こんばんは~、マリーで~す。
なぜか今日もあたしの出番なのよ。うちのおばはん、自分はテレビばっかり見ててさ、最後のまとめはあたしのほうにまわしてくるのよ、ちょっとずるいと思わない?大体、今日のはなしのケネディ新大使のことだって、キャロラインさんがまだ小さくて当時のケネディ大統領と一緒に撮った写真の載った新聞を実際に見たのは子供の頃のうちのおばはんよ。あたしたちケータイとかタブレットやスマートフォンどころかパソコンなんて出てきてない時代よ。
うちのおばはんは直接は見てないけど、知り合いのシスターが、ケネディ大統領の追悼ミサが聖イグナチオ教会であったとき、ちょうどその頃は皇太子様だった今の天皇陛下の後ろのほうの席にいたら、皇太子様が、長い儀式のあいだまったく姿勢を崩さなかったのが印象的だったって言ってらっしゃったのを覚えている程度かしら、あとはあの人自身まだ中学生の子供だったもんね。ああ、そうそう、あの朝はあの人のお父さんが新聞を見ながらテレビをつけたらケネディ大統領暗殺のニュースを、初めての衛星通信でアメリカと同時に流してたんじゃなかったかしら。
そんな遠い遠い記憶のかなたからケネディさんのお嬢さんのキャロラインさんがなんと駐日大使としてやってきたのよね。警視庁騎馬隊の先導する馬車に乗って皇居に向かう場面をテレビで見ながら、うちのおばはんもなんだか不思議な気分だったみたいよ。これもひとつの新しい時代の始まりなのかしらね。今後に興味しんしんよ。
もうひとつ、女性が主人公の話題ね。23日公開のジブリの新作、かぐや姫の物語なんだけど、すでに見た方たちのいろいろな評価を総合すると、この映画ってお子様や、まだお子様の域にある人では理解しきれない種類の内容みたいなのね。うちのおばはんは早く見たくてしょうがないらしいわ。実物を見てからでないとまだなんともいえないけどアニメの可能性を広げるような深い内容の作品のような気がするわよ。
だけど23日は、たしか四谷は教会黙想会だし、うちのおばはんは今年はそれに行ってみようかって思ってるみたいで映画は選択肢に入ってないから、来週以降か12月になってからかどっちかだわ。なんたって月末はお財布の中身もきびしいから、まあしょうがないんだわさ。
いけない、今日もまたこんな時間になっちゃったからこれでおしまいよ。ほんじゃ、またね。