Burning Pavilion Part3

日常のもろもろ

ONCE UPON A LONG AGO

2017-12-04 00:12:28 | 私的ポール・マッカートニー史
ONCE UPON A LONG AGO

久しぶりの一人バンド作品として、春にも一度UPした、ポール・マッカートニーのONCE UPON A LONG AGO。
今年はこの曲の発売30周年であります。音源は最下段に。

この曲、ライブでは一度も演奏されたことがなく、ポール本人もきっと忘れているであろう(最新のベスト盤には入ってない)。
壮大なアレンジが施されているため、大作っぽい感じはするが、コピーしてわかったのは曲としては意外と小品であるということ。曲の大したことなさを隠すために派手なアレンジを施したと言われそうだけど、私にとっては愛すべき佳曲です。

もともとは87年11月1日発売のベストアルバム『オール・ザ・ベスト』に未発表曲として収録され、11月16日にシングルでも発表された。
当時のライナーには「音的に(80年発表の※筆者注)マッカートニー2以降の作品であろう」みたいなことが書かれていたが、レコーディングは87年3月に行われており、正真正銘の新曲だったわけだ。

というわけで、、、というわけでもないが、今年アップした時にはレコーディングからは30周年で良かったが、発売30周年記念にはタイミング的に早かったので、もう一度、この曲のUPに関する記事を書きました。

私は88年春頃からビートルズのファンですが、ポールのソロもどういうわけか割と早く聴いており、冬くらいにはこの『オール・ザ・ベスト』を入手しています。
当時のビートルズのCDは3200円でしたが(この頃は消費税はありませんでした)、ベストアルバムだからか知らないけど、なぜかオール・ザ・ベストは3600円もした。LP版は2枚組だったから、それに合わせた価格のだろうか。ということで父にねだって買ってもらったアルバムだ。普段はそんな事では買ってもらえないが、なぜかあっさり買ってもらえたのは父も聴きたかったからだろうか(しかし、これに入っているComing Upをかけていたらバカにされた記憶もある)。

この「オール・ザ・ベスト」なるポール・マッカートニーのソロ作品のベスト盤、私自身音楽初心者だったためか、初めはかなり取っ付きにくく、これに先立って購入していたポール・マッカートニー・スペシャルというベスト版的なビデオに入っていて気に入っていた、MAYBE I'M AMAZEDも、HI HI HIも、GOODNIGHT TONIGHTも収録されていないので正直ガッカリであった(ちなみにLP版やUS盤には入ってたりする曲もあるのは後で知った)。
ビデオに入っていてかなり気に入っていたWILDLIFEがポール史的には大した事ない曲であるのも後で知った。
なぜC'MOONやLET' EM INやWE ALL STAND TOGETHERみたいな曲があのWILDLIFEを差し置いてベストに入るんだ!?などと思っていた中2の自分を思い出すと面白い。この中で気に入ったのはNO MORE LONELY NIGHTやSAY SAY SAY、PIPES OF PEACE、ANOTHER DAYあたり。他はピンとこなかった。

で、ONCE UPON A LONG AGOですが、音から冬っぽい感じはしてました。PVは思い切り冬が舞台。映画音楽のような念入りに作られた音ながら、80年代臭さは少なく結構好きな曲でした(調べると映画の主題歌として売り込んだらしい)。最新曲だったしバリバリ80'sの為か、音に高級感を感じたりもした。

そしてポールコピー専門バンドSTRANGLE HANDSにいた時にライブで一度やりました。なので相当好きな曲でした。2002年12月のライブで演奏したので15年ですか。
願わくは今の力量でもう一度やりたくもありますが、まずは一人バンドで我慢しておきます。
初めはアコースティック編成で録ったところ、色々足したくなって、出来上がったのが一番上のバージョンです。

一人バンド
https://m.youtube.com/watch?v=arzZkGg1jAs

本物
https://m.youtube.com/watch?v=a4sEJ37QwlA

一人バンド(アコースティック)
https://m.youtube.com/watch?v=AtpeiZgtdHw


CANNONBALL初ライブから10年後の総括(バンド論)

2017-10-14 19:31:00 | CANNONBALL
かつて札幌に存在した奥田民生のコピーバンド『CANNONBALL』が初ライブをしてから今日でちょうど10年が経ちました。

2007年10月14日(日)、大通公園六丁目の特設会場にて。出番は13時から30分間。
その翌週のペニーレイン24でのライブが本格的な始動と位置づけ、それを前にしたプレデビュー的な、お客さんがほとんどいない中での野外ライブでした。
メンバーがライブ慣れしていないことからの措置でしたが、自分も初フロントであったことから相当緊張しました。

寒かったけど、最後の方でさすらいを演奏する頃には青空が出てきて爽快だったことを覚えている。
メンバーの提案でスーツで挑んだのがこの日の大きな特徴。これが唯一の野外ライブとなりました。バンドが軌道に乗った後にもう一回くらいやりたかったけど。
(当時のレポート→http://yaplog.jp/hr1975/archive/202)

また、この時や次の週のライブで色々理不尽なこともあり悔しい思いもしましたが、もうどうとも思いません。
(この辺の後半に詳細記載 →http://yaplog.jp/hr1975/archive/589)

小さな一歩でしたが、その後の未来がまだ広がっていた頃。それ以降を考えると堂々たる一歩だったと思う。
色々やりたい事があったし、そこそこ出来たのではないか。

それから5年後の活動停止時には、結成時のメンバーは俺しかいなかったけど、バンドの原点は確かにこの日でありました。


活動期間は5年。その後の5年は活動しない事を自分の中でどう折り合いをつけるかをずっと考えていた。ほんとはこんなに早くやめる計画ではなかったのだ。
音楽だけやってれば楽しいだけで済むのだが、運営までやってると、騙し騙しやってたけどもう我慢の限界に来ていた。

そして10年が経った。


が、10年も経った気がしない。2007年なんてちょっと前のような気もしている。そんなことが積み重なり人生はいつの間にか終わりに着くのだろう。


悪い思い出も書きます。初ライブ時のメンバーじゃない人の話ですが。

俺のことを、『バンドの事は愛しているが、メンバーを大事にしていない』などと影でお客さん達に対して言っていた某打楽器メンバーもいたと聞いていますが(こういう陰口は信頼出来る線から回り回って聞こえてくるものです)、そう感じる原因はあなた自身と考えた事はあるのか?と。それがわからないからそんなことを言っていたのでしょうけど。

メンバーには均等に尊敬して接していたつもりだけど、礼の欠けたメンバーにはそれなりの対応になっても仕方ないと俺は思うし、どんだけ甘えるつもりだったのかと言いたい。面倒な事は俺が全てやってたし、それ以外で面倒と思うのは個人の範疇です。

バンドの代表者としては、お客さんに気を回していたり、メンバーへの段取り周知や自分なりに分かる範囲のケアをしながら、残った時間で自分のパフォーマンスを準備していた。自分は後回し。
それ以外の事でメンバーに気が回らないことだってあったかもしれないが、そこはむしろフォローしてくれてもいいのではないのか。
フォロー出来ないからといってそれを攻める気は全くない。それは個人の資質だから。
しかし、その代わり、それができるメンバーと比べて、正直接し方が少し淡白になってしまうのはやむを得ない事だと思う。
そこを自主的に気づくかどうかは、繰り返しますが、個人の資質なので面と向かって言う事ではないかなと思います。しかしそれを察する事ができるか否かが、大きく信頼に関わるところ。

以上のことをわざわざ言ってしまうと強制になり、負担を与えてしまいかねないので、敢えて言わず自主性に任せた(別に求めてませんけど、応えてくれたなら嬉しく思うのは当たり前)。言わずともわかってくれたメンバーもいた。そこはセンスの違いでしょう。
長続きするバンドはそこのセンスが合っているメンバーが揃っているか、いい意味でリーダーに全部お任せなのでしょうね。

これも恩着せがましいので言わなかったが、自分のやりたい曲だけでなく、みんなが何気なく言った一言も記憶しながらメニューを決めてたし、各パートに見せ場を持たせる選曲をしていました。

私としてはメンバーありきでやってたつもりですが、自分の思い通りにならないからと言って、メンバーを大事にしていないなどと言われるのは大変心外(他人を使い、また、ブログ、mixi、果ては裏ブログも駆使され、伝わってきましたが)。
楽器のないメンバーに鍵盤貸したり、挙句は貸した高額なシールドをステージ上に忘れて失くされたりされても不問にしましたけど(はっきり言って人としてダメですけどね。あとそれが見つからないライブハウスというのもどうなのか。)、それでも大事にしてないと言えるのかね。

まあ、それ以外にも、重箱の隅をつつくようにミスの指摘をしてきたり、不遜な態度を取ってきたり、自らのブログ等に愚痴や思わせぶりな内容を書いたり(しかも一体何が不満なのか理解しかねる。言いたい事はわかるがあまりに幼稚で。mixiを開くたびにそのつぶやきが出てくることにうんざりした)、ムッとする事は多々あり、我慢はしてたけど雰囲気は幾度となく悪くなった。それを取り繕う身にもなって欲しいものだ。

さらにタチの悪いことに、この人、交友範囲を広げてはトラブルを起こす習性がある。メンバーとして迎える時にその辺りも懸念していたけどまさに命取りになったわけだ。
札幌なんて狭いんだからよしときゃいいのに、食いつぶしていく傾向があるのだ。
もっとあるけど二度と関わりたくない人間の話はこの辺で。


また、心残りがあるとしたら、もっと他のバンドとも絡んでできるはずだった。しかし、バンド内が不安定(内紛状態)であったり、それとも関係するけど、この時の札幌での我々の周辺というのは仲良くやるというよりは張り合う土壌だったのかな、、、イメージしたようには出来ませんでした。相手のあることだからそれも仕方がないが、ふとりカンタビレみたいな自分の企画は割とよかったけどね。

最後の方でやったイベント的なのは、プレイヤーというよりは事務局のほうに回されてしまいましたが、競い合い、張り合いみたいで楽しくはなかったね。一部の人だけ絡んだりね。もっと楽しく、一緒に作ろうと出来ないものなのかな。

クソも味噌も一緒に仲良しこよしと言いたいわけでは決してないのだが、少なくとも味噌同士で美味しい味噌は作れるはずだ。これが出来ないところがつまらないね。自分の方はライバル視される程のバンドとも思ってないわけで。勝手に嫉妬されても、と困惑する事も何度かありました。


と、 良い事も悪い事もあったけど、それなりに存在感のあるバンドであったし、応援していただいた方々には感謝しても仕切れない。幸せなバンドだったと思います。

本当なら華々しく10周年記念!とかやりたいところでもあるけど、抱えていた苦々しい想いを吐き出してみました。ようやくここまで来れた…。
単なる愚痴ではなく、バンド論になってるでしょうか?。


CANNONBALLライブ履歴
(動画→https://m.youtube.com/channel/UCO8m0PWRgWoSzpUuabrl7HA)
・2007年10月14日 大通公園 特設会場
・2007年10月21日 琴似ペニーレイン24
・2008年 7月12日 すすきのSLOWHAND
・2008年 8月 2日 SUSUKINO810
・2008年 9月20日 中島公園YAMAHA MUSE
・2008年12月13日 狸小路MOLE
・2008年12月28日 大通SOUNDCRUE
・2009年 6月 8日 琴似ペニーレイン24
・2009年 7月19日 琴似ペニーレイン24
・2009年 8月 2日 小樽ドリームビーチ TUBES
・2009年 8月29日 琴似BURN
・2009年12月27日 苗穂VINNIE'S BAR
・2010年 1月17日 すすきのKRAPS HALL
・2010年 2月27日 苗穂VINNIE'S BAR
・2010年 7月 3日 SUSUKINO810
・2010年 8月28日 苗穂VINNIE'S BAR
・2010年11月24日 創成川イーストAKEY(ふとりカンタビレ)
・2011年 2月25日 創成川イーストAKEY(ふとりカンタビレ)
・2011年 3月19日 すすきのHOT TIME(ビートルバッカーとダブルヘッダー)
・2011年 4月16日 SUSUKINO810
・2011年 9月 3日 らぐたいむ(プライベートパーティー余興)
・2011年 9月10日 すすきのKRAPS HALL
・2011年12月10日 苗穂VINNIE'S BAR(ふとりカンタビレ)
・2012年 1月28日 SUSUKINO810
・2012年 3月10日 白石LINKS(さっぽろユニ祭り、CANNONBALL Zとして出演)
・2012年12月 8日 すすきのHOT TIME



ポール・マッカートニー日本公演2017!いよいよ

2017-04-23 09:20:40 | ビートルズ
いよいよ、本日夕方、ポール・マッカートニーが日本到着とのことです!。

チケットが売れていないからとか、アルバム製作が遅れているからとか、果ては、北朝鮮と米国の開戦が予想されるから、とか、今回も公演中止のネガティブ情報がとびまわってましたが、まずはメンバーが既に来日、アメリカでのリハも終え、この時点で公演中止は考えられない。

私もこの情報に振り回された口ですが…
ここまで日程が近づきようやく現実味が湧いて来ました!

さて、恒例のセトリ予想です。
今回は初日が武道館ということで、スペシャルなメニューが期待されていますが、世界初公開もあり得るんじゃないでしょうか?。
そしてそこで公開済みだからその後のドームでもやるんじゃないかと。ウケたらその後も続けてやるんじゃないかと、ドーム最終公演に行く私は淡い期待を持っています。

で、武道館のスペシャルは以下(予想でありながらも、ネタバレ的なの嫌いな方は見ないで下さい)








・1曲目、SGT PEPPERSから始まる、そしてSAVE USに続く
・A DAY IN THE LIFEの完奏版を世界初公開
・前回外されたJET、BAND ON THE RUNを武道館初演
・SHE'S A WOMANをビートルズ日本公演以来、武道館で演奏
・同じくI'M DOWNも

くらいが精いっぱいのサプライズかと。あまり期待するとガッカリするから。そもそも武道館は行けませんが^^;


これを受けてのドーム


SGT PEPPERS LONELY HEARTS CLUB BAND→新
A Hard Day’s Night
Jet
Letting Go
Drive My Car→ 入れ替え
Let Me Roll It
I’ve Got a Feeling
My Valentine
Nineteen Hundred and Eighty-five
Maybe I’m Amazed
We Can Work It Out
In Spite of All the Danger
Hope Of Deliverence→ 入れ替え
Love Me Do
And I Love Her
Blackbird
Here Today
Queenie Eye
Lady Madonna
FourFiveSeconds
Being for the Benefit of Mr. Kite!
A Day in the Life
Why Don’t We Do It in the Road?
Something
Ob-La-Di, Ob-La-Da
Band on the Run
Back in the U.S.S.R.
Let It Be
Live and Let Die
Hey Jude

アンコール:
Yesterday
I'm Down
Golden Slumbers/Carry That Weight/The End

いくらか抜けてるとは思うけど、ONE ON ONE の冠である以上はあまり代わり映えはしないでしょう。
ミスターカイトがストロベリーフィールズになるくらいの事があればいいんですけどね。
ウイングス~ソロからのサプライズはもはや期待しないことにします^^;


Flowers In The Dirt のDeluxe edition日本盤

2017-03-30 00:47:16 | 私的ポール・マッカートニー史
本来なら3/24に発売予定だったポール・マッカートニーのフラワーズ・イン・ザ・ダート・デラックスエディションの発売延期状況について、ユニバーサルミュージックからの回答をいただきました。

新発売日については3月いっぱいにお知らせするのを目標としている。発売日は4月中。
発売中止はない。輸入盤には日本語字幕がないことも確認しました。

以上、早く聴きたい。。。


帰ってきた1人バンド

2017-02-27 12:41:56 | 一人バンド
実に6年くらいぶりに1人バンドやりました。

1人バンドとは、かつてやっていたホームページ等でたまに公開していた音源のことで、名前の通り、全てを1人で手がけた音源です。

大体バンドがうまく行ってない時にストレス解消でやってたことが多いのですが、ハードディスクMTRを購入した2006年を皮切りに2010年くらいまでがピークでした。2010年からは自分にとっての夢であったビートルズバンド、ビートルバッカーに参加したり、CANNONBALLの方はピークを迎えていました。その間は1人バンドをやる必要が無かったのだろう。しかし、CANNONBALLの、2012年末の空中分解をもって、1人バンドどころか、楽器を触る機会がほとんど無くなりました。
2014年にポール・マッカートニーの弾き語りでKITARAのステージに立った時を除いて、本当に久々となります。あれは完全に引退試合でしたから。

今回のきっかけは、年末に実家に帰った時に、部屋に置いてったギターを久々に触ってみたら非常にいい音で鳴ったこと。いつまでも弾いていたい音で、家に持ち帰って弾き始めたこと。
また、大きかったのが、昨年後半から年始にかけてかつて一緒に音楽をやった友達に相次いで会い、それぞれの活動に刺激を受けたこと。

正直、楽器を触らなくなったのは相当嫌な思いをしたからなんでしょう(笑)。それはいくらでも語れるけど、そんなことよりこの音源を作れたことの方が自分にとっては大事でした。

今回やってみた2曲はどちらも4月にやって来るポール・マッカートニー。
間も無く録音から30年を迎えるOnce Upon A Long Agoと
来月スーパーデラックスエディションが発売されるFlowers In The Dirt収録のMy Brave Face。
前者は2002年にSTRANGLE HANDSでやった時以来に歌いました。
ドラムへの抵抗感がまだ大きく、初めはアコースティックアレンジでやってましたが、何度も聞いてるうちに完コピしたくなり、頑張りました(1.Once Upon A Long Agoのみ)。
再起不能と思われた1人バンドですが、感覚は失われてなかった。ひと安心です。満足度が大きいので次はあるかわかりませんが良かったらお聴き下さい。

1.Once Upon A Long Ago
https://youtu.be/arzZkGg1jAs

2.My Brave Face(アコースティック)
https://youtu.be/UGFjZrfZhVg

3.Once Upon A Long Ago(アコースティック)
https://youtu.be/AtpeiZgtdHw