ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

The Confession of Brother Athelstan(5)

2013-04-09 23:36:11 | Athelstan・Doherty
The Confession of Brother Athelstan (A short story) (The Sorrowful Mysteries of Brother Athelstan)The Confession of Brother Athelstan (A short story) (The Sorrowful Mysteries of Brother Athelstan)
価格:(税込)
発売日:2013-02-04


最初の方を読み返してみてると、こんな話がありました。
クランストンが,アセルスタンと仕事をするのを不思議がった時,アセルスタンは,聖書に書かれているカインの話が最初のミステリーだし,ヨハネの福音書でキリストがユダヤ人と議論の末,悪魔は最初から暗殺者だったと結論付けた,(だから不思議じゃないよ)と言っていたんですね。

…さて、ドハティ小説のお約束(笑)で,もう犯人は登場しているはずですがね…(笑)

何かを言うとねじまげられると慌てるユースタスを無視して、クランストンはジャイルズから話を聞きます。すると,従者同士は,主人達がつき合いをしている間,食べ物や宿を調達する為に動いているので,お互い顔見知りだと説明。特にこの2人は長い付き合いだそう。

ユースタスは必死でジャイルズを止めようとしますが,ジャイルズはユースタスは賭事が好きでお金が必要だったと喋ります。そしてトーナメントも対象でした。しかし何故かル・マルシェが勝つ方に賭けたユースタス。

「君は自分の主人が負けると思っていたのか」とル・マルシェ。「そうです,そうです。主人はレディ・イサベラにぞっこんでしたから,頭が全然回ってねぇ。しかし賄賂はありませんぜ。陰謀もありません。」

クランストン「王の検察官は,君達が力を合わせて企んだと見るかもしれんな。ほんのいたずらのつもりでな。ジャイルズ君は槍を尖らせ,ユースタス君は馬の足を傷つける。しかしそんな大それた事を考えてなかったとしても,証明されればタイバーンで縛り首になるぞ」

2人はうなだれますが,殺しはしていない,と,きっぱり。

しかしクランストンは「この犯行は複数で行われたという疑いは消えておらんぞ。我々は一旦出る。戻ってくるまでに何も見つからなければ,2人はニューゲイト監獄に言ってもらう。ランカスター卿が同意すればロンドン塔にしよう。ロバート卿は王家の家来なので,反逆罪にも値するぞ。」

と言って,一旦テントを後に。アセルスタン「本当にあの2人が共謀したと思っているの?」「もちろん可能性はある。ル・マルシェとジャイルズの間には好意がなく,ユースタスはばくち好きだ。良い検察官なら有罪にできるだろう」

ここから少しペースアップします~。

2人は,ウッドヴィルの甲冑と槍をチェックしにGo。

サドルには異常なし。
次にクランストン,ウッドヴィルの兜を着用。すると,アセルスタン,騎士達は槍をどうやって持つのかに興味を示します。

「以前は自分で槍を持っていたが,最近は胸当てに槍当てが付いていて,そこに挟んでいる。ウッドヴィルのは,…戦いで壊れたかな」

槍当てを観察していたアセルスタン,何かに気づきます。

鎧係が呼ばれます。トーナメントがキャンセルになり,どっかに飲みに行って酔っぱらった感じ(笑)でしたが,しっかりとした手つきで槍当てをはずしました。

アセルスタン,胸当てをじっくり見て,犯人をプロファイル。そして,クランストンに説明開始(ここ,いつもドハティさんは秘密なんだよな(笑))

アセルスタンは,さらにクランストンの部下を,ウッドヴィルの馬の脇に,ナイフを持って立たせてある事を検証。

そしていよいよ,ジャイルズ,ユースタス,ル・マルシェ,リオンズ卿を,舞い降りる鷲の一室に集めます。





いつものように,事件解決については書きません。
最後に,ベネディクタと話をしていた若い騎士について,だけ。彼はクランストンのお友達で,ベネディクタとお話するようにお願いしてあったのだそうです。(いたずらか?(笑))


Run!Run!Run!