ぺんぺんぐいん

ぺんぎん歩きは卒業したよ。

実は

2006-03-08 03:34:46 | いろいろ
あんま何もわからないまま入った学生団体ネットワークなわけですが

世界銀行と仲良しな団体なのです。会議のために世界銀行の部屋を貸してもらったり、
アジアの学生とのビデオ会議をするための設備も、やはり世銀のものを使わせてもらってる。

今度6月にやる総会の予算も、世銀から貰ってる。

++++

ん、世界銀行って何??

世界銀行の機能としては、各政府から資金を調達して、発展途上国などへの融資を行うのが、主な仕事らしい・・
というところまでは、前に読んで知っていたんですが。

ぺんぎん「ねぇねぇ、新歓で『世界銀行ってなんですか?』って言われたらどう説明するの?」
メンバーA「国連です。
メンバーB「まあ、そんなに間違ってないよね。

あ、そうだったんだ??

と思って一応調べてみたら、たしかに「密接な関係」を持っているらしい。まあ目的からしても密接そうだしねぇ。
国連本部の中には世界銀行の事務所も置かれてるらしいし。

そうかー あんまよくわかってなかったぞ。

++++++

とはいえ、べつに国連と関係した機関と仲がいい学生団体ネットワークの事務局員をやっているからといって、
それでやる気が出るというわけでもないのです。

やってること自体は、あくまで個々の学生団体を巻き込んだイベントをやったりとか。開発と直接関わってるわけじゃない。

もちろんこれはこれでとても興味のあることだし、個人的には組織として物事に取り組んでるのがとても新鮮で、
それらもモチベーションとして働いているのはたしか。

あるいは、何かに一生懸命取り組んでる人だったり、これまでいろんな事業を手がけてきた人だったり、
事務処理能力がすさまじい人だったり、面白い人だったり、すごい人がたくさんいて、それが刺激になるのも確か。
(事務局員の2年生の人の携帯のグループ分けには、「すごい人」という区分があったりするくらい。笑)

だけど、これらもそこまで大事なわけじゃない。
それだけだったら、こんな朝3時に起きて資料作成に勤しんだりとかなんとかは、とてもじゃないけどできません。

なにげに仕事は大変だよ。使ったことのないエクセルも、勉強中。

++++

んで。

もっと大事だと思ったのは、メンバー間のコミュニケーション。

なんかこう、お互いに仕事を通していろいろ話す機会とかあって、
それで共通の目標とかができて、「一緒にがんばろー」、って言える周りの人たちがいること、
これってすっごく大きなモチベーションになるんじゃないかな。

仲間。

++++

すごいとかすごくないとかじゃなくて。
一緒に話せて、「そうそう、そうだよねー」みたいな話ができたり、一緒に笑ったりとかできたり。

単純に、友だちみたくなれる人が同じ組織の中にいるかいないかって、かなり大事だと思った。
ボランティアでやってる仕事なんかだと、特に。

++++

そういや、王座戦の前の話。

都内某所の、もう食べたら即下痢をしそうな真っ赤でドロドロしたラーメンを、将棋部有志で食べに行った。
特にレギュラーの人は来なさい、という主将命令。
あるいは、日本選手権の前には、やはり都内某所にてつけ麺大盛(1キロ)を食べる会が開かれた。

極めてくだらない企画だとは思うんだけど笑、実際楽しかったし、なんか参加してよかった気がしたのね。

で、これって・・、とふと今思った。

集め方といい冗談の繰り出し方といい、
なにげに立派な「組織戦略」と位置づけられる効果はあったんじゃない?
「仲間作り」へ向けて、確かな効果があったのではと思う。

ちょっとまだ、詳しい論証をするほど自分の理解も進んでいないけど。

++++++

リーダーには素質が必要、とか、人徳が必要、とかなんとかかんとか、よく言われる。

でも現代においてはもはやそういう要素もある程度は「技術」として誰もが身につけられるものになっていて、
でも、そうやってある程度のやり方を共有して、なんかみんなで楽しく「仲間同士」になっていけるのなら、
それはとても有意義なことなんじゃないかと思った。

+++++

理論化されてると、けっこう抵抗感ありますよね。

「戦略」の中に「人間関係構築」とか書いてあったら、「え゛」って思う。
そんな意図的に構築するようなもんなの??みたいな。

でもフタを開けてみれば話は単純で、
ようするに「たくさん会って、話して、盛り上がって、仲良くなろう☆」というだけの話。

++++

少なくともただ一つ言えることは、
「各人のモチベーションを高める」という点に関してなら
確かに将棋の団体戦は「組織としての取り組み」と認識されるべきものであって、
それはもはや個人競技の域を脱した、一つ次元の広がった世界であるということ。

(1対1)×7、ではなく(7対7)てことね。

そしてそこから一つ言えることは、
この団体戦における(7対7)の実現のために必要なスキルとしては、
決して棋力のみならず、組織におけるモチベーション・マネジメントの素養が重要な要素を占めてくる可能性が高い、ということ。

ここまで考えてくれば、今回のぶーたん主将のケースは、
なにげに効果の高い采配を行ったモデルケースとすら呼べるのかも?

+++++

・・

・・

いや、ぶーたんが将棋強くないとは一言も言ってないよ。笑

+++++

なにはともあれ 一緒にがんばろー、って言える人がいるのはいいね。

当たり前か。