ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

The Angel of Death : 13

2009-10-31 07:59:52 | Athelstan・Doherty
The Angel of Death (A Medieval Mystery Featuring Hugh Corbett)The Angel of Death (A Medieval Mystery Featuring Hugh Corbett)
価格:¥ 1,261(税込)
発売日:1991-12-05

チープサイドでお買い物のコーベットとラナルフ。折からの寒さで,パンや野菜の値段は通常の倍になっています。その2人に,黒い服に身を包んだ若い男が迫っています。

コーベットがちょっと足を止めてくれたお陰で,ラナルフは町角のキリスト劇を見学。キリストをいじめるピラテ役には,ブーイングやら汚物やらが投げ付けられておりました。(大変ねw)そういえば,こんな光景,アセルスタンの世界でもおなじみでしたね。しかしスリが気になるコーベットはラナルフを連れてさっさと退散。

St.Paulで,またプランプトンに再会。今度は,礼拝の最後の状態を作ってもらいます。ロウソクの反射ぐあい等を詳細に捜査。コーベットは,まだ「失われた何か」を見つけられず,プランプトンに礼を言って終了。

帰り道,ふと気づくとラナルフがいません。またお楽しみか,しょうがない奴,と,思って,パン屋でパイを買ったら腐っていたので,居酒屋へ。スープで一息付きますが,
the globules of fat bobbing about amongst the pieces of meat and vegetable

というような,何か映画LOTRでエオウィンがアラゴルンに作ってあげたスープを思い出すなあ。。。(爆)

居酒屋からの帰り道,コーベットはすんでの所で暗殺者の首切りチョップをかわしましたが,凍結した地面で滑り,起き上がる事ができません。万事休す・・と思ったその時,突然,暗殺者が倒れます。後ろに,ラナルフがにこにこしながら立ってました。

実は,彼は,コーベットのペースに付いて行けず,その時たまたま後を付ける男を発見。その後をずっと付けていたのだそう。思わず感激のコーベット。ラナルフをお使いに出して彼が息子に会う機会を作ってあげて,自宅でワインを飲みながら気を鎮めます。すると,自分が捜していた「ある物」とは何だったか,ようやくわかりました。

その頃教会でも,ある修道僧が,コーベットと同じ秘密を解きました。しかし,真犯人に悟られ。。。。(滝汗)


The Angel of Death : 12

2009-10-31 07:58:28 | Athelstan・Doherty
The Angel of Death (A Medieval Mystery Featuring Hugh Corbett)The Angel of Death (A Medieval Mystery Featuring Hugh Corbett)
価格:¥ 1,261(税込)
発売日:1991-12-05

コーベットはその後3日間ド・モンフォールの財産チェック。(当時銀行あったのね) なかなかの額にびっくり(笑)ですが,中でもキャットホール屋敷とアビゲイルの宿にはたっぷりお金をかけていた模様です。彼はキャットホール屋敷に何があるのか気になりますが,天候とか,道中の治安が良くない事を考慮し,今はとりあえず手紙で地元の取締官にでも問い合わせる事にします。

#ははあ,その辺りが個人の財産を全て寄付するドミニク派修道士探偵を生む伏線になっているのでしょうか。

その頃ラナルフは,商家の奥さんを追いかけ回して,旦那に見つかって逃げ帰ってきたりとか。。(爆)

コーベットは,まず当日の皆の服装チェック。
そして,杯の回った順を改めてチェック。ド・イヴデン→プランプトン→ド・ルース→ブラスケット→ド・ルース→プランプトン→ド・モンフォール,なのだそう。そしてEvedenは飲んでない。。しかし本人談ですから,どの位信憑性があるんだか。プランプトンが毒を入れられる可能性も高いですが,それ以上に立ち位置の関係上,ド・イヴデンはもっと怪しい。。

翌朝,疲れて朝寝していたコーベットの自宅に突然ノックの音。ドアを開けると,あたかも馳男さんのような迫力(笑)の男が立ってます。すわっ暗殺者かと慌てかけたコーベットですが,男はエセックスの取締官の遣いジョン・エンダービーと名乗ります。封印付きの取締官の手紙に,使者であるエンダービー自身が情報を語るとありました。(そうか,暗号メールも書類書留もない時代は,こうやって秘密情報を伝えたのね)

キャットホールには執事トマスがのどを切られ,妻のキャサリンはごろつきフィッツウォレンと仲間達に何度もレイプされ半狂乱状態で発見。キャサリンによれば,家主ド・モンフォールは,フィッツウォレンが旅人等から巻き上げたお宝をロンドンで売る商売をしていたそう。ド・モンフォールが殺された日,トマスはビジネスのお手伝いにロンドンに出ていたが,その事件で完了できず,すごすご手ぶらで帰って,悲劇に見舞われたというわけ。

さて,コーベットは,ラナルフにエンダービー氏の宿を手配するよう頼んで,部屋で事件についてまとめていると,またドンドン叩く音。今度は何かと思えば,目の下にあざを作ったラナルフ。そして彼の腕には赤ん坊。彼自身の子でございます。確か2巻で結婚したと聞いていたけど,相変わらず女遊びが激しいので,ホントに結婚してたんだっけ?と疑い始めた所(^^;)でした。家で待ってた家族にヤラレタ(笑)そうです。


Run!Run!Run!