毎年、終戦の日を迎えると、娘と「戦争」についての本を
数冊読みます。
戦争について、書かれた絵本は、案外数多くあります。
市役所脇の中央図書館でも、入って左手奥(座って読む
コーナーの脇)に、「せんそう 平和の本」の棚があります。
でも・・まだ低学年ですから、あまりショッキングな写真集
や辛すぎるお話は避けたい。政治的な話もしたくない・・・
今年はこちらを手に取りました。
「キャラメルの木」 上條さなえ さん著
以前 上條さなえさんの自叙伝をこちらで紹介いたしました。
http://blog.goo.ne.jp/papan22/e/
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戦争で食料が貧しくなった中で、当時子どもだったおばあ
ちゃんが、病気の弟についた「やさしいうそ」・・。そのことを
おばあちゃんは 孫のぼく(1年生)に語っています。
この本は「戦争の本」ということもできるし、「家族の思いやり」
の本ともいえるし・・男の子のユーモラスな成長期とも読めます。
一つの強烈なメッセージを発しないことが、先生の作風なのか
なあ?と思います。 それだけに感動が深く、いつまでも心に
残るものです。戦争という題材を織り込んでいながら、就寝前
にも安心して読めます。(泣いてしまうかも・・ですが残酷な
シーンなどはないですから・・)
娘の生きてゆく世界が・・平和であることを願いながら・・