ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

GID「声変わり」の耐え難い思い・・

2008-03-23 04:15:37 | Weblog
ティーサロンで仲良くさせてもらってるGID(性同一性障がい)の
お二人と、ゲイの俺と彼氏くんとの4人。
そんな顔ぶれで土曜の夜におしゃべりを楽しんでました。

GIDの方が過ごした10代の頃の気持ちなど、同じ性的少数者といっても
ゲイの自分たちには、分かりにくいところを結構突っ込んで聞かせてもらいました。


そんなおしゃべりの中で聞かせてもらった話

「声変わりが始まったことの恐怖」・・・この話が大変印象に残っています。


その方は男性の体を持ち、内面は女性という性同一性障がい者です。
~彼女にとって、あってはならないものは「声変わり」でした~

それは、自分が男性であるということを思い知らされていくかのような成長
その自分の「声」の変化に、自分が自分で耐えられなくなる

「このまま放置して声が変わってしまえば、もう後戻りできない・・
本当に男性になってしまう!!!」

そんな、耐え難い自分の変化への焦り

変わっていく自分の声を恐れ、無理をして高い声を出してあらがったそうです。

それは、周りの同級生にとって奇異な声として伝わっていったのです。

格好のお笑い対象となり、茶化され、いじめられたそうです。

それでも、それでも、どうしても
低い声を出すことは出来なかったのだそうです。

どんな思いだったろう・・?と今日の話を思い出しては想像が飛び、
想いにふけりながら胸がいっぱいになりました。

そんな彼女は会うたびに綺麗に可愛くなっていて!!素敵です~
今晩はいい話を聞かせてもらいました。



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