今日は金曜日。日経電子版のオフタイムに連載の食べBの更新があるから、こちらはいそいそとパソコンを開き、日経へ飛んだ、飛んだのだが、思わずはっとして他のサイトに飛び移った。絶対近くでは見たくないものの写真が載っていたからだ。誰じゃい、こんなの載せたのは?
特別天然記念物だろうと何だろうとヘビはヘビ、それも真っ白けで気味の悪いデカヘビなんて、ご遠慮申し上げます。ほんとになにとぞご勘弁を、と言いたい。実はその昔、当時は我が家の周囲は畑に囲まれていた、よくいえば自然豊かな土地で、お風呂も台所の土間の脇にあったのだが、ある日、学校から帰ってきて土間を通ると、お風呂の木の蓋の上に、白い長いものがおいてあった。こちらは小学生のときからメガネをかけていたど近眼のお目目の持ち主だ。ぼんやりと、手ぬぐいでもおいてあるのだろうと思って通り過ぎた。
通り過ぎて台所に行き、お水をのんで、ふとお風呂の蓋の上を見ると、つい今しがたまであった手ぬぐいがない。はてなと思い、次にぞーっとして悲鳴をあげて家の中にとびこんで、母に、お風呂場に白いヘビがいたっと喚いたのを今でも覚えているのだ。
昔の事だから我が家の天井裏にはネズミが住み着いていて、数ヶ月に一度父がネズミ捕りの毒団子を作ってネズミの出そうなところにまいて退治していたくらいだから、好物のネズミを捕りにヘビが入り込んでいてもおかしくはなかったのだが、ふつうはやたら人間に見つかるようなところにはでてこないのが、シロヘビだったので目立ったのだろう。
白いヘビは縁起が良いとかいう説もあるらしいが、長もの嫌い(ヘビ、芋虫、みみず、大っきらい)のこちらには、ただただ心臓どっきりなだけなのだよ。
追加) やっと他の用事も終わって落ち着いたので改めてちゃんとヘビの写真をよけて内容を読んでみると、やっぱり面白いですねえ。遠すぎてそう簡単にいけるところではないけれど、この土地独特の食文化、興味深いです。