



画像は、美しく紅葉したヌルデ(白膠木)の葉と核果。ウルシによく似ているが、葉の軸に翼があるので見分けやすい。実は熟すと塩辛い白い粉をかぶる。
ヌルデ(白膠木)ウルシ科 ウルシ属 Rhus javanica
山野に生える落葉小高木。高さはふつう約5mぐらいであるが、10mぐらいにもなるという。
葉は奇数羽状複葉で互生し、葉軸に翼があるのが特徴。秋には美しく紅葉する。小葉は4~6対あり、長さ5~12cmの長楕円形で、裏面に軟毛が密生している。葉にできた虫こぶを「五倍子(ふし)」と呼び、染料などに利用するので、「フシノキ」の別名がある。
8~9月、枝先の円錐花序に黄白色の小花を多数開く。雌雄別株。果実は直径4mmほどの扁平形の核果で短毛が密生し、塩辛い白粉をかぶっている。
分布:日本全土、朝鮮、中国、台湾、ヒマラヤ、インドシナ
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます