ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

歴史を知らずにいること?

2006-12-26 00:46:45 | Weblog
長崎の高校で、広島と長崎の原爆投下の年月日を質問したところ
両方とも正しく正解したのは29%だったそうだ。

ちょっと驚いたが、年まで正しくとなると難しいのかもしれないね。
でも終戦の年くらいは覚えておきたいところ。

長崎でもあるし、まさか月日は大半が正解だったはずだと思いたいけど・・
どーなんだろ?
でもこれ、全国でとなれば月日さえ答えられないのかもしれないね。うーむ

歴史と言えば年号を覚える・・暗記ばかりで嫌いな人も多いですよね
そんなところばかり注目しても仕方が無いことではあるし、
こんな調査で何がとも思わなくも無いけれど

本当は歴史は物語で理解していくと面白いんだけどね。

で、この先の戦争のことも知らずにいる人のことだけど
アメリカと戦争してたことすら知らない世代が出てきてるんでしょ?

クリントイーストウッドの「父親たちの星条旗」を見て日本がアメリカと
戦っていると映画を見て始めて知って驚いた人がいるらしい。

そうそう、映画「パールハーバー」を見て泣ける日本人の若者とか?
これは実際に映画館でたくさん見かけて俺も驚いたことがあった。

歴史は繰り返す・・と言うように人間は同じ過ちを繰り返してきていますが
それが必然だとは思いたくないな。

私たちは歴史を見直すことで過去の経験を共有することが出来るからです。
未経験への未来を想定することも出来るのです。

歴史を学ぶこととはそういうことだと思います。

でも、歴史に向き合わない、経験を忘れて目の前のことだけに捕われていき、
これが人間の宿命だと簡単に認めてしまうなら、
その後の未来に起こることは必然となるでしょう。

戦争といった大きな出来事だけでなく、人の生き方についても学ぶことが出来るよね。
自分の国の歴史を知っていないと、国際的にも恥ずかしい思いをしますよね。

どういう土台の元に今があるのか?
それを知らずに生活をしていくことは危険なことだし、
恥ずかしいことだ思うなあ。

いくら戦争は反対!と思っていても、気がつけば
それを発言することすら出来ない時代になってしまうのですから。

歴史観を高めることは、文化の意味でも国際的な教養のためにも、そして
生きていくためにも大変重要な勉強だと思うけど、
今となっては学校に任せられる問題じゃなくなってきました。

学校教育ではこの手の話はどんどん出来にくくなるでしょう。
愛国心教育の元で、妙なな国際貢献少年(昔はこれを軍国少年と言った)を
これからの学校は育てていきます。

親は我が子に説教される時代がそのうち来ます。
社会から、家庭から、追い立てられるように戦争に向かっていくでしょう。

それが嫌なら家庭でしっかり教えるしかありません。
こんなことすら家庭内での教育にかかっている時代が来ているようです。

でも、ある時を過ぎたら・・
全体主義に逆らわないほうが幸せではないか?ということになってしまうのです。

そうならない為に何が出来るだろうね?
コメント (2)
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