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peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

胆沢郡金ケ崎町のイワレンゲ(岩蓮華)  2011年10月15日(土)

2011年10月16日 | 植物図鑑

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(上)花穂(数百の花の集合。花穂が伸びる前の葉姿がハスの花(蓮華)に似ている。

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(上)花びらの幅は広い。

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2011年10月15日(土)、金ケ崎町立図書館(胆沢郡金ケ崎町西根西地蔵野5番地)に行きました。正面出入り口側の道路の向かい側にある民家の花壇に植えられたヤナギバヒマワリ(柳葉向日葵)の根元に群生したイワレンゲ(岩蓮華)が、今を盛りと花を咲かせていました。ヤナギバヒマワリ(柳葉向日葵)は3mほど離れて植えられているのですが、どちらの根元にも寄生植物なのではないかと思うほど、びっしりと群生していました。

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イワレンゲ(岩蓮華) ベンケイソウ科 イワレンゲ(キリンソウ)属 Sedum (Orostachys) iwarenge

海岸の岩場や人家の石垣などに生える多年草(一稔草)。「一稔草」とは、年数にかかわらずタネができたら全草枯れる植物。藁葺きの屋根に生えることもある。観賞用にも広く栽培されている。葉は多肉質で青白色の長楕円形。10~20㎝の花茎を出し、穂状に白色の小さな花を密生する。花びらは黄白色で5裂、萼片も5裂。花びらの幅は広い。雄しべは10本。葯(花粉)は黄色で、紅色に変化することはない。花は何百とつき、下から咲き上がる。花の集団(花序)は長さ10~20㎝の円錐形。葉の先は丸く、葉はロゼット状に多数つく。花が咲いた株は根まで枯死する。しかし、周囲に小株ができ、翌年に花をつける株に育つ。

本種は、遅くとも江戸時代には、その名前が知られていた。「大和本草(やまとほんぞう)」「物品識名」などに記載されていることで分かる。和名の「岩蓮華」は、重なり合った葉をハス(蓮)の葉に見立てたもの。花期:9~11月。分布:本州(関東地方以西)、九州(北部)。

,strong>[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の野草」&同「山渓名前図鑑・野草の名前(秋・冬)」より]

http://www.hana300.com/iwaren.html [岩蓮華(イワレンゲ)]

http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/iwarenge.html [イワレンゲ(岩蓮華)]

http://e-28.jp/plantsguide/pb-info-sim.asp?kensakumoji=410 [イワレンゲの育て方:観葉植物図鑑]

http://orode.blog137.fc2.com/blog-entry-233.html [なかなかひたちなか:イワレンゲ]

http://www.kanyous.net/kanyousyokubutu/284.html [みんなでつくる観葉植物大図鑑:イワレンゲ]


胆沢郡金ケ崎町のヤナギバヒマワリ(柳葉向日葵)  2011年10月15日(土)

2011年10月16日 | 植物図鑑

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2011年10月15日(土)、金ケ崎町立図書館(胆沢郡金ケ崎町西根西地蔵野5番地)に行きました。図書館正面出入口がある道路の向かい側の民家の花壇に植えられているヤナギバヒマワリ(柳葉向日葵)が、レモンイエローの花を株いっぱいにこぼれるほど咲かせていました。’ゴールデンピラミッド’という品種だと思います。

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ヤナギバヒマワリ(柳葉向日葵) キク科 ヘリアンサス(ヒマワリ)属 Helianthus salicifolius

別名:ヘリアンサス。北アメリカ原産の半耐寒性多年草。一年草のヒマワリ(向日葵)の仲間だが、本種は多年草。草丈は1~2m。真っ直ぐに伸びた無毛の茎にヤナギ(柳)の葉のような細長い葉を交互に沢山つけ、良く分かれた枝の先に直径5cmほどのレモンイエローの花を株いっぱいにこぼれるほど咲かせる。

良く栽培されている’ゴールデンピラミッド’は草丈約1mの矮性種で、茎の上部にピラミッド状に沢山花をつける。秋空の下、黄色の花が映えて美しい。

栽培管理:良く日の当たる場所に置き、鉢土の表面が乾いたらたっぷり水やりする。草丈15㎝程度のときに摘芯すると花数が増え、丈も低くなって倒れずに咲かせられる。株が混み合ってきたら株分けする。花期:9~10月。出回り時期:3~4月、10~11月。用途:鉢植え、庭植え、切り花。

[西東社発行「知りたい花の名前がわかる花の事典(金田初代・文、金田洋一郎・写真)」より]


胆沢郡金ケ崎町のモチノキ(黐の木)  2011年10月15日(土)

2011年10月15日 | 植物図鑑

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2011年10月15日(土)、金ケ崎町立図書館(胆沢郡金ケ崎町西根西地蔵野5番地)に行きました。正面出入り口がある道路の街路樹として植えられているモチノキ(黐の木)の実が朱橙色に色づきはじめていました。

http://www.library-kanegasaki.jp/ [金ケ崎町立図書館]

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モチノキ(黐の木) モチノキ科 モチノキ属 Ilex intrgra

暖地の海に近い山地に生える常緑高木で、高さは5~10m、大きいものは25mにもなる。庭や公園、街路などにも植えられている。和名は樹皮から良質の鳥もちが採れたのでこの名がある。

葉は互生し、長さ4~9㎝の倒卵状楕円形で厚くて光沢がある。4月頃、葉のつけ根に黄緑色の小さな花を密につける。花は直径約7㎜。花弁と萼片は4個で、雄花には雄しべが4個、雌花には雌しべ1個と退化した小さな雄しべが4個ある。雌雄別株。

果実は直径1cmほどの球形で、秋に赤く熟す。果実が黄色に熟すものもある。真っ赤に色づく実は秋から冬の野鳥の貴重な食べ物である。樹皮から染料や鳥もちをつくる。

用途:庭木。分布:本州(宮城・山形県以西)、四国、九州、沖縄、朝鮮南部、中国、台湾。

[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」&同「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]


真湯のクロヅル(黒蔓)の実  2011年9月27日(火)

2011年10月15日 | 植物図鑑

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2011年9月27日(火)、字真湯「巨木の森」に行ってきました。この真湯温泉センター・温泉交流館の付近には、この程度の標高の所に自生しているのは少ないといわれるブナ(山毛欅)の木が沢山生えています。その他、カツラ(桂)やミズナラ、ケヤキなどの巨木も沢山生えています。

http://www.sinyu-onsen.com/ [真湯温泉センター・温泉交流館:公式ホームページ]

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(上と下)真湯温泉センター・温泉交流館のすぐ傍にある東屋。この付近にもブナの木が沢山生えています。また、自生のものかどうかわかりませんが、「本州では兵庫県以北の日本海側と紀伊半島に分布」とされるクロヅル(黒蔓)が生えています。

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クロヅル(黒蔓) ニシキギ科 クロヅル属 Tripterygium orbiculatus(regelii)

山野に普通に生える落葉つる性木本。葉は互生し、長さ5~15㎝の卵形。つるが赤褐色なので、ベニヅルと呼んで生け花に使う。7~8月、枝先に円錐花序を出し、直径5~6㎜の白い花を多数開く。花序には細かい突起毛がある。花弁、雄しべ、萼片はともに5個。雌雄同株。果実は大きな3つの翼のある翼果で長さ、幅とも1.2~1.8㎝。淡緑色だが、時に赤くなる。両端が凹んで軍配に似た形をしている。分布:本州(兵庫県以北の日本海側と紀伊半島)、四国、九州、朝鮮、中国東北部。

[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」&同「山渓ポケット図鑑3・秋の花」&同「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%85%E3%83%AB_(%E6%A4%8D%E7%89%A9) [クロヅル(黒蔓):Wikipedia]

http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/kuroduru.html [クロヅル(黒蔓)]

http://www.e-yakusou.com/sou02/soumm270.htm [クロヅル(黒蔓)、ベニヅル]


真湯のコシアブラ(漉し油)  2011年9月27日(火)

2011年10月14日 | 植物図鑑

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2011年9月27日(火)、字真湯にある「巨木の森」に行きました。場所は国道342号線(厳美街道)の真湯ゲートのすぐ傍で、駐車場やトイレがあり、遊歩道も整備されているので、森林浴などの散策に適しています。この自動車道路の脇に生えている7mほどに伸びたコシアブラ(漉し油)と思われる樹木が、小さくて丸い果実を沢山つけていました。

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コシアブラ(漉し油) ウコギ科 ウコギ属 Acanthopanax sciadophylloides

ゴンゼツノキ、ゴンゼツという別名もある。いずれも、樹脂を漉して精製したものを金漆(ごんぜつ)と呼び、塗料として利用したことに由来する。

山地に生える落葉高木で、高さは普通10~15m、大きなものは20mにもなる。樹皮は灰褐色で滑らか、枝は灰白色。ウコギ属の中では幹や枝に刺が無いのが特徴。葉は8~30㎝の長い柄のある掌状複葉で互生する。小葉は5個あり、頂小葉が最も大きく長さ10~20㎝の倒卵状楕円形で、縁に刺状の鋸歯がある。裏面は白っぽく、脈上に淡褐色の毛がある。秋は黄葉が美しい。8月ころ、長い柄のある散形花序に淡黄緑色で5弁のの小さな花を球状に多数つける。雄しべは5個。花柱は2個。果実は直径4~5㎜のやや扁平な球形で、10~11月に黒紫色に熟す。用途:器具材、箸、楊子、マッチの軸木。分布:北海道、本州、四国、九州。

[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」&同「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%A5%B3%A5%B7%A5%A2%A5%D6%A5%E9 [peaの植物図鑑:コシアブラ(漉し油)]