Burning Pavilion Part3

日常のもろもろ

ビリー・ジョエル 初札幌公演 2006/12/3

2006-12-04 01:19:29 | ライブ
先週のギターの神様に続き、ピアノマンが札幌に参上!。

ついにビリー・ジョエルを見てしまった。
16年前、なぜだか当時の最新アルバム、ストーム・フロントをレンタルして聴いたのがきっかけで、翌年の東京ドームでのライブをテレビで見たら過去のヒット曲が素晴らしすぎて、ベスト盤ビリー・ザ・ヒッツでさらにハマったクチです。

ライブはビリーの人柄が伝わってくる温かいものだった。
今回座席はなんと最前列!。
ただし端っこのほうなので距離はかなりあった。しかし最高の音で、細かい動きも見れました。

ディズニー風の壮大なBGMが流れ、開演時間ほぼピッタリにバンドが登場し、そのまま1曲目のPrerude~Angly Young Manの始まり。連弾する指がスクリーンに写る。
ごつく丸い指。爪も半分剥がれてるような。この指であの繊細でダイナミックなフレーズを弾いているのか。
周りはあまり立ちませんでしたが、このオープニングに立ち上がらずにいられるか!。とても見やすかった。2曲目で総立ちになりましたが。
ここで歓喜の涙。こんな涙を流すのは一生のうちにそんなにないだろうと思う。

2時間。短かった。あっという間。

セットリスト

1.プレリュード~怒れる若者
2.マイライフ
3.オネスティ
4.エンターティナー
5.ザンジバル
6.ニューヨークの想い
7.アレンタウン
8.ストレンジャー
9.素顔のままで、
10.ムービングアウト
11.イノセントマン
12.マイアミ2017
13.シーズ・オールウェイズ・ア・ウーマン
14.愛はエクストリーム
15.リバー・オブ・ドリームス
16.ハートにファイア
17.ビッグ・ショット
18.ロックンロールが最高さ
19.ガラスのニューヨーク
アンコール
20.イタリアンレストランにて
21.ピアノマン

あえて邦題で。ライブ直後に自宅へ送ったメールとネット上に出ているセットリストと見比べるとほぼ一緒でした。それほど覚えやすいグレイテストヒッツ的な選曲。海外ではサプライズでマニアック曲もありますが、日本では海外では演奏されてないHonestyやStranger、さらにJust The Way You Are もやってるのでそれらはなし。
アメリカでやったThe Night Still Young や定番のGoodnight Saigonも密かに期待してましたが、それらはなし。ピッタリ2時間で終わりました。ここらへんはクラプトンと一緒ですね。

1曲ずつの感想↓


1.プレリュード~怒れる若者 ぱらぱらっと立つ人達。旧ソ連でのライブ盤や最新のライブ盤12ガーデンズライブでもオープニングだったのでもっと盛り上がるかと思ってましたが。連弾に見とれていたのでしょう。
2.マイライフ この曲で総立ちになりました。この曲を聴いているという状態が信じられなかった。前奏でさくらを演奏。90年のライブでは上を向いて歩こうを弾いていた。そのシーンがラップし、涙目に。
3.オネスティ いきなり前半で登場。これは90年のライブでもそうだったので、冷静におぉーと驚いた。原曲より丁寧にやっていた。演奏的にタメていたのかな?。
4.エンターティナー シンセのフレーズが原曲通りでいい。
5.ザンジバル ジャズっぽくなりトロンボーンソロが入る中盤が最高に格好良かった。
6.ニューヨークの想い やっぱこれですね。原キーより低いけど、渋くて良い。今回のサックスはマーク・リベラ。リンゴ・スターのツアーやってた人です。彼はギターも弾いてたけど、裏にメチャでかいThe BEATLESのロゴステッカーを貼っていたのを見つけ感激。
7.アレンタウン これ好きなんですよ。大感激。
8.ストレンジャー 超有名曲。口笛の部分がシンセに変わっていたのがちょっと残念だったけど、かなりリアルに再現して驚きました。
9.素顔のままで イントロ聴いて最も驚いた曲。この曲はあんまりやらないときいてたのですが。生ピアノと思いこんでた鍵盤からエレピの音が出たので2度ビックリ。やっぱいいわ~この曲。
10.ムービングアウト ブラス隊が揃って前に出てきたシーンは圧巻でした。別にブラス隊がいるわけでなく、曲によってパーカッションやらギター、コーラスをやってる人たちがブラス系もやるので経済的ですね。迫力あってよかったです
11.イノセントマン ここでビリーがスタンドマイクで歌う。その先には巨大なドームに大勢の客。美しいシーンでした。そういえば、ドームの残響にいちいちユーモラスに反応していたビリーですが、東京ドームも反響するし同じような感じだったんでしょうか?。高音がえらく出てて感動しました。
12.マイアミ2017 ライブ前、この曲がずっと頭で鳴ってました。イントロ聴いて泣きました。歌詞に北海道が入ってたのを歓声を聞いて気付いた。情けない。。。
13.シーズ・オールウェイズ・ア・ウーマン これも良い曲ですわ。
14.愛はエクストリーム ストーム・フロントに入ってる曲、というMCに反応して大騒ぎしました。この曲はそんなに好きでもなかったんですが、ライブで聴くといいですね~。盛り上がりました。
15.リバー・オブ・ドリームス これもそんなに好きでもないんですけどコーラスが綺麗で良いですね~。
16.ハートにファイア キました。なんでストーム・フロントをレンタルしたか思い出しました。ポール・マッカートニー目当てで見た90'グラミー賞の番組でこの曲を歌うビリーを見たからです。ブリティッシュビートルマニアという言葉が歌詞に入っていて嬉しかったものですが、ここで大泣きしてしまいました。
17.ビッグ・ショット この曲も大好きです。なんか札幌の街中を思い出してしまいます。この曲で下に降りてくるビリー。間近でアクションを見れて良かったです。
18.ロックンロールが最高さ この曲でも降りてきました。そして俺のいるブロックの近くまでやってきた!。ハイタッチはなかったけど感涙。スタンドマイク扱いがすごい。JBみたいだ。
この曲でファイターズの帽子かぶったんだっけか。そりゃすげぇ盛り上がりましたよ。これだけは他の会場と比べられないほどだと思いました。なんと言っても今年日本一ですから。
19.ガラスのニューヨーク 盛り上げに盛り上げ、終了。

アンコール
20.イタリアンレストランにて これもまだ聞いてなかったんだ、ってくらいの名曲満載でしたが、やっぱりこれを聴かなきゃ帰れないでしょう。ビリー・ジョエルはしばらく聴いてなかったのであまり熱が入ってなかったのですが、このライブは追っかけしてでも3回は見るべきだったとマジで思いました。
21.ピアノマン 小さなクラブで演奏している雰囲気が伝わってくるんですよ。あれほどのセレブになったビリーから。それが感動する所以です。泣きました。なんとか大合唱に参加できました(ホッ)。


基本的に全曲キーが下がってましたが、歌が始まると全く気にならないのが不思議でしたね。
あんな親密感を出し、暖かいパフォーマンスをする人はなかなかいないです。こういう雰囲気を出す人はポール・マッカートニーの他には彼くらいでしょう。さすが世界のスーパースターです。

90年代に入り、クラシックのピアノ作品を出した他は一切ポップスのアルバムを出さなくなり、ツアーもやらなくなったビリー。もう戻ってこないとばかり思ってました。
ミレニアムライブや9.11犠牲者支援コンサートで見かけたビリーは一気に老けてましたが、たまにはやってくれるんだ、と喜んだもんです。
今年、新たなライブアルバムが出ると聞いて、過去の素材だとばかり思っていたらなんと最新ライブだという。いよいよ本気になったかと思ったら信じられないことに日本に来るという。
それが今日でした。

もうほんとにこれが最後なのかもしれないけど、現役そのものでした。まだまだやれます。声も良く出るし、ピアノもパワーアップしてます!。
また会いたいです。

2 コメント

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Unknown (ささよし)
2006-12-04 20:32:34
足あとから飛んできました。
レポ読みましたよ、感動が伝わってきます。メキシコはやっぱり北海道
だったのですね。東京でもそうでした。あと東京ではジャイアンツの帽子
でしたよ。(東京はアンコールでした)
凄いエネルギッシュですよね、57歳には思えないです。これからも
日本に来てくれるといいですね、クラプトンより若いんだしね。
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Unknown ()
2006-12-09 16:49:05
ささよしさん、コメントありがとうございました。
東京での様子、レポ見せていただきました。改めて記憶がよみがえります。
今回生ビリーは初だったんですが、あの歳であんなに素晴らしいパフォーマンスをしてくれるとはほんとに感激でした。
また近いうちに来日して欲しいですね!。
アルバムのレビューも今度じっくり読ませていただきます。
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