職場の同僚、子供のおもちゃが壊れたとのことで、直したいとのこと。預かって様子を見ることにした。
かつてUSJで販売されていたスヌーピーバブルメーカー(Snoopy Bubble Maker)というものだ。
内部の回路はとても簡単。単四電池×2でモーターを回すのだ。しかし、スイッチがいけてない。50mA定格のタクトスイッチだ。モーターの起動電流は実測で1.5Aを超えるし、定常の電流も0.5Aほどになっている。なるほど、これは壊れる。
スイッチ部分をどうしようか迷ったけど、ローサイドのMOSFETにして、タクトスイッチはゲートのON/OFFに使うだけにした。
モーターへの通電をやめたときに逆起電力が結構大きいかとおもって、ダイオードをいれておいた。
MOSFETは表面実装のを使った。4×4の基板は秋月のもの。だいぶ隙間があるが、気にしない。ゲートとグランドをつなぐ抵抗が一番でかい^^;。
チップ抵抗無いとおもったが、あったので実はもっと小さくできたかも。空中配線はワイヤーの張力でぶっ壊れるので、やらないことにした。
壊れたタクトスイッチを交換し、半導体スイッチにて無事に動くようになりました。
めでたしめでたし。
・・・・・光ったら子供が喜ぶのではないか、と先の同僚がささやくもんだから・・・・
スヌーピーの尻尾のフルカラーLEDを接着。しかし、電源が最大3Vと緑、青LEDには少々つらい電圧なので、昇圧が必要に。
じゃあ、昇圧回路作るかということで、HT7750Aをつかった5Vの電源を用意。こちらも4×4の基板に実装。
←テスト用のリードがついたまま。
あまっていたOSコン(16V 22uF)を入力側に使ってみましたが、後で削除。部品箱をあさっていたら4.7uFのチップ積層セラミックスコンデンサが出てきたので、それを4つほど付けた。
あとはマイコンにプログラム書き込んで、ちょっとごちゃごちゃするが、内臓を詰め込んで出来上がり。
シャボン玉メーカーということで、湿度の高い環境で使われるだろうから、基板はエポキシで埋めてしまい、むき出しの半田付け部分はヒューミシールみたいなもので覆って出来上がり。.
小さな子供が使うということで、色の変遷は穏やかに。
手持ちのマイコンは2chまでしかPWMできないので、フルカラーLEDのためにソフトウェアPWMで対応。ピンをhigh/lowどんどん切り替える。ほかに処理はないので、これでいい。
部品と費用
■基板
秋月4x4基板×2。20円
■半導体スイッチ部分
IR IRLML6344TRPBFTR 15円 ただし頂き物
ショットキーダイオード 15円
10kΩ抵抗 1円
■昇圧回路
HT7750A×1 ×1。40円
チップコイル(47uH 0.36A)。 10円
ショットキーダイオード 15円
積層セラミックスコンデンサ。合計20円くらい。
■LED部分
ATTiny13A 50円
マルチカラーLED 87円
カーボン抵抗×3。3円
■その他ワイヤー・接着剤など
誤差
合計約280円。
かかった時間:不明
効果:プライスレス(報告まち)