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『崖の上のポニョ』/最高!最高!

2008年08月31日 | 映画レビュー
●『崖の上のポニョ』を見ました。
宮崎駿監督の作品はすべて観ていますが、最近の『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』は、やや難解で謎解き的な面が増えすぎて、う~ん、と思っていました。

      

■『ポニョ』は逆に実にストレートに表現されていて素晴らしく分かり易い、良い作品に仕上がっていると思いました。
序盤のスピード感、中盤からの迫力のある海の荒れ方。
後半の非現実的な世界に引き込まれるまで、あっと言う間ですね。
しっかり者の『宗介』、天真爛漫で一途な『ポニョ』が丁寧に描かれていますね。

      

◆『人魚姫』をモチーフにしているのは明らかですが、テンポよく、そしてほのぼのとした宮崎ワールドは絶好調ですね。
コンピューターグラフィックスを一切使わず、すべて手書きの色鉛筆的なタッチが優しさを出している。

★NHKのメイキングドキュメントを見ました。
宮崎監督は天才的な才能に加えて、本当に命を削っているくらいなひた向きな努力で作品を作っている。

宮崎監督も高齢になってきましたから、これ以上の作品は望めないかもしれない。
若手アニメーターの育成にも熱心で、厳しい指導は有名ですね。
監督の哲学が伝わってジブリが素晴らしい作品を作ってくれることを望みます。

▼オマケ
映画館には子供たちもたくさん観ていたのですが、とにかく”おとなしい”?
もっと「わー」とか「スゴイ!」とかの声が出てもいいと思うのですが・・・?
あまりうるさいのも、邪魔な時があるけど、少し盛り上がりが欲しいですね。