「お前は、これから『解けるわけがない』というセリフを4回だけ言っていい」やる夫は安楽椅子探偵の推理を聞くそうです 第六問:ソードの悪魔 解答編
「殺害に時限装置が使われていたなんて解けるはずがない。詳細な描写がしにくいAAの描写で混乱させられて解けるはずがない。
提示されていた情報のほとんどがノイズだったなんてちゃぶ台返しをされて解けるはずがない。
犯人を特定する方法が状況証拠だけなんて解けるはずがない。
これでノルマは達成ですね」
「なんのノルマよ。ミカゲの言ったことが正しいのかは知らないけれど、正解者はいなかったわね」
「スレ内で時限装置を使ったと言う推理は出ましたけどね。ただそうなると、アリバイ自体が無意味になり犯行可能な人間を特定できませんし、天井がクソ高くないと実現できませんから、犯人を特定することなんてほぼ不可能ですよ」
「あの犯行現場の様子のAAはAAの都合上ではなく、本当に高かったとは」「それに昼に終わったコンサートが3時間だったと言うセリフがあるので、被害者は最低でも4時間くらいは生きたまま吊るされていたってことになりますよね。誰かに発見される危険性や被害者が意識を取り戻す可能性を考慮する犯人視点からでは、この犯行方法はリスクが高くて実行しにくいですよ」
「鍵を持っている人間の行動まで制限できないからね。この作者の問題は、犯行が絶対に成功する結果ありきで作られていることを心に留めておく必要があると思うわ」
「私が思うに、この問題途中で犯人が変わっていると思うんですよね。電磁石の仕掛けがあったと思わせる描写なんてありませんでしたし、解答編の発表が予定よりも1週間遅れていますからね。
この事件の真犯人はミストバーン、あなたを犯人です」
