ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

His Majesty's Dragon : 8

2008-08-10 02:20:56 | 読書
テメレアは実在したのだそうですよ。ええ,船の名前で。。ただ,船の名前なら,She-Dragonでなきゃ。(^^;)

ところで,Celeritasは「ケレリタス」,Levitasは「レヴィタス」だそうですので,これからはそのように表記します。

テメレアは,怪我が十分治癒すると,さっそく「風呂」です。この頃打ち解けて来たリリーは,その行為に興味ありげ。という事で,修練生達と一緒に,リリー,マキシマス,レヴィタスも参加して,皆で湖に入ります。。。テメレア以外は,おっかなびっくりではありますが,少しずつ楽しんでいる様子。。レヴィタスは,事のほか嬉しそう。

しかし,楽しかったのは,中庭に帰るまで。何とランキンが不機嫌そうに待っていました。レヴィタスに向かって「勝手に飛んでどうするつもりだ?! お前はいつもここで待っているべきではないか!」原因がローレンスにあるとわかると,冷たく,「これからはあの連中から離れるように。」と言い,彼に乗って飛び去ります。

テメレアは,ぽつりと,「彼,何で,我慢できるんだろ。」ローレンスはすかさず,ええっ,じゃあ,何で私がハーネスを掛けたり,危険な任務に耐えられる? それは義務であり,生まれつきの本能だからではないのか? そこから,ローレンスは,他の人を危険にさらしてまで自分を助けるような真似はしないでくれ,と,言うと,テメレア,「それはできない。」ときっぱり。何だか痛し痒し?嬉し恥ずかしのローレンス君。(笑)

この頃になると,ローレンスもようやく他のドラゴンやaviator達と打ち解けてきました。

ケレリタスは,レヴィタスの事でローレンスに注意します。余計な手出し無用と。彼によれば,ランキンのおじいさんとお父さんは,元々彼に搭乗していたそうですが,ランキンだけは何等かの理由でAviatorに相応しく成長せず,義理でレヴィタスを与えられている,というような事を「手短に」聞かせてくれました。

テメレアには,ハウ氏から,東洋のドラゴンに関する本が届きました。テメレアは,その本をとても気に入ります。(日本をモンゴルの攻撃から守ったのは,雷電というドラゴンだったという所はウケました。)

そんなおり,フランスから参加のドラゴンがありました。え~敵国なのに不思議~と思ったら,革命反対派,つまり当時のフランスに異を唱える人達だそう。特に疑いを抱いたりせず,入れてあげるのね。テメレアは,最初おフランス勢を威嚇しますが,事情を知るとおフランスドラゴンと仲良く会話!(彼は卵時代にフランス船にいて,フランス語がわかるのだそ~な)

戦況は日に日に悪化。ローレンス達ものんびりとはしていられなくなりました。新たに組み直した(グランビーはもちろんしっかり一員)チームテメレアで訓練後,いよいよ目的地へ~。

。。。以前もあったのですが,またまたローレンスが「コーヒー」を飲むシーンがあります。英国ならお茶の国なので,ちょっと気になるのですが。。まあもっとも,現在本国以上に古き良き時代のイギリスを残すニュージーランドでは,コーヒーも紅茶もどちらも良く飲まれるというので,そんなもんなのかもしれませんね。


Run!Run!Run!