「姉さま、3匹の子豚と言う話を知っていますか？」
「知っているわよ、レンガの家を建てた子豚が狼から身を守れたって、話でしょ。きっと、レンガ会社の提供でお送りしたんでしょうね」
「その発想はなかった。それはさておき、3匹の子豚の話には腑に落ちない部分があると思いませんか？」
「狼が息を吹きかけて、家を破壊するってところかしら？」「違いますよ。3匹の子豚達は、家から追い出されて、家を建てるわけですが、家を建てるなら、仲間の多いところに建てるはずでしょう？
それなのに、3匹とも誰もいない場所に家を建てています」
「一人が好きだったからとか？」「肉食動物でない豚が一人で活動すると言うのは無理がありますよ。私が思うに、子豚は植民地支配から独立した国家の例えではないかと。
つまり、あの話は国防の大切さを説いているんですよ。
軍事力を強化して、レンガの家のような堅牢な国家体制を維持できないと敵国に攻め入られて滅亡しまうから気をつけろてことが言いたいのだと思います」
「日本の近くにも中国って名前の狼がいるから、しっかりとしたレンガの家を建てないと食べられてしまうわね。狼が有利になるように、沖縄で反米デモとかやっている連中も子豚っていえるのかしら？」
「そいつらは、狂人じゃないですか。狼の味方なだけに」
