ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

こんなことがあっていいのか?LGBTがLGBTを潰し

2018-06-09 01:34:41 | Weblog
おとつい、こんなニュースをネットで見た

「おネエ系」表現巡り演奏会中止
(共同通信 2018/6/7 19:43)
https://news.biglobe.ne.jp/domestic/0607/kyo_180607_6998114234.html

 島根県川本町で9日に予定されていた性的少数者(LGBT)のコントラバス奏者による演奏会が、案内ポスターに書かれた「おネエ系」などの言葉が不快だと指摘されたのをきっかけに中止になっていたことが7日、分かった。
 川本町教育委員会によると、演奏会は町の地域おこし協力隊員が主催し、町教委などが後援。京都市交響楽団のコントラバス奏者ジュビレーヌ・イデアラ(本名出原修司)さんと同僚1人が出演予定だった。
 ポスターはイデアラさん自身が作成し「業界初のおネエ系バスドル(コントラバス・アイドル)」との表現があった。


この記事を読んで、
地元の無理解な方が指摘したのだろうな
地方だからびっくりされたのかな?
町の対応もなあ
なんて思いながら、まだまだ頑張らないといけないところがあるなと考えてたところでした。

昨日になって、その詳細をニュースで読むことになり眩暈とともに驚愕してしまった。

その詳細の記事こちら


性的少数者の演奏会中止 「おネエ系」表現巡り、島根
(共同通信 2018/6/7 19:58)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31504700X00C18A6AC8Z00/

 島根県川本町で9日に予定されていた性的少数者(LGBT)のコントラバス奏者による演奏会が、案内ポスターに書かれた「おネエ系」などの言葉が不快だと指摘されたのをきっかけに中止になっていたことが7日、分かった。
 川本町教育委員会によると、演奏会は町の地域おこし協力隊員が主催し、町教委などが後援。京都市交響楽団のコントラバス奏者ジュビレーヌ・イデアラ(本名、出原修司)さんと同僚1人が出演予定だった。
 ポスターはイデアラさん自身が作成し「業界初のおネエ系バスドル(コントラバス・アイドル)」との表現があった。これに対し後援の依頼を受けた松江市の市民団体が「不快」だと町教委に指摘。町教委は主催者を通じて5月下旬に修正を促したが、イデアラさんは「もっと早く相談してほしかった。直前の修正には応じられない」とし、中止が決まった。
 指摘したのは性同一性障害がある人々を支援する市民団体で、上田地優代表は「おネエ系という言葉はLGBTへの差別を生んできた原因の一つだ。これを認めると、これまでの活動が無意味になってしまう」と話している。


まさか、その不快だと指摘したのが島根のLGBT団体であったとは・・・
当事者が当事者を排除、それも行政を通じて

これはやりすぎでしょう
それに対話的でない

なんてことを

島根ではこの団体しか活動してないのかな?
だとしたら、地元の当事者の皆さんは辛いかもしれませんね。
行政の方々も大変だろう。

団体が他にもないこともないのだろうけど、つながってなかったのでしょうね
川本町も他に相談できればよかったのだろうに
いや、相談を受けられるほどの力もこれからだったのかもしれないね

世間には当事者同士の足の引っ張り合いにしか見えないでしょう
自分の正義のために、他者を潰してしまう恐ろしさ
これでは多様性を認め合うことを目指す活動には見てもらえないじゃないですか。

LGBT差別解消法や差別禁止法ができれば、今回のような行政への追及(糾弾?)があちこちで出てくるのではないか?ということが良く分かる事例でもあるだろう。

川本町にはしっかりとしたバランスをとった判断をしてもらいたかったけれど、まだまだ理解の進んでいない分からないことだらけにみえるだろう性的マイノリティのことだと、こんな結果になってしまうのですね。

各地の団体もこんなこともあるんだなと反面教師にしたいし、心構えもしておきたい。


(参考)
演奏会を中止に追い込まれた方の見解
https://juvichannel.jimdo.com/


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