1年生のときは、あらゆる場面で「ブロック」や「おはじき」
などの「具体物」を使い、一桁の数の足し算・引き算
などの理解を促してきました。
(このカテゴリの過去記事を探してね♪)
「数を量で表して把握させる」という「水道方式」の
考え方を取り入れたものです。
二年生になってからは、あまりやらなくなったのですが
夏休みにまた ちょいとやってみました。
筆算の問題を、「ブロック」で解答する・・というものです。
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(1) 足し算
「86」+「49」をやってみます。
86
+49
------ とマジックで大きく書きます。
①まず、ブロック(算数セットのタイル)で「86」をつくります。
「10」の束が8つ バラが 6つです(上段)
②次に「49」をつくります 「10」の束が4つ バラが9つです
(下段)このブロックたちを合体させると、足し算ができます。
③バラを合体させます 6と9を一緒にすると、15個なので
バラ10個を「10」の束1本と交換します。
④これで「10」の束が、上下合わせて13本になったので
そのうちの10本を「100」の束1本と交換します。
↓ ↓
答えは、「135」と導けます。バラを合体するときに、「6」の
方から「9」の方へ「1」つ移動して、10の束と交換するとより
筆算の計算過程に近い操作となると思います。
計算する2つの数字は、「9面サイコロ」などを使って、その場
でゲームっぽく決めたり、誕生日や好きな数字を利用して
決めると楽しいと思います
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(2)引き算
今度は「86-49」をやってみます。
同じく、筆算の形でマジックで大きく書いておきます。
①「86」のみつくります、
②ここから、「49」を取り去るわけですが、一の位・十の位の
どちらから取り去っても良いと思います。
③十の位から取り去ってみましょう。8本ある「10」の束を
4本取り去ります。
④次にのこったブロックから、「9」を取り去りたいところです
が、バラは「6」しかないので、残った「10」の束の1本を
バラ10個と交換します。
⑤交換したバラから「9」を取り去り、残ったバラともとから
持っていた6個のバラと合わせます。
⑥これで、「49」取り去り完了です。残りが答えです。
↓ ↓
「37」という答えが導けました。
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ブロックを使うと、不思議と習っていないはずの足して100以上
になる計算や、125+45とかの3桁の足し算や、762+24など
も出来てしまうので、先取気分で楽しいのではないでしょうか?
ブロックは、甥っ子から譲り受けた算数セットと100の束は
お手製です。全てお手製でも良いと思います。私は古いカレ
ンダーを切って作ったりしています。
(カレンダーは丈夫な紙が多いので・・・)
2年生になっても色々なネタで楽しくやれますね♪