2017年8月17日(木)、一関市東山町長坂字東本町の県道19号線(今泉街道)沿いに生えているヘク
ソカズラタ(屁糞葛)が、花の中心部が赤い、ラッパのような花を沢山咲かせていました。この花の中心
の赤い部分がお灸をすえた跡に似ていることから「灸花(やいとばな)」という別名もあるそうです。
ヘクソカズラ(屁糞葛)アカネ科 ヘクソカズラ属 Paederia scandens
茎や葉、花、果実を揉むと悪臭がすることからこの名がある。花の中心部が赤く、お灸(やいと)の跡に
似ているので、「ヤイトバナ」とも呼ばれる。日当たりのよい藪や林の縁に多いつる性の耐寒性多年草。
茎はいろいろなものに絡みついて長く伸びる。葉は対生し、長さ4~10㎝の細長い卵形で先は尖る。8~
9月、長さ1㎝ほどの筒状の花が咲く。花を田植えのとき娘さんがかぶる菅笠に見立てた「サオトメバナ
(早乙女花)」という別名もある。果実は直径5㎜ほどの球形で、晩秋に黄褐色に熟す。実はしもやけに
効くという。分布:日本全土。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」&実業之日本社発行「花
のいろいろ」より]