「絹の道」を広義に捉え、シルクロードに関わる国内の考古・美術・歴史資料のうち主要なものを一挙に集成し、先史時代から中世・近代まで数千年にわたる地域間交流の一大パノラマを通観しました。
開館四十周年にふさわしい規模の展覧会となりました。
近年の発掘調査の新発見や研究成果によって、私たちが抱いてきた古代シルクロード像は大きく変化しつつあります。
シルクロードに関わる国内の考古・美術・歴史資料の主要なものを一挙に集成し、先史時代から中世・近代まで数千年にわたる地域間交流の一大パノラマを通観します。
2018年11月25日(日)15~16時
展覧会ギャラリートーク:第4章 中世以降
2018/11/25 にギャラリートークに合わせていきました。
少し早めに着いたので、最初からじっくり見て行きます。
入ってすぐは 撮影可能なコーナー
遺跡を3Dで再現したクローン文化財。
破壊される前に撮影した写真と、破壊された後の遺跡の調査測量などから、
壁画が3Dスキャン技術などを使ってで再現されたもの。
さらに 当時の顔料(ラピスラズリなど)で和紙に 壁画を書き込んでいく
心無い破壊者から 文化遺産を守り後世に残していく新しい方法だそうです。
ここから中は、撮影はできません。
会場には触ってもいい壁画の再現展示もありました。
古代から東西の交流のポイントとなる点在する都市、それらが単なる線で結ばれるのではなく 複雑なネットワークになっているのが シルクロード。
何度も来ている古代オリエント博物館ですが、今回も目新しいものがたくさんあります。
石器時代の展示は、興味深かった。
今回初めてだったのは、馬と馬具の歴史・遺物の展示です。
馬のハミ、鞍や鐙の発明は とても重要なことだと知りました。
ギャラリートークは、コインが専門の研究者による 第4章(中世)やクローン文化財に関する解説です。
参加者のほとんどが初めてだったため、全体の概要にも触れ わかりやすくて とても面白かった。
遺跡の墓地に並ぶ棺に飾られた顔の復元のコーナーも、解説を聞いてなるほど。
埋葬された頭蓋骨から復元した顔より像のほうが若いのは何故、諸説あるそうです。
また、ローマのコインが 沖縄で発掘されたことは今後の研究課題とか。
古代オリエント博物館のTwitter (写真もあります)
13時半~16時頃まで、すっかり古代にワープしてしまいました。
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会場を出ると サンシャインビルは、日曜とあっておおぜいの人で賑わっています。
バーゲンセールや クリスマスのデコレーション。
会場から 東池袋駅への通路
フクロウが クリスマスのコスプレ (*^_^*)♪
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Myブログ:「2018秋から冬 「ぐるっとパス」で行こう」
こちらも参考に!
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「古代オリエント博物館」:過去の展覧会
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