Crowner'S Quest: A Crowner John Mystery (Crowner John Mysteries) 価格:¥ 823(税込) 発売日:2005-04-19 |
フルフォードはルージュモンの看守スティガンドに引き渡されましたが,いろいろブツブツ要求を言ってます。
ジョンとグウィンは,城代(=constable。いろいろ意味があるらしいですが,この本についている訳注によれば,城代というのが合っているそうです)ラルフ・モリン(ジョンの友人なのだそう)に面会します。モリンによれば,レヴェルはブローズとお友達なので,フルフォードを捕まえていると面倒が起きると忠告。(何か裏にあるらしいです)しかしモリンにとってレヴェルは上司になるため,何となく口を濁し(笑),別のニュース,フィッツハモンの死について話します。ジョン,フィッツハモンがポメロイの妨害を訴えてあまりにすぐの出来事に,びっくりして,早速調べに向かいます。
ここら辺で,グウィンはジョンとは対照的に,幸せな家庭を持ち,妻や子と平和に暮らしているらしいという事が判明。(笑)
2人がトトネスに到着すると,ヘンリ・ドゥ・ノナントが出迎え,状況説明。フィッツハモンは,頭に怪我をして亡くなっていたそうですが,現場近くの木の枝に血痕が残っていたとの事。枝の高さを見誤ったのでは,という事ですが,戦士としてのキャリアが長いジョンは,フィッツハモンのようなベテランの馬乗りなら,そんなの本能的に避けられるはずで,おかしい,と考えます。
遺体安置所には,ウィリアム・フィッツハモンの息子,ロバートが父に付き添っていました。ジョンとグウィンは,遺体を検証します。頭に傷があり,首が折れ,他に外傷のない事を確認。
ところで,sheriff(シェリフ=保安官)という言葉がこの本にも出てきますが,日本人も知っているし,LOTRの最後,ホビット達が帰郷したシーンでも頻出しますが,元々,shire reeve(直訳すると地域の代官)という言葉が縮まったんですね。