日本料理店で・・・

私が住んでいるホテル兼マンションに日本食の料理店がオープンした。この店は大連市内でもなん店舗もある大型店だ。

私はこのような店を観察するのが趣味みたいなもので、従業員である中国人がどのようなサービスをするのか楽しみに出かける。

さすがにこの店の従業員はよく教育されている。注文その他、基本的な日本語になんの問題もない。日本で言うと、ウエイター全員が英語を話すようなもの・・・田舎育ちの私は　すごいなぁ～　と思う。

寄り道
大連は中国でも一番日本語の教育も進み、話す人も多い地区である。検定試験の一級受験者は、大連地区が70％程度あると聞いた。

ホテルの部長とオープンまもなく一緒に食事した再にこの店のマネージャーを紹介してもらっていた。その後私が出かけると席まで出向いてくれて、忙しい中、話相手になってくれる。

このマネージャーは、日本でシェラトンホテルの厳しい教育を生き残り、その後パラオのホテルで仕事の経験を持つという人だった。これ自体すごい。中国人である彼女はサービスなるものは全く知識がなかったはずだ。ちなみに一緒に研修を受けた日本人は全員リタイアしたそうだ。

従業員教育の話を始めると、その苦労話が次々に出てくる。全て納得の内容だ。私は、『サービスそのものが理解できてない人に、よくここまで教育しましたね。』と本音で慰め、敬意を表した。私も中国人の教育法を是非教えて欲しい。

サービスのプロであり、日本もよく理解してる人。ほっとする時間である。

話の流れで、サービスの基本も知らない私が、気がついたことを報告するようになってしまった。一般日本人レベルで勘弁してもらおう。

では、早速。

私が席に座っている間、従業員が何度も覗きに来る。これは食べてしまった食器を引くためと、お茶が入っているかとか・・・サービスがもれないようにとの努力である。　やめて・・ゆっくり食べさせて欲しい。

この辺はなかなか教えるのも難しいかもしれない。大変だ。