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peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

タイサンボク(泰山木/大山木)

2007年08月02日 | Weblog
一関市千厩町小梨のタイサンボク(泰山木/大山木)
 2007年8月2日



2007年8/2(木)、一関市千厩町に出かけたついでに、小梨地区に
ある岩手県指定有形文化財の村上家住宅を見てきました。
ここは、最近まで人が住んでいたそうですが、今は無人です。自由
に見学ができるということでしたので、うだるような暑さの最中でし
たが、ぐるりと一周してきました。


高い所につくった鶏小屋もありました。どこの農家でも、夕方にな
ると狐などに捕られないようにニワトリを入らせたものです。

また、生活に欠かせない水を汲む井戸もありました。

近くには5mほどの「タイサンボク(泰山木/大山木)」があり、
大きくて白い花を咲かせていました。





タイサンボク(泰山木/大山木)モクレン科 モクレン属
Magnolia grandiflora
北アメリカ原産の常緑高木で高さは10~20mになる。日本には
明治初期に渡来し、庭や公園などに植えられている。

樹皮は暗褐色。葉は有柄で互生し、長さ10~25cm、幅5~10cm
ほどの長楕円形。厚くてかたく、表面は濃緑色で光沢があり、
裏面には鉄錆び色の毛が密生している。

5~6月、枝先に直径10~15cmの白い大きな花を開く。花弁は
広倒卵形でふつう6枚だが、まれに9~12枚で、淡黄色の雄しべ
が多数ある。雄ずいは長さ2cmほど、花床の下部につく。
花弁が9枚のように見えるが、外側の3枚はガク(萼)片。
花には強い芳香がある。

果実は袋果が集まった広楕円形の集合果で長さ10~15cm。
袋果の中には赤い種子が2個ずつ入っている。
 分布:北アメリカ南部
 別名:ハクレンボク(白蓮木)、ヨウギョクラン(洋玉蘭)

リョウブ(令法)

2007年08月02日 | Weblog


2006年7/18(火)、一関市蘭梅山「いこいの森」公園で「リョウブ
(令法)」の花が咲いていました。




リョウブ(令法)リョウブ科 リョウブ属
 Clethra barbinervis
日当たりの良い山野に生える落葉小高木で、尾根筋などによく自生
する。高さは7~10mほどになる。穂状に垂れて咲く白い小さな花は
茶花に珍重され、庭園樹や公園樹、街路樹としてよく植えられている。
別名:ハタツモリ(畑守)。

また、すべすべしていて、樹皮がはがれやすく、はがれた跡が斑
(まだら)模様になってよく目立つ幹は、模様を生かして床柱に
利用される。

葉は互生し、長さ8~15cmの楕円形で、先は尖り、縁には鋸歯が
ある。若葉は山菜として利用される。鹿もこの木をよく食べると
いう。

7~9月、枝先に8~15cmほどの花序を出し、直径5~6mmの白い小
さな花を密につける。果実は秋に褐色に熟し、毛が多い。
分布:北海道(西南部)、本州、四国、九州、朝鮮(済州島)、
中国、台湾

リョウブ(令法)/ハタツモリ(畑守)

2007年08月02日 | Weblog
岩手県立博物館のリョウブ(令法)/ハタツモリ(畑守)
2007年7月29日





2007年7/29(日)、岩手県立博物館(盛岡市上田字松屋敷34番地)の
植物園に「リョウブ(令法)/ハタツモリ(畑守)」が花を咲かせてい
ました。






岩手県立博物館のリョウブ(令法)/ハタツモリ(畑守) 2007年7月29日

岩手県立博物館(盛岡市)の植物園には、本館のすぐ近くにも
リョウブ(令法)と思われる木が花を咲かせていました。



岩手県立博物館のリョウブ(令法)の実 2005年11月3日




2005年11/3、岩手県立博物館(盛岡市上田)の植物園に行きました。
紅葉が最終期に入っており、実をつけた「リョウブ(令法)」も紅葉
していました。







リョウブ(令法)/ハタツモリ(畑守)リョウブ科 リョウブ属
 Clethra barbinervis 
日当たりのよい山地に生える落葉小高木で、高さは7~10mになる。
尾根筋などによく自生しており、自然植生を生かした公園ではよく
見る。

多少の日陰に耐え、剪定がきき、大きい病虫害がないことなどで
庭園樹や街路樹、緑陰樹になりうる木ではあるが、あまり利用され
ていないという。大きく枝を広げて円錐形の樹冠になる。

樹皮は薄片となって大きくはがれ、跡が灰白色や明褐色の斑(まだら)
模様でなめらかになる。 樹皮がはがれた跡がまだら模様になってよく
目立つので、この模様を生かして皮付き床柱に利用される。

葉は互生し枝先に集まる。やや革質で長さ8~15cmの倒皮針形ないし
楕円形。先は尖り、ふちには鋸歯がある。若葉は山菜として利用され
る。鹿もこの葉をよく食べるという。

7~9月、枝先に直径8~15cmの総状花序を円錐状につけ、直径5~7mm
の5弁の白い小さな花を密につける。花軸には白い星状毛が密生する。
穂状に垂れて咲く白い小さな花は茶花に珍重される。

果実は直径5mmほどの球形の果で、下向きにつく。秋に褐色に熟し、
多数集まって長い尾のようになる。果実の表面には毛が多く、熟すと
3つに割れる。

分布:北海道(西南部)、本州、四国、九州(鹿児島南方諸島)、
朝鮮(済州島)、中国、台湾