未来にまで！ブッシュの強力なクサビ打ち・・・

未来にまで保守的影響を残せる最大のチャンスを与えてしまうのか。

ブッシュはアメリカの連邦最高裁判事に５０歳の若手保守派を指名した。
一応議会の承認がいるのだけど、今の議会は共和党が強い。
この連邦最高裁判事の任期というのはは無期なんだとか。

若い判事の指名でなんかごまかされそうだけど、長期にわたって保守的な判断をし続けるように抑えておく狙いのようだ。
前職の判事はリベラル系だったから保守派の駒に変えちゃおうってこと。
大統領任期も２期に渡ると相当いろいろ未来にクサビを打っておくことが出来るものだなとゾッとしてくる。

さらについ先日、もう一人超保守的な判事が亡くなり２つも空席ができてしまった。
この人は中絶に反対し続け、あの00年疑惑の大統領選挙でブッシュ勝利を最高裁判定したリーダー格の人。

この空きによりブッシュはもう一人も保守派を座らせるつもりらしい。

最高裁は中絶や同性愛者の権利のことなど世論を二分している価値観を最終的に判断する役割を持つため重大だ。

ブッシュの超保守的で道徳観念的な意思が未来にも反映され続けるのか！！
ブッシュはクリントンの頃に決まった同性愛者の権利などことごとく反故にしているらしい。最高裁判事がリベラルかどうかってことは相当に影響があることと思う。
アメリカの同性婚なんて夢のまた夢か・・・。

近頃では学校での性教育もブッシュになってから実践的に役立つセイファーセックスの教育は押さえられて道徳的なものに変わってきていると言う。
結婚するまで純潔を守る誓いのリングを配る宗教団体に選挙の見返りなのか相当な補助金が回っているらしい。

そういった影響を日本も受け始めている。
昨今のジェンダー教育バッシング・・・。よろしくない、まずい、やばいぞ！

今回の立候補者でジェンダー社会を目指す人の鳴りも少ない気がする。
前回では政党マニフェストに「性的指向による差別をなくす」とまで明記していたところもあったが、表現を抑えているようにも思える。どうした！！