私が知る中国人で一番日本語が上手な人、薫氏。 私以上であることも間違いない。 この人のセミナーは迫力があり、いつも大勢の参加者がある。
今回のテーマは 『異文化における人材マネージメント』 。私が一番興味ある内容だ。
まずこの質問から始まった・・・・・
友人が運転し、あなたは助手席。友人が信号無視で通行人に怪我をさせた。相手に怪我は無いが、怒って警察官を呼んだ。あなたは友人が信号無視したことを警察官に正直に話しますか?
さらに内容が変化し、質問が続く。
① もしも友人ではなく、父親が運転していたら??
② 父親が運転し、相手が入院を必要とする怪我をしたら??
③ 父親が運転し、相手が死亡したら??
この質問は、実は、会社で不正行為を目撃した時に、報告するかしないか? なるほど・・・・・そうきたか。 こっそり社内でテストしてみるか?? でも、するまでもなく、誰も報告はしないだろう。
ある日系トップ企業の幹部にアンケート調査した。結果、
中国人が考える 『がんばる』 とは 60%~100% と回答。 それ以上はない。日本人が考える一生懸命とは程遠いものがあるようだ。
なぜか?? 比較文化が展開された。
① 長期決済主義(日本) と 短期決済主義(中国)
日本人は会社の将来像を語る。だが、中国人は目先の利益優先。長期の夢を語っても何の評価もしない。(笑われる)・・・・・笑うなっ! まず、夢の共有は不可能だと知るべし。
② 集団主義(日本)と個人主義(米国、中国)
ただし、米国の個人主義 ⇒ 水平型個人主義 チームの利益を優先
中国の個人主義 ⇒ 垂直型個人主義 個人利益の最大化
なるほどね。
③ 普遍主義(欧米)と特殊主義(日本、中国)
日本、中国は 罰則規定やルールに対し、人(社員と幹部)によって臨機応変に対応する。これに関しては日本人も何も言えない。
④ 特定関係文化(欧米)と発散関係(曖昧)文化(日本、中国)
特定 ・・・ いくら親しいとはいえ、一線を引く(ベッドルームには入れない・・)
発散 ・・・ 一定ラインを超えれば、何でもあり。
基本的にこれだけの相違があると、教育とは 『人の改造作業』 だ。 人材育成は非常に無理がある。 もちろん、それをやろうとする日本人はそのテクニックも、教育も受けてないとバッサリだ。一言もない。
日本人の任期が3年~5年 であるのに OJT教育も無理。悲惨な現実を見続けているそうだ。骨折り損ということか。
ではどうするか?
中国での人材マネージメントでベストな方法 ⇒ 『使い捨て人材戦略』 しかないと断言する。
必要な知識を持っている人間を採用して、期間、目標を達成したら辞めさせる。ただ、日本人がそれを実行できるかどうか?
スキルアップする人は、金銭、将来を考え、転職を動機として持つ人であり、安定社員(転職志向なし)は『習得する意欲』は弱い。 それを発揮させるには別の “動機付け”が必要だという。 あくまでも、今の会社の将来の夢ではない。
性善説、性悪説の話がまだいい。 日本に帰りたくなった。 オウム真理教の世界なのかもしれない。
とはいえ、そうじゃない社員もいるような気がするが・・・・そう思うのが甘いのだろうか?
今回のテーマは 『異文化における人材マネージメント』 。私が一番興味ある内容だ。
まずこの質問から始まった・・・・・
友人が運転し、あなたは助手席。友人が信号無視で通行人に怪我をさせた。相手に怪我は無いが、怒って警察官を呼んだ。あなたは友人が信号無視したことを警察官に正直に話しますか?
さらに内容が変化し、質問が続く。
① もしも友人ではなく、父親が運転していたら??
② 父親が運転し、相手が入院を必要とする怪我をしたら??
③ 父親が運転し、相手が死亡したら??
この質問は、実は、会社で不正行為を目撃した時に、報告するかしないか? なるほど・・・・・そうきたか。 こっそり社内でテストしてみるか?? でも、するまでもなく、誰も報告はしないだろう。
ある日系トップ企業の幹部にアンケート調査した。結果、
中国人が考える 『がんばる』 とは 60%~100% と回答。 それ以上はない。日本人が考える一生懸命とは程遠いものがあるようだ。
なぜか?? 比較文化が展開された。
① 長期決済主義(日本) と 短期決済主義(中国)
日本人は会社の将来像を語る。だが、中国人は目先の利益優先。長期の夢を語っても何の評価もしない。(笑われる)・・・・・笑うなっ! まず、夢の共有は不可能だと知るべし。
② 集団主義(日本)と個人主義(米国、中国)
ただし、米国の個人主義 ⇒ 水平型個人主義 チームの利益を優先
中国の個人主義 ⇒ 垂直型個人主義 個人利益の最大化
なるほどね。
③ 普遍主義(欧米)と特殊主義(日本、中国)
日本、中国は 罰則規定やルールに対し、人(社員と幹部)によって臨機応変に対応する。これに関しては日本人も何も言えない。
④ 特定関係文化(欧米)と発散関係(曖昧)文化(日本、中国)
特定 ・・・ いくら親しいとはいえ、一線を引く(ベッドルームには入れない・・)
発散 ・・・ 一定ラインを超えれば、何でもあり。
基本的にこれだけの相違があると、教育とは 『人の改造作業』 だ。 人材育成は非常に無理がある。 もちろん、それをやろうとする日本人はそのテクニックも、教育も受けてないとバッサリだ。一言もない。
日本人の任期が3年~5年 であるのに OJT教育も無理。悲惨な現実を見続けているそうだ。骨折り損ということか。
ではどうするか?
中国での人材マネージメントでベストな方法 ⇒ 『使い捨て人材戦略』 しかないと断言する。
必要な知識を持っている人間を採用して、期間、目標を達成したら辞めさせる。ただ、日本人がそれを実行できるかどうか?
スキルアップする人は、金銭、将来を考え、転職を動機として持つ人であり、安定社員(転職志向なし)は『習得する意欲』は弱い。 それを発揮させるには別の “動機付け”が必要だという。 あくまでも、今の会社の将来の夢ではない。
性善説、性悪説の話がまだいい。 日本に帰りたくなった。 オウム真理教の世界なのかもしれない。
とはいえ、そうじゃない社員もいるような気がするが・・・・そう思うのが甘いのだろうか?