2015年4月15日(水)、一関市大東町摺沢雲南田地区の県道19号線(今泉街道)から古い道に入り雲南神社の方へ歩きました。そこからさらに100mほど進んだ所に「摺沢農村公園」がありました。トイレ、水道、外灯、テーブル、見晴台、遊具などが整備されていました。ツクシ(土筆)が沢山生えていました。
(上)摺沢農村公園の前から眺めた摺沢の街。室根山が大きく見えました。
ツクシ(土筆)/スギナ(杉菜) トクサ科 トクサ属
道ばたや土手などに普通に見られる夏緑性のシダ。ツクシ(土筆)はスギナ(杉菜)の胞子茎で、楕円形の胞子嚢穂から胞子を散布するとすぐに枯れる。栄養茎は緑色で高さ20~40㎝になり、上部に小さな枝を輪生する。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]
スギナ(トクサ科):この草は胞子で殖えるシダ植物の仲間で、種子で殖える植物よりも、古い時代に地球上に現れたものとされている。おなじみのツクシ(土筆)は、胞子を散布する器官で、穂から緑色の細かい粉(=胞子)を盛んに飛ばす。その胞子を顕微鏡で見ると、「弾糸(だんし)」というバネのようなものを備えている。これがよく出来ていて、乾燥すると伸びて胞子の移動を助け、湿ると胞子に巻き付いて収納される。おかげで胞子は、適度な湿り気のある場所へ、たどり着くことができるというわけだ。ちなみに、ツクシは食用となり、ハカマを取って卵とじなどにすると、結構いける。スギナ(杉菜)とは、ツクシの後に伸びてくる緑色の部分が、スギの葉に似ていることによる。[岩手日報社発行「岩手の野草百科」(澤口たまみ・著)より]
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