





10/1(日)、平泉メビウスの会(代表世話人・阿部慶元)の「第38回自然観察会」が、平泉町・一関市東山町・奥州市前沢町にまたがる束稲山(たばしねやま:標高595.7m)で行われました。子供2人を含む11人が3台の車に分乗して出かけました。
山道を登り出してすぐ、木にからまって高い所に実をつけている「ヤマブドウ(山葡萄)」を見つけました。会長自ら木に登って採取しました。



一関市東山町田河津矢ノ森のヤマブドウ(山葡萄)の青い実 2006年8月24日


ヤマブドウ(山葡萄)ブドウ科 ブドウ属 Vitis coignetiae
山地に生える落葉つる性木本。巻きひげで外の植物にからみついて伸びる。巻きひげは葉と対生し、2節続けて出て、次の1節は休み、また2節続けて出るのをくり返す。樹皮は濃褐色で、縦に薄くはがれる。
葉は長さも幅も10~25cmの5角形で、基部はハート形。裏面は褐色の綿毛に覆われている。秋は紅葉が美しい。
6月頃、葉と対生して細長い花序を出し、黄緑色の小さな花を多数開く。花弁は5個あるが、先端は互いにくっついていて、開花するとすぐに落ちてしまう。
果実は直径8mmほどの球形で、秋に黒紫色に熟す。そのまま生で食べたり、ジュースやジャムにする。樹皮は丈夫で、籠などを編むのに利用される。分布:北海道~四国
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