日々の記録

ほどよく書いてきます。

腕時計

2015年12月27日 12時06分16秒 | 時計

ひょんなことで、腕時計が一つ増えたので、記録をとっておく。手持ちに在った腕時計なのだが、ヤフオクで入札したら落札してしまった。もうちょっと値段上がると思ったのに。

同じ時計が2つになってしまった。SEIKOの8F56ムーブメントを搭載したSBQJ017というモデル。黒文字盤のSBQJ015が欲しいがなかなか出まわらない。

さて、この8F56というムーブメントは私の心をくすぐる良いメカニズムが入っている。通常32kHzのクオーツで動いている時計なのだが、これは196kHzのクオーツを積んでいて、温度補償なしで年差20秒の性能を確保している。この水晶の詳細は文献(http://ci.nii.ac.jp/naid/110002687108)にて紹介がある。電波を受信して時間を合わせるのではなく、自力で精度確保している点がいい。

この8F56の特徴として、次の5つが大変気に入っている。

  • 年差20秒の精度
  • 2100年までのオートカレンダー
  • 電池寿命10年
  • サファイアガラス
  • チタン(軽い!)

気がついたら腕時計が9つになってしまった。

SBGA129(9R65) SBQL007(8F33) Rolex(Ref.6694?) Luminox3901(ETA?) SND127P1(7T92)
SBQJ015(8F56) SBAJ015(8F56) Seiko5(7S36-00a4) SND367PC(7T92)

似たものを比較してみると・・・

白文字盤同士の比較。SBQJ015(左)もいいが、Grand Seiko(右)はさらに大変良い。グランドセイコーはかなり重いです。ズシっと来る重さ。

クリーム色というかやや黄色の入った文字盤。左はSBQL007(8F33)というもの。こちらも年差20秒、2100年までのオートカレンダー。曜日表示が付いている点がいいです。こちらはステンレスのケース、サファイアガラスです。
対してRolexの古いもの。これは形見で頂いたもの。手巻きの古いものであります。手巻きでしかゼンマイ巻けないからか竜頭がやや大きいですね。これも綺麗な時計ですが、風貌がアクリルなので傷つきそうで怖い。

 

一日86,400秒、一年間は31,536,000秒。コレに対して20秒に収めてくる精度となると、1/1,576,800と、0.6ppmほどの精度ということになる。かなりすごい精度だが、一つネタがあって、年間を通じて20秒の誤差は、月間1.6秒の精度、というわけではなく、温度変動などを見込んで、年間で20秒に収まるが暑い時、冷たい時で変動はもっとあるよ、というのが真相らしい。

ちなみに、グランドセイコーやザ・シチズンなどのクオーツにある年差時計は、温度を測定して水晶振動子温度特性の補正をしているそうだ。

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1 コメント

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Unknown (いち)
2016-01-22 03:42:53
ほほう、0.6ppmですか!!
さすが、Made in Japan

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