「鳥好きならおすすめよ!」と友人が 教えてくれた展覧会。
北斎と 鳥?? ちょっと楽しみ (。・ө・。)
2023年5月9日
GWも終わり、天気の良い午後、行きました。予想以上に面白かった! (。・ө・。)
久しぶりの
すみだ北斎美術館
入り口です。
3F「北斎バードパーク」展 へ
この大きなパネルは、アプリとカメラで
飛び出す鳥を撮影できる仕掛けです。
さぁ、展示室へ入りましょう!
中は撮影できません。・・・その分集中して見ることができる。(*^_^*)♪
行く前にWebサイトを見てはいたけど、展示の盛りだくさんの内容には圧倒されます。
最初に展示してあった鳥の絵には、鳥の解説と絵の解説が添えられていて、
嬉しいんだけど・・・じっくり読むと まぁ 先に進みません。(*^_^*)♪
展示された絵や版画、本にはモノクロのものも多く 想像力をフル回転!
とにかく北斎の素晴らしい鳥の絵には感動です。
細かく描かれた絵もあれは、特徴をさっと捉えた絵もあります。
鳥の絵にも「真・行・草」という書き方があって、まるで文字の「草書や行書」みたいなかき分けがされていました。
一番みごとだったのは、長い掛け軸の「絹本着色」の絵、『柳に燕図』です。
色や構成、風に揺れる柳の葉を飛び交う燕のイキイキとした様子。
他にも、鳥の描き方では、定規やコンパスで書いた図形を元にする方法、
「ひらがなの文字」を元にする方法など、北斎漫画に通じるものがあって、
変幻自在に 鳥があらわされます。
これまでみた日本画でも、鳥が主役だったり脇役だったり、「花鳥風月」というように鳥はよく描かれていますが、
江戸の人たちが 暮らしの中で 江戸時代の園芸ブームのように、
鳥カフェや 家で鳥を飼ったり、鳥を身近なものとしていたとは思ってもいませんでした。
高貴な人やお金持ちは、外国から来た高価な鳥を飼い、庶民は身近な鳥に親しんでいたんですね。
また、食材としても 鶏だけでなく 鴨やつぐみなど 18種 96品のレシピが書かれた本のことが紹介されていてびっくり。
一部の人が、野鳥を捕まえて食べたりするとは聞いていたけど・・・。
最後に、『北斎が鶏を使ってパフォーマンスした絵』 の再現が、映像と作品で紹介されていました。
北斎って ほんと 想像力が豊かで、素晴らしい画家ですね!
次は、4階の会場 常設展プラスです。
心の準備もないまま入ります。
『隅田川両岸景色図巻(複製画)と北斎漫画』
全長約7mに及ぶ「隅田川両岸景色図巻」の複製画と、『北斎漫画』をはじめとする北斎の絵手本の実物大高精細レプリカ約15冊を展示します。
北斎の肉筆画の中で最長とされている「隅田川両岸景色図巻」。全長約7mに及ぶ本作の複製画を展示、その全貌を実物大でご覧いただけます。
4階の会場には、貴重な巻物のレプリカが展示され 紹介のビデオが流れていました。
隅田川を上流へ辿っていく横に長~~い絵ですが、最初と最後は華やかな人物が大きめに描かれています。
道中は川と両岸の風景の描写、よく見ると緻密でこだわりがいっぱい。
もちろん、川を泳いだり空を飛ぶ鳥も小さく描かれています。
砂粒より小さく描かれている都鳥(ゆりかもめ)は、目を凝らして何度も往復して探し、やっと見つけました。(。・ө・。)
提灯を持った駕籠かきにも びっくり!
本当に細かいところにも 時間と空間が描かれています。
(解説の映像を先に見ていなかったら見逃してしまうところ)
この絵が日本に戻ってきて、私達が見ることができて本当に良かった。
会場には外国の若い人も多く、英語の解説やビデオがここは他の展示より充実している印象でした。
締めは、グッズ売り場で記念品をゲットし、アンケートにも答えました。
読めない文字を行く前に下調べ
鵙 翠雀 虎耳草 蛇苺
(もず るり ゆきのした へびいちご)
マグネットがありますよ、さっそく買いました!
めも:2023/05/09 Xperia10Ⅳ で撮影
モズ ユキノシタ ヘビイチゴ 身近なところで探してみました。
モズ 2012-11-04 ユキノシタ ヘビイチゴ
ミュージアムショップで見つけた本
予想以上に楽しい午後を過ごしました。もう一度行きたい!
愛鳥週間(5/10~5/16)限定! 北斎が描く鳥たちのしおりをプレゼント
2023年5月10日(水) 〜 2023年5月16日(火)
企画展「北斎バードパーク」にちなみ、野鳥保護思想普及のために日本鳥類保護連盟が設けた「愛鳥週間」(5/10~5/16)期間中、
北斎の描いた鳥たちのしおりを来場者にプレゼント!
帰ってから またWebサイトを見たり、講演会の動画をみて なるほど!です。
参考
・
鵙 翠雀 虎耳草 蛇苺(もず るり ゆきのした へびいちご)~ Art, etc.
You Tube
細川博昭 × 山際真穂 スペシャル対談 「江戸時代の鳥ブーム ―北斎一門の描いた鳥」
講演会の講師の本も面白そうなので 読むことにします。
細川 博昭 (著)
・ 江戸の鳥類図譜 ~大名、学者、本草画家が描いた日本の鳥たち~ 単行本 – 2020/2/2 Kindle版
・ 江戸時代に描かれた鳥たち 輸入された鳥、身近な鳥 大型本 – 2012/2/10
・ 大江戸飼い鳥草紙―江戸のペットブーム (歴史文化ライブラリー) 単行本 – 2006/1/1
すみだ北斎美術館「北斎バードパーク」 概要
(1)浮世絵にみる、江戸時代に巻き起こった鳥ブーム!
江戸時代には、花鳥茶屋へ見物に出かける、ペットのウズラを巾着に入れて連れ出すなどの鳥ブームが巻き起こっていました。
その様子は、鳥が描きこまれた浮世絵作品が多数あることからもうかがえます。
第1章「バードウォッチング」では、鳥の種類ごとに、北斎や門人の作品に描かれた66種の鳥をご紹介します。
(2)北斎の花鳥画の錦絵
錦絵の花鳥画は、天保期(1830-44)に、版元・西村屋与八から北斎の大判花鳥画と中判花鳥画のシリーズが出版され、好評を博します。
北斎はその他にも花鳥画をテーマとした錦絵を制作しており、そのジャンルを確立させるのに一役買ったと考えられています。
本展では、北斎の大判・中判花鳥画のシリーズの中から前後期あわせて5点を展示!花鳥画の魅力である美しい色合いや質感表現をご覧ください。
(3)作品に登場する鳥の意味を読み解く!
北斎や門人の作品に描かれた鳥たちは、描かれた場面の季節や人物の思いなど、様々な情報を伝えます。
第3章「舞台装置としての鳥」では、江戸時代の小説の挿絵などに登場する鳥たちに込められた意味を読み解くほか、
北斎が生きたニワトリを演出に使い絵画パフォーマンスを行ったという逸話「竜田川に紅葉」の再現をご紹介します。
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(。・ө・。) 身近なバードウォッチングの写真もみてね。
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鳥カフェの思い出 2015年7月21日
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