peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

リョウブ(令法)/ハタツモリ(畑守)

2007年08月02日 | Weblog
岩手県立博物館のリョウブ(令法)/ハタツモリ(畑守)
2007年7月29日





2007年7/29(日)、岩手県立博物館(盛岡市上田字松屋敷34番地)の
植物園に「リョウブ(令法)/ハタツモリ(畑守)」が花を咲かせてい
ました。






岩手県立博物館のリョウブ(令法)/ハタツモリ(畑守) 2007年7月29日

岩手県立博物館(盛岡市)の植物園には、本館のすぐ近くにも
リョウブ(令法)と思われる木が花を咲かせていました。



岩手県立博物館のリョウブ(令法)の実 2005年11月3日




2005年11/3、岩手県立博物館(盛岡市上田)の植物園に行きました。
紅葉が最終期に入っており、実をつけた「リョウブ(令法)」も紅葉
していました。







リョウブ(令法)/ハタツモリ(畑守)リョウブ科 リョウブ属
 Clethra barbinervis 
日当たりのよい山地に生える落葉小高木で、高さは7~10mになる。
尾根筋などによく自生しており、自然植生を生かした公園ではよく
見る。

多少の日陰に耐え、剪定がきき、大きい病虫害がないことなどで
庭園樹や街路樹、緑陰樹になりうる木ではあるが、あまり利用され
ていないという。大きく枝を広げて円錐形の樹冠になる。

樹皮は薄片となって大きくはがれ、跡が灰白色や明褐色の斑(まだら)
模様でなめらかになる。 樹皮がはがれた跡がまだら模様になってよく
目立つので、この模様を生かして皮付き床柱に利用される。

葉は互生し枝先に集まる。やや革質で長さ8~15cmの倒皮針形ないし
楕円形。先は尖り、ふちには鋸歯がある。若葉は山菜として利用され
る。鹿もこの葉をよく食べるという。

7~9月、枝先に直径8~15cmの総状花序を円錐状につけ、直径5~7mm
の5弁の白い小さな花を密につける。花軸には白い星状毛が密生する。
穂状に垂れて咲く白い小さな花は茶花に珍重される。

果実は直径5mmほどの球形の果で、下向きにつく。秋に褐色に熟し、
多数集まって長い尾のようになる。果実の表面には毛が多く、熟すと
3つに割れる。

分布:北海道(西南部)、本州、四国、九州(鹿児島南方諸島)、
朝鮮(済州島)、中国、台湾 

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