宝塚の大河内市議が主催する「保守の立場から学ぶLGBT勉強会」に行ってきました。
とても深い学びの交流が持てた有意義な時間になりました。
今回訪問して、大河内市議が同性愛やHIVに対する間違った見解を改めるにいたった話しをいろいろと聞く機会持てましたが、悪意に満ちた情報を垂れ流す人がいて、それを信じて発言してしまったことを後悔された上での行動の変化を目の当たりにしてきました。
性的マイノリティの当事者側も、そうでない人や反対の意見を持つ人も、互いが交流や対話の無いままに敵だ!どうした!と言っている現状を、市議として何が出来るかと考えて開催してくれたのが今回の「保守の立場から学ぶLGBT勉強会」でした。8月に続き2回目になります。
市議の理解は相当進んでいると思いますが、その支持者や周辺の方はあまりには深い無理解の溝がまだまだあります。相互理解の機会を作らないと始まらないという思いからの勉強会です。
自分もそこは非常に共感できるものです。
今までは、そんなことは話にならない!と切り捨てられてた状況でしたが、少しづつ当事者たちも変化し、黙ってなく行動をするようになり、その問いかけの中で、日本人の中で大きな意識分断が起きつつあるとも言えると思います。
宝塚市は全国でも珍しい左派が政権をになっている街です。
より、そのような街での右?というと、より右へというところもあるのかもしれません。
特に参加してくれた右の方々は、なかなかに極端な方も多くいらっしゃいましたよ。
だからこそ、そういった皆さんと話ができあう場をつくってもらえたのは有難い機会でした。
自分たちが市民交流の対話イベントしてみても、性的マイノリティへの支援反対や無理解を面と向かって言いに来てくれるような大層な方はめったにいませんから。
その意味でも、自分としては
どうしたら性的マイノリティへの理解が進めてもらえるのでしょう?
どういった支援なら出来るのでしょう?
何が嫌なの?
と、その人たちにいろいろ聞いてみたい!!と、怖い気持ちも持ちながら参加してきたのでした(笑)
今回は、自分が講師に招いてもらえたのですが、生の同性愛当事者の葛藤や想いを聞いて考えてもらいたいと、同性愛の当事者としてのこと、家族のこと、そしてレインボープライド愛媛の活動による愛媛での変化について話をしてきました。
実際の当事者の人生や家族のことを聞いてもらって、参加の多くの方も、悪くは捉えなかったのではないかと思います。
1時間自分が話をした後、90分かけてじっくり参加された30人ほどの皆さんと話し合ったのですが、そのような感想をたくさんいただくことができました。
それはそれとしても、皆さんそれぞれの立場で、極端なことを言う方も、臆することなく自由闊達に話してくれはしまして・・・
・性癖への人権なのか?
・気持ちが悪い
・気持ちが悪いと思うことを言って何が悪いのか?
・同性婚といった社会にはどうしても納得できない
・性的マイノリティが子育てすることの弊害、子どもの情緒発達に影響がある
・他の国からどう見られようとどうでもいい
・同性愛をフリーセックスと同義に話す
といった、まあ当事者を前にしても本当に平気でこんなこと言えるんだ~という発言もたくさん出てきましたよ。まあ、その感覚には感心するやらでした(笑)
とはいえ、前回の勉強会ではもっとひどい言葉も出てたようですから、少しは変ってきたのかもしれません。あれから勉強されて、今回はそれに比べてずいぶん意識が変っていた方もいたと聞きました。
右の中にも極端な差別主義的な言動をする方から、そこまでではない人、もう少しおおらかに考えられる人、さまざまにいることが分かってきます。
そして、今回面白かったのが、保守派の論客として朝まで生テレビなどにも出てる、岩田温さんが参加してくれてて、ほとんどの自分たちの言い分を次々としっかり言い返してくれてたことでした。
このような様子を見ていると、保守の中に「無教養的に増悪的な発言をしちゃう人まで包含されてしまう」というのは災難なんだろうなと感じてきます。
今回の勉強会を通じて、実際に血の通う生身の人間に酷い言葉を投げつけるということはどういうことなのか?その時に自分の心はどう感じたのか?ということが問われていくのではないかと思います。
自分はそこに期待したいなと感じていましたが、前回との差というのを聞くにつけ、多くの方はより良い感覚や関係になっていくのだろうと思えました。
自分たちは抑圧されてきた思いを、とうとう爆発させ、行動に起こす人たちも出てきました。
その動きが行き過ぎないようにと心配するのであれば、日々の対話が大切であろうし、爆発させる目に抑圧させててはならないという事でもあるでしょう。
勉強会には右から左まで様々な立場の方が来られていましたが、多くは右の中同士の話し合いになっていました。そういう時間や機会が大切なのだろうともと思います。
その中で、自分たちもどのような発言や行動の仕方をすれば、そういう方々の多くにも共感を広げられるのか?ということを、いろいろと学ばせていただいたと思います。
もう一人ゲストで来てもらえたゲイの池田さんも、穏やかなトークで無理解の意識を変えて行くことになったのではないかと思いました。彼はLGBT関連の法整備に尽力されている方なので、今回のことを活かしていくでしょう。
3時間にわたる勉強会は、後1時間はやりたかったなという熱気あるものでしたが
その後の懇親会でも、参加の皆さんと親しくお話できてとても良かったです。
岩田温さんとも一緒に飲めて、ざっくばらんに話せる機会を持てて面白かったです。すごいマシンガントークと迫力(破壊力)、面白い方ですね~
インターンで勉強に来られている学生の皆さんにも感想を聞けて有意義でした。
大人同士のやりとりにびっくりしたようでした。
こういう機会を作ってもらえたことに感謝です!
いろいろなすれ違いは、それぞれにまだまだありつつも、嬉しい一日となりました。
ここまでに持ってこられたBASE KOBEの繁内さんの努力も並大抵なことでは無かったと思います。自分もその様な動きができる活動者になれるよう頑張りたい。
宝塚でのことは不幸な始まりではありましたが、このことをより良い変化のきっかけにしていこうとする人の変化と、努力できる勇気の素晴らしさを体感してきました。
この宝塚の動きが、今後の日本全体の変化のきっかけになるかもしれませんよ!
これからもこの勉強会を続けていってもらい、各地の自民党や保守の方々にも意識が広がっていくといいな。
人は変わっていける、人同士は対話できる!
人同士のふれあいで、より良い解決を模索していける!!
日本の人々や社会には、それが充分できる柔軟な部分があるはずだと思っています。
自分たち自身もそうありたいですね。
(性的マイノリティの講演はこちらへ)
レインボープライド愛媛
http://rainbowpride-ehime.org/
エディまで
deep8822@yahoo.co.jp
とても深い学びの交流が持てた有意義な時間になりました。
今回訪問して、大河内市議が同性愛やHIVに対する間違った見解を改めるにいたった話しをいろいろと聞く機会持てましたが、悪意に満ちた情報を垂れ流す人がいて、それを信じて発言してしまったことを後悔された上での行動の変化を目の当たりにしてきました。
性的マイノリティの当事者側も、そうでない人や反対の意見を持つ人も、互いが交流や対話の無いままに敵だ!どうした!と言っている現状を、市議として何が出来るかと考えて開催してくれたのが今回の「保守の立場から学ぶLGBT勉強会」でした。8月に続き2回目になります。
市議の理解は相当進んでいると思いますが、その支持者や周辺の方はあまりには深い無理解の溝がまだまだあります。相互理解の機会を作らないと始まらないという思いからの勉強会です。
自分もそこは非常に共感できるものです。
今までは、そんなことは話にならない!と切り捨てられてた状況でしたが、少しづつ当事者たちも変化し、黙ってなく行動をするようになり、その問いかけの中で、日本人の中で大きな意識分断が起きつつあるとも言えると思います。
宝塚市は全国でも珍しい左派が政権をになっている街です。
より、そのような街での右?というと、より右へというところもあるのかもしれません。
特に参加してくれた右の方々は、なかなかに極端な方も多くいらっしゃいましたよ。
だからこそ、そういった皆さんと話ができあう場をつくってもらえたのは有難い機会でした。
自分たちが市民交流の対話イベントしてみても、性的マイノリティへの支援反対や無理解を面と向かって言いに来てくれるような大層な方はめったにいませんから。
その意味でも、自分としては
どうしたら性的マイノリティへの理解が進めてもらえるのでしょう?
どういった支援なら出来るのでしょう?
何が嫌なの?
と、その人たちにいろいろ聞いてみたい!!と、怖い気持ちも持ちながら参加してきたのでした(笑)
今回は、自分が講師に招いてもらえたのですが、生の同性愛当事者の葛藤や想いを聞いて考えてもらいたいと、同性愛の当事者としてのこと、家族のこと、そしてレインボープライド愛媛の活動による愛媛での変化について話をしてきました。
実際の当事者の人生や家族のことを聞いてもらって、参加の多くの方も、悪くは捉えなかったのではないかと思います。
1時間自分が話をした後、90分かけてじっくり参加された30人ほどの皆さんと話し合ったのですが、そのような感想をたくさんいただくことができました。
それはそれとしても、皆さんそれぞれの立場で、極端なことを言う方も、臆することなく自由闊達に話してくれはしまして・・・
・性癖への人権なのか?
・気持ちが悪い
・気持ちが悪いと思うことを言って何が悪いのか?
・同性婚といった社会にはどうしても納得できない
・性的マイノリティが子育てすることの弊害、子どもの情緒発達に影響がある
・他の国からどう見られようとどうでもいい
・同性愛をフリーセックスと同義に話す
といった、まあ当事者を前にしても本当に平気でこんなこと言えるんだ~という発言もたくさん出てきましたよ。まあ、その感覚には感心するやらでした(笑)
とはいえ、前回の勉強会ではもっとひどい言葉も出てたようですから、少しは変ってきたのかもしれません。あれから勉強されて、今回はそれに比べてずいぶん意識が変っていた方もいたと聞きました。
右の中にも極端な差別主義的な言動をする方から、そこまでではない人、もう少しおおらかに考えられる人、さまざまにいることが分かってきます。
そして、今回面白かったのが、保守派の論客として朝まで生テレビなどにも出てる、岩田温さんが参加してくれてて、ほとんどの自分たちの言い分を次々としっかり言い返してくれてたことでした。
このような様子を見ていると、保守の中に「無教養的に増悪的な発言をしちゃう人まで包含されてしまう」というのは災難なんだろうなと感じてきます。
今回の勉強会を通じて、実際に血の通う生身の人間に酷い言葉を投げつけるということはどういうことなのか?その時に自分の心はどう感じたのか?ということが問われていくのではないかと思います。
自分はそこに期待したいなと感じていましたが、前回との差というのを聞くにつけ、多くの方はより良い感覚や関係になっていくのだろうと思えました。
自分たちは抑圧されてきた思いを、とうとう爆発させ、行動に起こす人たちも出てきました。
その動きが行き過ぎないようにと心配するのであれば、日々の対話が大切であろうし、爆発させる目に抑圧させててはならないという事でもあるでしょう。
勉強会には右から左まで様々な立場の方が来られていましたが、多くは右の中同士の話し合いになっていました。そういう時間や機会が大切なのだろうともと思います。
その中で、自分たちもどのような発言や行動の仕方をすれば、そういう方々の多くにも共感を広げられるのか?ということを、いろいろと学ばせていただいたと思います。
もう一人ゲストで来てもらえたゲイの池田さんも、穏やかなトークで無理解の意識を変えて行くことになったのではないかと思いました。彼はLGBT関連の法整備に尽力されている方なので、今回のことを活かしていくでしょう。
3時間にわたる勉強会は、後1時間はやりたかったなという熱気あるものでしたが
その後の懇親会でも、参加の皆さんと親しくお話できてとても良かったです。
岩田温さんとも一緒に飲めて、ざっくばらんに話せる機会を持てて面白かったです。すごいマシンガントークと迫力(破壊力)、面白い方ですね~
インターンで勉強に来られている学生の皆さんにも感想を聞けて有意義でした。
大人同士のやりとりにびっくりしたようでした。
こういう機会を作ってもらえたことに感謝です!
いろいろなすれ違いは、それぞれにまだまだありつつも、嬉しい一日となりました。
ここまでに持ってこられたBASE KOBEの繁内さんの努力も並大抵なことでは無かったと思います。自分もその様な動きができる活動者になれるよう頑張りたい。
宝塚でのことは不幸な始まりではありましたが、このことをより良い変化のきっかけにしていこうとする人の変化と、努力できる勇気の素晴らしさを体感してきました。
この宝塚の動きが、今後の日本全体の変化のきっかけになるかもしれませんよ!
これからもこの勉強会を続けていってもらい、各地の自民党や保守の方々にも意識が広がっていくといいな。
人は変わっていける、人同士は対話できる!
人同士のふれあいで、より良い解決を模索していける!!
日本の人々や社会には、それが充分できる柔軟な部分があるはずだと思っています。
自分たち自身もそうありたいですね。
(性的マイノリティの講演はこちらへ)
レインボープライド愛媛
http://rainbowpride-ehime.org/
エディまで
deep8822@yahoo.co.jp