ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

簡単レポート 第24回東京レズビアン&ゲイ映画祭

2015-07-23 03:13:03 | Weblog
東京から戻りました。

第24回東京レズビアン&ゲイ映画祭をみっちり鑑賞してきました。
http://tokyo-lgff.org/2015/

4日間かけて14プログラム、毎度ながらキツイですが、素敵な映画との出会いもあって侮れません。

2日目に、5本観たときが一番キツかったかなあ~
休憩時間も、良い席を確保するのに一番早く入ろうとすると30分あるかどうかで、次々映画
おにぎりとかを詰め込みながらですね!

会場は400人弱入るホールですが、毎回ほぼ満席で人気の映画祭です。
とはいえ、東京での開催を思うと、もっともっと多くの人が来てもいいのかもしれませんね。


さ~て、中でも印象にのこった作品を上げていきます。

1、「ボーイ・ミーツ・ガール」
http://tokyo-lgff.org/2015/schedule_program/boy_meets_girl
これは分かりやすく良くできてる!
MTFのリッキーがとっても素敵な子なんだけど、振り返れば超モテモテで
女の子にも男子にも大変(笑)
MTFレズビアンの方が観ても面白いだろうな。日本公開されないのはもったいない。
最後はボロボロに泣かされました。

2、「ザ・サークル」
http://tokyo-lgff.org/2015/schedule_program/circle
世界でも有名なゲイ雑誌について、当時の厳しい時代背景を描きながら
長らく連れ添った、二人のゲイの人生をなぞっていく感動作でした。
活動しているものには感じいることが多く、年老いても仲良さそうなお二人をみれる幸せと歴史の重みを感じます。

3、「クセニア」
http://tokyo-lgff.org/2015/schedule_program/xenia
我が道を突っ走る、オネエキャラの少年ダニーが可愛らしい。
後後ジワジワしみるロードムービー。彼があのままに健やかに生きていけるといいのにな。

4、「夜間飛行」
http://tokyo-lgff.org/2015/schedule_program/nightflight
競争社会の韓国でのいじめ、学校内の序列。相当に厳しく暴力的。
その暴力と、穏やかに生きようとするオタクくんのまっすぐな恋心が辛い。
息が止まりそうになるような暴力がどうしてもこの作品にはいるんだろうけどキツイ

5、「イート・ウィズ・ミー」
http://tokyo-lgff.org/2015/schedule_program/eat_with_me
息子がゲイだと向き合うことになる母親がほぼ主人公
親に認められないことが、特定の相手との付き合いにならない息子
ゲイの仲間や理解する友達もいたりするという都会暮らしの典型的なゲイを描いているようにも思う。ジョージ・タケイが渋い。

6、「お江戸のキャンディー」
http://www.loveplace.jp/edocan/
広田レオナ監督の美少年世界。すごい映像の作りこみで面白い世界観が出来ていました。
内容的には殆ど意味はないのだけど、綺麗でした。
主演の二人のイケメンを連れて舞台挨拶してくれましたが、一人はメイクと映画の中ではこんなに違うんだというくらい別人でびっくり(向かって左)。クネクネダンスほか、セクシーな映画のキャラクターとして、衣装ともに良い出来と思う。


公募作品を観客の投票でグランプリを決める、レインボーリールコンペティションは
「私は渦の底から」が受賞! 
http://tokyo-lgff.org/2015/schedule_program/rrc2015

自分もそうだろうと思ったよ!

レズビアンの自分を出せない主人公の人生渦が堪らない。
ずっと好きだった女の子がまさかのレズビアンに転向。その女の子とつきあっている彼女というのが怖くて相当笑えます。

たぶん、グランプリをせっていただろう「leave us alone」は、ゲイ嫌悪をもってて、周辺に吹聴してまわってる青年が、彼女からは怒られるは、大の親友から自分もゲイだよと言われてしまって大混乱。そんな切り口が面白かった。ゲイ嫌悪のある主演の彼がイケメンで、舞台挨拶にも来てくれてたんだけど、現物は映画以上ですごいなと思いましたです。映画では分かんなかったけど、すごく背が高いのね。昔から好みの顔のタイプで、今後を見ていきたいなと思って本人のブログを見てみたけど、同性愛の話を性同一性障害の話と書いてて、ほんと映画の中とあんまり変わらない感じで頭掻いてしまいました。

1や2は、愛媛の人にも観てもらいたいな。難しいんだろうな~
6もあっていいだろうな

レインボーリールコンペティションで紹介した2作品の監督には挨拶したので、こちらもうまくいけば観てもらいたいです。


こんなことで今年も映画祭に参加できて幸せでした。
この数日の東京では、パソコンもできないから少し活動も離れ、じっくり映画を楽しみながらいろんなことを考える時間になりましたよ。

あれどうしようかな~と思ってたことのヒントもこういう時に振ってくるもんなんですね!
良い時間になりました!!






コメント
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