peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

花巻市胡四王山のウスバサイシン(薄葉細辛)

2009年04月26日 | Weblog




4月28日(金)、花巻市の胡四王山に行きました。この山の中腹
には「宮沢賢治記念館」が建っていますし、頂上には「胡四王神
社」が建っています。そして、周囲の林床には「カタクリ」が沢
山咲いていました。カタクリの花の蜜をヒメギフチョウの成虫が
吸うそうです。

胡四王神社のところで、「ウスバサイシン(薄葉細辛)」が花を
咲かせているのを見つけました。この植物の葉は、ヒメギフチョウ
の幼虫の食草として知られているところですが、ヒメギフチョウの
成虫が飛んでいるのを見ることができました。





ウスバサイシン(薄葉細辛)ウマノスズクサ科 ウスバサイシン属
Asiasarum sieboldii
山地のやや湿った林床に生える多年草。根元から2本5~10cm
の長い柄を伸ばし、その先に長さ5~8cmのハート形の薄い葉を
つける。2個の葉のつけ根に暗褐色を帯びた花を1個つける。花
は直径1~1.5cm。。「ヒメギフチョウ」の食草として知られて
いる。
 
3枚の花びらに見えるのは、萼の一部で、基部側を萼筒という。
3枚の萼片の上部は水平に広がり、その先端がつまんだように持
ち上がる。花期:3~4月。

属は違うが、よく似た「フタバアオイ」と違って、3個の萼片
の下部は完全にくっついていて、葉のへりに毛がある。
 
和名の「ウスバサイシン」の「サイシン(細辛)」というのは、
細くて辛い根を乾燥させたもの[生薬名]で、「ウスバ(薄葉)」
は文字通り「葉が薄い」ことによる。
分布:本州、四国、九州(北部) 

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