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peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市千厩「秋の山野草展」のハシカンボク(波志干木)  2011年10月22日(土)

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2011年10月22日(土)、千厩ショッピングモール「エスピア」(一関市千厩町千厩字東小田)で、10/22(土)~10/23(日)の日程で開催中の千厩野草の会(金野昌敏会長)主催の「秋の山野草展」を見に行ってきました。会場出入口の廊下では、山野草などが展示販売されていましたが、それらの中にハシカンボクの名札をつけた植物がありました。淡紅色の花を咲かせたものと、白色の花を咲かせたものと2種類でした。

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ハシカンボク(波志干木) ノボタン科 ハシカンボク属 Bredia hirsuta

別名:ハシカン・ノカイドウ。九州(鹿児島県南部、屋久島以南)、沖縄などに自生する日本固有の常緑半低木。高さは約1mになる。本年枝と葉柄には淡褐色の剛毛と短毛が生える。葉は対生し、長さ4~10㎝、幅2~5㎝の卵形~卵状長楕円形で、5~7個の平行脈がある。薄い革質で縁には細かい鋸歯があり、鋸歯の先端には剛毛が生える。両面とも有毛で、特に裏面の脈上や葉柄には剛毛と短毛が多い。、葉の裏面は帯白色。葉柄は長さ1~8㎝で赤みを帯びる。葉の先は尖り、基部はやや心形。

7~9月、枝先に集散花序を出し、淡紅色で直径約1.5cmの花をやや多数開く。花弁は菱形状倒卵形で4個。雄しべは8個。長い雄しべが4個と短い雄しべが4個。長い雄しべの葯は淡紅色、短い雄しべの葯は黄色。蕚筒は長さ約4㎜。花糸は黄白色。蕚片は4個で花の後も残る。果実は蒴果で長さ約7㎜の倒円錐形で上部はくぼむ。種子は倒卵形で小さい。和名の由来は、沖縄で波志干(はしかん)と呼ばれていたことによる。

[山と渓谷社発行「山渓ハンディ図鑑4・樹に咲く花(離弁花2)」&


一関市千厩「秋の山野草展」のサネカズラ(実葛)/ビナンカズラ(美男葛)  2011年10月22日(土)

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2011年10月22日(土)、千厩ショッピングモール「エスピア」(一関市千厩町千厩字東小田)で、10/22(土)~10/23(日)の日程で開催中の千厩野草の会(金野昌敏会長)主催の「秋の山野草展」を見に行ってきました。会場には会員たちが丹精込めて育てた100点以上の植物が展示されていましたが、それらの中に1鉢だけでしたが、赤く色づきはじめたサネカズラ(実葛)がありました。

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サネカズラ(実葛) モクレン科 サネカズラ属 Kadsura japonica

暖地の山野に生える常緑つる性木本。葉は互生し、長さ5~12㎝の長楕円形または長卵形で、厚くて光沢があり柔らかい。縁には小歯牙があり、、裏面は紫色を帯びることが多い。

7~8月、直径約1.5㎝の淡黄白色の花が垂れ下がって咲く。雌雄別株または同株、まれに両性花がつく。花弁と萼片はともに淡黄色で9~15個。雌花は花の後花床が球状に膨らみ、球形の赤い果実をつける。果実は多数集まって直径2~3㎝のボール状になる。茎や枝には粘液が多い。これを煮出して整髪に使ったことから、ビナンカズラ(美男葛)とも呼ぶ。用途:庭木、鉢植え。分布:本州(関東地方以西)、四国、九州、沖縄、中国、台湾。

[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」&同「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%8D%E3%82%AB%E3%82%BA%E3%83%A9 [サネカズラ(Wikipedia)]

http://www.geocities.jp/ir5o_kjmt/kigi/sanekazr.htm [サネカズラ(実葛)]

http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/schisandraceae/sanekazura/sanekazura.htm [サネカズラ(マツブサ科 サネカズラ属)]

http://yasashi.info/hi_00012.htm [ビナンカズラ(サネカズラ)の育て方:ヤサシイエンゲイ]

http://homepage.mac.com/n_yoshiyuki/hana/sanekazura.html [サネカズラ(実葛)]


一関市末広2丁目のヒマラヤトキワサンザシ(ヒマラヤ常盤山査子)/ピラカンサ  2011年10月18日(火)

2011年10月21日 | 植物図鑑

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2011年10月18日(火)、一関市末広町2丁目の磐井川堤防沿いの道路の傍にある民家の内庭に植えられた数本のヒマラヤトキワサンザシ(ヒマラヤ常盤山査子)が、朱橙色に熟した実を沢山つけていました。遠くから見ると、濃い緑色の葉との対比でかなり真っ赤に見えましたが、近くで見ると未だそんなに赤くなっていないようです。

http://ocnmap.goo.ne.jp/map.php?MAP=E141.7.26.880N38.55.25.910&ZM=&sw=0&MT=%E4%B8%80%E9%96%A2%E5%B8%82%E6%9C%AB%E5%BA%832%E4%B8%81%E7%9B%AE&ics=on&from=&SH=

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ヒマラヤトキワサンザシ(ヒマラヤ常盤山査子) バラ科 ピラカンサ(トキワサンザシ)属 Pyracantha crenulata

ヒマラヤ原産の常緑低木で、日本には昭和初期に渡来した。。花も実も美しいので、庭や生け垣などに良く植えられている。カザンデマリインドトキワサンザシともいう。高さは2~3mになり、よく枝分かれし、枝には刺がある。葉は互生し、長さ2~5㎝の長楕円形~披針形で革質、両面とも無毛で、表面は光沢があり、裏面は淡緑色。縁には細かい鋸歯がある。

5~6月、短い枝の先に散房花序を出し、直径1㎝ほどの白い花が枝いっぱいに群がって咲く。果実は直径7~8㎜の球形で、10月頃、光沢のある橙紅色または真紅色に熟す。一般にはヒマラヤトキワサンザシ、タチバナモドキ、トキワサンザシなどをまとめて、ピラカンサと呼ぶことが多い。用途:庭木、鉢植え、盆栽、花材。

[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」&同「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=36649557&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市田村町のヒマラヤトキワサンザシ]


一関市末広2丁目のハマギク(浜菊)  2011年10月18日(火)

2011年10月21日 | 植物図鑑

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2011年10月18日(火)、一関市末広2丁目の磐井川堤防沿いの道が国道284号線と合流する所のすぐ傍にある民家の庭に植えられているハマギク(浜菊)が、白い花を沢山咲かせていました。ハマギクは野生のキクの中では花が最も大きいそうです。

2011年10月21日(金)付「岩手日報」のコラム「風土計」に、このハマギクのことが書かれていました。”5月初め、天皇、皇后両陛下が本県の避難所をお見舞いに訪れた際、皇后さまが「(ハマギクが)美しく育っていますよ」と話された。”そうです。”1997年に大槌町で「全国豊かな海づくり大会」が開かれた時、来県された両陛下に(ハマギクの)種を指し上げたという。同町の被災者にそのエピソードを語って元気づけた。”

”沿岸では今、白い花が咲き乱れている。ハマギクは1属1種の日本固有種。学名はずばり「日本の菊」。茨城県から青森県にかけての太平洋岸に自生する北方性の菊だ。分布域は偶然にも、東日本大震災の大津波が押し寄せた場所とぴったり重なっている。そして、ハマギクの花言葉は「逆境に立ち向かう」。津波に負けずに咲いた花は、苦難から立ち上がる三陸の人々を懸命に励ましているようだ。”

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ハマギク(浜菊) キク科 キク属 Chrysanthemum nipponicum

海岸の岩場や砂地に生える半低木(亜低木)で大きな。花が大きく美しいので、江戸時代から観賞用に栽培されている。茎は太くて毛が無い。木質化して、高さ50~100㎝になる。葉は互生し、柄はなく、長さ5~9㎝、幅1.5~2㎝のへら形で、肉質で表面は光沢があり、裏面は白っぽく、縁の上半部には波状の鋸歯がある。

花期は9~11月。頭花は野生のキク属の中では最も大きく、直径6~9㎝ほどある。枝の先に1個つき頭花の縁に並ぶ舌状花は白色、中心部の筒状花は黄色。総苞は半球形。総苞片は緑色で4列に並ぶ。種子は円柱形のそう果で10肋がある。茎が木質化することや、実の形質が違うことなどから、ハマギク属として扱われることもある。分布:本州(茨城県以北の太平洋側)。

[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」&同「山渓カラー名鑑・日本の野草」より]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=35936341&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市街地のハマギク(浜菊)]


一関市東山町「館山公園」のアカトドマツ(赤椴松)の実  2011年10月20日(木)

2011年10月20日 | 植物図鑑

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2011年10月20日(木)、一関市東山町松川の「館山公園」に行きました。この公園には様々な樹木が植えられていますが、この日はアカトドマツ(赤椴松)が、大きな実を沢山つけていました。

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アカトドマツ(赤椴松) マツ科 モミ属 Abies sachalinensis

トドマツ(椴松)には変種の「アオトドマツ(青椴松)」もあるが、普通「トドマツ(椴松)」と言えば、この「アカトドマツ(赤椴松)」を指す。北海道の山地に自生するが、建築材やパルプ材として道内に広く植林されているので見る機会が多い。「マツ」と名がついているが「モミの仲間」。高さは普通20~25m、大きいものは高さ35mにもなる常緑高木。輪生する枝が斜め上に向いて伸び、樹冠は卵状円錐形になる。樹皮は滑らかで帯紫褐色または灰褐色だが、地衣類の着生で灰白色になるものが多い。葉は長さ1.5~2㎝の線形で、葉の先がややくぼみ、裏面に2本の白い気孔帯がある。

,strong>6月に開花する。雄花は紅色。球果は5~8.5㎝で9~10月に成熟して黒褐色になる。変種のアオトドマツvar.mayrianaは樹皮が灰青色。球果は黄緑色で苞鱗が種鱗より長く突き出て先が反る。

同じ道内に多いエゾマツ(トウヒ属)とは、葉先が尖らないこと、球果が上向きにつき、種鱗がバラバラに落ちること、樹皮が滑らかなことなどで見分けられる。用途:庭木、建築・器具・船舶材、パルプ。分布:北海道、南千島、サハリン。

[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」&日本文芸社発行「樹木図鑑」より]

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%89%E3%83%9E%E3%83%84 [トドマツ(Wikipedia)]

http://www.ponnitai.com/database/abies/sachalinensis.shtml [球果植物トドマツ(椴松)]

http://www14.plala.or.jp/hayasitoyo/hayasikona/12-todomatu.htm [我が家の庭木:トドマツ]

http://www.ootk.net/cgi/shikihtml/shiki_1802.htm [四季の山野草:トドマツ]

http://www.hidaka.pref.hokkaido.lg.jp/sr/srs/rikatu/jyumoku-todomatu.htm [日高の樹林:トドマツ]