N響定期 コンサート
2014年10月25日(土)
N響 定期公演です ♪
第1791回 定期公演 Cプログラム →
機関誌「フィルハーモニー」
シューベルト/交響曲 第7番 ロ短調 D.759「未完成」 →
曲目解説
シューベルト/交響曲 第8番 ハ長調 D.944「ザ・グレート」 →
♪試聴と曲目解説
シューベルトが2曲! ノリントンとN響が作る音はどんなかしら?
10月定期公演の聴きどころ
10 月はロジャー・ノリントンが A、C プロ、下野竜也が B プロに登場する。
「ベートーヴェン・シリーズ」完結編として、A プロでは《交響曲第7 番》他が演奏される。
ノリントン流の機知に富み、驚きにあふれたベートーヴェンを堪能できることだろう。
C プロではベートーヴェンから一歩時代を下って、《未完成》と《ザ・グレート》のシューベルト・プロが披露される。
10 月の定期公演には、近年、NHK交響楽団との結びつきを深めている、ベテランと中堅の 2 人のマエストロが登場し、自らの十八番といえるレパートリーを披露する。
1934 年生まれのサー・ロジャー・ノリントンと 1969 年生まれの下野竜也である。
ロンドン・クラシカル・プレイヤーズを創設するなど、古楽演奏の先駆者として活躍してきたノリントンとNHK交響楽団とは、2006 年の初共演以来強い絆きずなで結ばれている。
彼らは、2011 年から「ベートーヴェン・シリーズ」で交響曲全曲の演奏に取り組み、この 10 月のAプログラムでついにその完結を迎える。
ノリントンがこの「ベートーヴェン・シリーズ」を始めた 2011 年 4 月は、東日本大震災の直後、日本全体が震災の大きな傷跡に苦しんでいた時期だった。
音楽界では、海外からのアーティストが来日を取り止め、演奏会がいくつも中止となった。
そのようななかでノリントンは約束通り日本を訪れ、N響を相手にベートーヴェンの《交響曲第 1 番》や《第2 番》、エルガーの《交響曲第 1 番》、マーラーの《交響曲第 1 番》などを指揮した。
ベートーヴェンは、日本全体の重苦しい雰囲気を振り払うような颯爽とした演奏だった。
ノリントンは、斬新で大胆なベートーヴェン解釈を披露し、聴衆を驚かせた。
昨年 10 月の《第 5 番》も非常に個性的な演奏だった。
と同時に、N響にピリオド・アプローチやノン・ヴィブラートのピュア・トーンをもたらし、N響の表現の幅を広げた。
ピュア・トーンの美質が際立つ C プロ
Cプログラムには、シューベルトの最後の 2 つの交響曲が並べられた。
ベートーヴェンに続くシリーズとなるのだろうか。
《未完成》も《ザ・グレート》も、すでに、ロンドン・クラシカル・プレイヤーズやシュトゥットガルト放送交響楽団などで録音しているノリントンの得意のレパートリー。
録音のたびにテンポが遅くなっている《未完成》は、N響でも細部にまでこだわりのある演奏が展開されることだろう。
ノリントンが初期ロマン派の最高傑作のひとつと述べる《ザ・グレート》では、彼がこの長大な交響曲をどう料理するのか興味が尽きない。
ノリントンの掲げるピュア・トーンは、シューベルトのようなロマン派音楽でこそ、その美質が際立つ。
《未完成》と《ザ・グレート》という聴き慣れた名曲がまったく新鮮に聴こえるに違いない。
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これまでに聞いた サー・ロジャー・ノリントン(Roger Norrington)の演奏 ♪
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Myブログ:「10月N響定期はノリントンのベートーヴェン」
2013/10/26(土) 第1765回 定期公演 Cプログラム
ベートーヴェン/序曲「レオノーレ」第3番 作品72
ベートーヴェン/ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 作品37
ベートーヴェン/交響曲 第5番 ハ短調 作品67「運命」
指揮:ロジャー・ノリントン
ピアノ:ラルス・フォークト
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2012年4月21日( 土) 第1725回 定期公演 Cプログラム
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ティペット / 交響曲 第1番
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2011年4月23日(土) 第1698回 定期公演 Cプログラム
マーラー / 花の章 さすらう若者の歌 交響曲 第1番 ニ長調「巨人」