日々の生活にみる驚きの中国

単身赴任中の中国(大連)で日々発生する“驚き”を強引かつ身勝手な比較文化で紹介。

中国の医療保険

2010年09月23日 | 比較文化
行政区の変更に伴い、医療保険も当然変更になるのだが・・・・・ 呆れた!
一旦会社に戻すから、新行政区に手続きしろと言う。 行政はこれだ。縄張り根性が強く、そこに住民は存在しない。この国の行政はサービスではない。 国民の管理、監督者だとしても、引継ぎ作業は自分たちで出来るはず。


今日のテーマはここから。

個別の医療保険の残高(後ほど説明)明細を見て驚いた。これでは病気、怪我でもしようものなら・・・・

中国の医療保険の仕組みは日本とは全く異なる。
前年度平均金賃金の会社6% 個人2% (わが社の場合)を毎月積み立てる方式。保険と呼ばれるが実際は医療積立金だ。 相互扶助、国の補助的システムにはなっていない。 

個々、カードを持っており、会社と個人で積み立てた額の範囲で、薬局で薬を買ったり、病院での治療で使用する。 つまり、薬代はもちろん、医療費そのものは常に全額負担。治療のために貯金しているカードが使えると言うだけ。日本のように、加入していれば3割自己負担的なものではない。

話を戻すと
社員のその残高明細書、平均すれば・・・日本円で1万円程度しかない。実によく使っている。 これで入院でもしようものなら・・・・というか、入院しないだろう。 日本同様、治療費も薬代も結構高い。 地元で数多くの薬局を見かけるが、この辺で巻き上げられている。 偽物、未承認の薬で。

TVのCMは病院が圧倒的に多い。 病院に行けない人は薬局へ。 病院では、交通事故等、目の前で死にそうな患者を放置・・・だそうだ。 お金が先。 怪我等、会社が治療費を負担する場合、全く関係ないに全身の検査をしまくって治療費(?)を引き上げる。 全くのビジネス。 “医の心”なるものはなく、 むろん国民の信用も低い。 

『命よりお金』の国。 街づくり、見た目作りもいいだろうが、国民の命を守るシステム作りをやって欲しいものだ。 お金持ちは海外へ検査、治療に行く。 これは当然だと思う。みんな自分の命はお金ではない。





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