なんと、1,400円もする「納豆そば」を頼んでしまう。
待つこと、10分。出てきたのは、コチラ。

ひき割り納豆1パックなんて、20円位だが何故だか蕎麦に入れると一気に付加価値が上がる。

不思議である。
納豆と大根おろしを避け、蕎麦を数本箸で掴み
「ズズズズズズ~~~~~~~~ッ」
風味も無いし、ダシも取れていない。
これで、1,400円も取れるとは、銀座は凄い。
幸せな街である・・・。

芝新橋「能登治」

2010年05月22日 01時53分50秒 | 蕎麦行脚
本日の蕎麦は、芝新橋「能登治」です。

本日もメタボ対策で蕎麦。
サラリーマンの夜の巣窟には、意外と蕎麦屋が多い。
でも、有名店は、少ない。
どこのしようかと何軒か覗いたが、門構えが一番小奇麗で期待できそうなお店にしてみた。

いつも思うが、蕎麦屋の屋号は、読めない・・・。

”能登治”と読むらしい。
では、おじゃましま~す。

注文するのは、もりそばと決まっているので、メニューを見てもしょうがないが一応確認。

本日は、ちょっと早飯だったので店内は貸し切りである。

意外と天井が高く、解放感がある。
店内禁煙なのも嬉しい。
夜も禁煙にする勇気のある店であって欲しいが、サラリーマンの巣窟でそんな暴挙には出られないであろう・・・。
そんなこんな考え、待つこと10分。出てきたのは、コチラ。

「少なっ・・・」

普段から朝飯は、一切食べず、コーヒーのみ。
昼にこのもりそばだけでは、やはり足りない。
営業の道中、マクドナルドがあれば、「100円バーガー食べよっかな~」
吉野家があれば、「牛丼食べよっかな~」とウジウジと考えてしまう。
これは、凄いストレスだ。
結局、今日も、銀座のど真ん中でスーパー・ブランド企業の立食パーティー。
油物を極力控えたが、終了とともに何故だかまた蕎麦屋。
その後、会社の上司からラブ・コールがあり、銀座の中心部へ突入。
ポッキーとスナック菓子、チョコレートと柿ピーで歌いまくり。
昼間の蕎麦の努力なんてあっという間にすっ飛んだ・・・。
営業マンなんてボテ腹は、職業病の様なものである・・・。

京橋「おそば 更科丸屋」

2010年05月20日 23時33分11秒 | 蕎麦行脚
本日の蕎麦は、京橋「おそば 更科丸屋」です。

最近、半年振りに出会う人間の第一声が「太った?」である・・・。
非常にヤバイ・・・。
自覚しているのがなおヤバイ・・・。
なんだか、最近、下腹部に力が入らずボテ腹を世間に曝け出している。
これは、完全にここ数年のエンゲル係数の高さが起因しているのであろう。
旨いものを求め、旨いものを喰い、旨いものを思い、旨いものをたいらげる。
これじゃ、ボテルわ・・・。
いつものように反省もままならないが、今回こそは、ヤバイ・・・。
ホント、デブってきた。
相当の我慢をして、胃を小さくせねば。
よって、本日は、蕎麦屋。
京橋にある老舗蕎麦屋。

”更科”の屋号を語るので期待できるのでしょう。
では、おじゃましま~す。

さすが、ビジネスマンの街。
満席だ。
一応、メニューを見たが、迷うことなくもりそばを注文。

待つこと、10分。出てきたのは、コチラ。

見た目では、全く評価のしようがないスタンダード蕎麦。

敢えて、評価するならば、細身にポイント。
箸で持ち上げた蕎麦の1/3をツユにつけ、一気に啜る。
「ズズズズズズズズズ~~~~~~~~~~~ッ」
固め標準、風味標準、ツユのダシ感標準。
唯でさえ、難しい蕎麦の評価でこれを提供されるとコメントの窮する。
実に標準的で、難しい。
蕎麦は、固めでホルンホルンしているが、いつものように特筆する味でも無い。
ツユに好みの鰹風味が効いている訳でもない。
敢えて、高評価ポイントをあげるならば、蕎麦が冷水(氷水)で冷やされたかのような冷たさ。
たまに出会うこの感覚。
しっかりと、仕事してるな感がポイント大である。
この感覚に気付かされただけでもイイ店であった。

ストレス解消

2010年05月20日 00時37分53秒 | 料理
仕事の激務とプライベートの悩みでストレスと無縁の小生も流石に滅入ってきた・・・。

そんな時は、厨房に立ち、思うがままに包丁を握る。
今回は、おかずシリーズである。
まずは、「鰯の生姜煮」

10本ぐらいで100円の鰯が18時を過ぎ、半額の50円
思わず、2パック100円で購入し調理。
鰯は、つみれか生姜煮だろう。
つみれは、手間がかかるので腸処理だけで済む生姜煮を選択。
味付けは、いつものように醤油、味醂、酒、砂糖。
それに輪切り生姜を「多過ぎ?」と思う位の量を投入し、煮込む。
骨までホロホロになる位煮込むと完成。
姿形が崩れないようにするのがコツ。
皿に盛ると、糸生姜をハラハラで見た目良し。
ギュギュギュ~~~~ッと身に醤油の香味が浸み込み、鰯特有の青臭さが微妙に残り、口、舌、喉と鰯の風味が楽しめる。
やはり、鰯は、生姜煮である。
続いては、「ヤリイカの煮付け」

これまた、6匹198円が半額。
鰯と同じように2パック購入してみた。
腸と背骨、目玉を取り除き下拵え完了。
これまた、醤油ベースのダシで煮込む。
香味野菜は、葱の青いところ。捨てません。
この煮付けは、生イカがさっと色が変わった時点で、コンロの火を消燈。
これを、箸で口に運ぶ。
ムニュン、ムニュン。
モニュン、モニュン。
ホルン、ホルン。
と、こんな擬音語の表現が正しいか分からないが、柔らかで美味。
旬の素材を料理すれば、腕を逸脱した旨さが訪れる。
さあ、お次。
「納豆の油揚げ包み」

これは、簡単。
テーブルに置いた瞬間に子供達があっと言う間にたいらげる一品。
納豆は、味醤油と青海苔、鰹節。これに、山芋の千切りを追加。
これらを投入し、グルグル回しでネバネバ完成。
これを、油揚げに詰め込んで、オーブンでさっと炙る。
カリカリの皮にムニュムニュの納豆。
納豆の臭みに青海苔の風味。
これが、止められません。
そして、最後は、「自家製餃子」

餡は、妻の特製。
包みは、子供達のお手伝い。
焼き係りは、小生。
餃子をしっかり焼くコツは、ジックリと弱火で。
餡に火が6割位通ったと思った瞬間に、片栗粉を溶いた水を投入。
中火で蒸発を待つ。
片栗水で餃子達が手を握ったらフライパンからお皿へひっくり返す。
で、完成。
餡の旨さは、それぞれの家庭の味があるが、今日は、旨かった。
まあ、ここまで厨房のコンロを使いこなせれば、イイんじゃない。
それにしても、ストレス解消と悩みが解決するのは、一時的・・・。

世田谷「せたが屋 ひるがお」

2010年05月17日 23時36分10秒 | ラーメン行脚
本日のラーメンは、世田谷「せたが屋 ひるがお」です。

久々のラーメンである。
都内でラーメンを食べたのは、4月1日の南池袋「大勝軒」以来だ。
最近は、めっきりラーメンから遠ざかっている・・・。
そりゃ、そうだ。
メタボの権化だから、自然と足が向かない・・・。
あれだけ、有名店に通い倒した日々が走馬灯のように思い出される。
本日は、営業未開の地、駒澤大学前。
何か旨いものがあるのでは?と環七沿いを歩きながら訪問顧客へ。
ちょうど環七の対面に有名店「せたが屋」がある。
昼は、名を変え「ひるがお」になる。
夜は、醤油で昼は、塩。
そんな店でも注文するのは、つけめん。
待つこと10分。これぞ、塩というスープと極太麺。
まずは、レンゲでスープをズズズズズ~~~~~~~~ッと。
「しょっぱ~~~~~~~~~~い
凄い塩味である。
確実に夕方炭酸地獄に陥るほどのお味である。
幾ばくかのブロックチャーシューに青さ海苔。
この青さ海苔が強烈に旨く美味である。
スープの底を丹念にレンゲで掬うと干しホタテが出てくる。
これが、この濃厚な味のスープのベースであろう。
心なしか、店内に微妙に厭らしい匂いが漂う。
裏ごしがしっかり出来ていないのだろうか?
いずれにしても、極太麺のインパクトと言い、塩で食べるつけめんの希少価値と言い、満足いく一杯でした。

東野圭吾「カッコウの卵は誰のもの」

2010年05月15日 06時34分41秒 | 小説
本日、東野圭吾「カッコウの卵は誰のもの」を読み終わりました。

「親子の愛情に、揺さぶりがかけられる。覚悟を決めた父親は、試練にどう立ち向かうのか。父と娘、親子二代続けてのトップスキーヤー。娘の所属チームの研究者は、二人の遺伝子パターンを調べさせてほしいと考える。しかし、了承するわけにはいかない。父には、どうしても知られたくない秘密があった。娘が生まれた19年前からの忌まわしい秘密が」

以前、NHKスペシャルでカッコウの生態を見たことがある。
カッコウは托卵で雛を育てる。
ホオジロやモズの巣に卵を産みつけ、子育てを任せてしまう。
カッコウは、孵化するまでに10日間位と速いためこの技がなせるのだろう。
この番組では、孵化した赤ちゃんが一生懸命巣から他の卵を捨てるのである。
地肌剝き出しの体で必死に卵を落とそうとする姿は、まさに悪魔である。
なんともおぞましく恐ろしいのである。
生まれた後に更なる驚きが。
成長も速いのか雛は、急速に成長し巣から体がはみ出してしまう。
それなのに、里親のホオジロは、一生懸命餌を運ぶのである。
<参考写真>
そんな鳥の習性を生かした物語である。
幾分、”托卵”の意味合いが違うような感じもするが、カッコウの生態を知る人間がこの本を手に取った時、題名の「カッコウの卵は誰のもの」を見ると期待せざるを得ない。
冒頭のシーンでは、元スキーのオリンピック選手が娘に同じ道を歩ませ、子供もそれなりに才能を発揮している。
東野圭吾お得意の”遺伝子”やら”秘密”やら”絆”などのキーワードがてんこ盛りである。
こんな展開、マンネリを通り越しなんと例えれば良いのだろうか?
途中の謎解きの場面で、「(どうせ、双子だろ・・・)」「(奥さんは、離婚した後の後妻だろ・・・)」など小生の浅はかな推理を巧みに交わすあたりは、まだペンが衰えていない証拠だろう。
また、真犯人の犯行動機があまりにも短絡的で幼稚。
19年前の犯行も短絡的でご都合主義のオンパレードである。
それから、最近の東野圭吾は、映像化を意識し過ぎているのか、書き急ぎ、以前のようにメッセージ性に乏しい。
当然、この内容も瞬時に映像化されるだろう。
冬季オリンピック開催に合わせるように刊行されたスケベ心も如何にもである。
あの、作品を読む程読む程他の作品を読んでみたいと思った頃の東野には、もう出会えないのだろうか?

御茶ノ水「立喰いそば 匠家」

2010年05月14日 23時58分52秒 | 蕎麦行脚
本日の蕎麦は、御茶ノ水「立喰いそば 匠家」です。

以前まで、何でもない立ち喰い蕎麦屋だったような気がしたが、リニューアルオープン。
門構えって大事。
凄く旨そうである。

並びには、有名な「キッチンカロリー」や数々のカレーの名店。
そんな食欲をそそるお店を尻目に立ち喰い蕎麦屋へ駆け込む。
おじゃましま~す。

肉蕎麦が一押しのようであるが、立ち喰いで500円以上は出す気になれない。
で、いつものようにかけ蕎麦1杯。290円也。
カウンターで待つこと3分。出てきたのは、コチラ。

入れ放題の国産葱をてんこ盛りに盛ってみた。

通常の小口切りでは無く、斜め切りなのが嬉しい。
この切り方だと蕎麦を箸で持ち上げた時、凄く絡まり葱の風味が”フッ”と香るのが嬉しい。
葱を堪能しながら、蕎麦もお味見。
「ズズズズズズ~~~~~~~~~ッ」
普通かな・・・。
やはり、蕎麦の味を嗜むには、せいろじゃなきゃ本当の味がわからない。
完全に熱々のツユに茹できられ、歯応えが瞬時に失われている。
また、関東の蕎麦の最大の汚点”ツユにダシが効いていない”の手本のような味。
なんで、ただ醤油を煮詰めただけのツユで満足するかが不思議。
やはり、ツユは、しっかりと鰹節や昆布だしで味を調えなきゃ。

東京都江東区「若洲ゴルフリンクス」

2010年05月13日 23時29分46秒 | ゴルフ
本日、東京都江東区「若洲ゴルフリンクス」でゴルフでした。

東京都の豊洲の埋め立て地にゴルフ場があることは、いつの日からか小生の記憶の外に忘れ去られていた。
土・日は当然ながら、平日でも予約が取り辛いと聞いていたので、自然と敬遠していたのだろう。
そんなゴルフ場にひょんなことから行くことになった。
自宅の最寄り駅から地下鉄に揺られること50分。300円で到着だ。
1,000円高速が騒がれる時代に300円とは、激安を通り越し爆安である。
新木場駅からは、送迎バスがあるのでタダ。
18ホールの本格的なゴルフ場へ交通費600円で来た事になる
コース、サービス共に公営ならではの怠慢ゴルフ場と思いきや、なんのなんの。
まず、コースをご覧あれ。
練習グリーンから望むクラブハウス。

OUTコースから。
1ホール。

2ホール。

右手に大きな風力発電が見える。
3ホール。

右手には、建設中の橋脚。

4ホール。

5ホール。

6ホール。

7ホール。

8ホール。

9ホール。

IN1ホール。
撮り忘れたので、グリーン側から。

2ホール。

3ホール。

4ホール。

ここを歩きながら、浦安ディズニーホテル郡が望める。

5ホール。

6ホール。

7ホール。

8ホール。

9ホール。

全ホールを写真で振り返ると、全く趣に欠ける・・・。
しかし、芝の緑と青い空と海。
街と海に挟まれた超越空間。
天気が良ければ最高の遊び場である。
平坦に見えるが、意外とアンジュレーションを作っており、さすが岡本綾子
距離もそこそこ、芝の手入れも程々。公営とは思えない
難点は、ワングリーンが異常にでかく乗せたポジションによっては、3パット必至である。
結局、キョロキョロとコースを楽しみながら廻って、43+47=90といつものスコア。
練習しないのに90ジャストは、優秀としよう。
それにしても、このゴルフ場、気にいった。