沈黙の春

本ブログの避難用ブログです。

野田と東電「狂気の福島第二原発再稼働」衝撃プランvol.3

2012-07-25 23:20:12 | 原発関連
当然、フクニの再稼働、その前に行なわれるであろう柏崎刈羽の再稼働の動きを、野田民主党は後押しすることになる。

「現政権の中で、最も力が持つのが、東電などで構成される電気事業連合会や、一部労組がバックアップしている仙谷由人氏を中心とするグループです。昨年末に野田首相が出した"収束宣言"も、彼らがねじ込んだ疑いがある。そして、大飯の再稼働。これで、大義名分さえあれば、いつでも再稼働ができる下地を作ってしまったわけです」(民主党関係者)

その大義名分というのが、"停電回避"だ。前出の本澤氏が、こう憤る。

「大飯は半ば、"停電が嫌なら認めろ"という脅しのような形で再稼働を認めさせました。ですから今後、第二、第三の大飯がないという保証は、どこにもありません」

いまのところ、東電広報部はフクニの再稼働について、本誌の取材に、
「福島第二原発については、冷温停止状態を維持しつつ、プラントの安全性調査をしている段階であり、今後のことについては、まったく決まっていません」
としているが、これまでの経緯からも、大飯同様、ある種の脅しを駆使して、再稼働を認めさせる可能性は否定できない。

「これほどまでの(フクイチの)大惨事を引き起こしてもなお、再稼動という動きがなくならない。このまま原子力ムラの私利私欲によって日本が滅びるのか、それとも原子力ムラが解体されるのか……今後は、そいう話になっていくと思います」(前出・佐藤市議)

この7月5日、国会事故調査委員会は、福島第一原発の事故を"人災である"と断定した。

誰も望まない、私利私欲の"福島第二原発再稼働"を許した結果、再び未曾有の大事故となれば……。

我々は自分たちの子や孫に、どんな言い訳をしても許されない"人災"を起こすことになる。それだけは避けなければならない!

週刊大衆07月30日号
 

野田と東電「狂気の福島第二原発再稼働」衝撃プランvol.2

2012-07-25 22:55:21 | 原発関連
視察後の会見で、福島第二の今後について聞かれたときこそ、「複数の地元首長から第二を含め、廃炉を要望する申し出を受けた」(下河辺会長)とし、「そのような気持ちを持つ人がいることは、受け止める」と語ったものの、ここでも、フクニの今後については明言を避け、未定を強調することは忘れていなかった。

これを一部メディアは「廃炉の可能性に言及」としたが、そうではない。
廃炉にするなら、とっくに表明しているはず。
なぜなら、そのほうが、地に堕ちた東電の評判を多少なりとも上げることができるからだ。

しかし、それをしないというのは、廃炉にするつもりがない=再稼働する気満々とも取れる。
いや、むしろ、そのほうが辻褄が合うと見るべきであろう。

その証拠もある。
なんと、すでに東電は"再稼働の意向"を一部の人たちに伝えているというのだ。

いわき市議で脱原発福島ネットワーク世話人の佐藤和良氏が重大証言をする。

「福島第二原発の再稼動なんて、私らにしてみればあり得ない話ですよ。ただ、東電の事情は違う。昨年暮れ、当時の西澤社長が協力企業を集めて"第二原発を再稼動の方向で"という話をしているんです」

驚くことに、協力企業に対して、いつでも再稼働ができるように準備をしてほしいと要請していたのだ。

これが事実なら、今年初めに作業員たちの間で再稼働が噂になったのも、時期的に、この"西澤発言"が元になったと推測できる。

「それはそうでしょう。原発作業員の前線基地には、協力企業の人間も多数いますからね。話が漏れてきても不思議はありません」(前出・地元紙記者)

さらに、こんな姑息な行為も明らかになった。

「東電は、家庭向け電気料金の値上げ申請に、フクイチ5、6号機とフクニの再稼働を見込んで、料金原価にこれらの減価償却費を算入していたんです」(前同)

なんともはや……。呆れることに、フクニどころかフクイチ5、6号機も、あわよくば再稼働を目論んでいるというのである。

とはいえ、大飯の場合もそうだったように、原発再稼働には地元自治体の了承が不可欠。福島県は、かなり強硬にフクニの廃炉を求めているだけに、これらの再稼働のハードルは果てしなく高いといえる。

しかも、世論の反発は大飯の比ではないはず。それなのに、なぜ東電は、無謀な再稼働へと舵を切り始めたのだろうか。

ジャーナリストの須田慎一郎氏が解説する。

「経済的な理由ですよ。現在は、原発が止まっているぶんを石油や液化天然ガスで賄っているわけですが、コストがかかってしょうがない。できたら、止まっているすべての原発を再稼働させたいというのが、電力会社の本音です。それも、比較的新しい原発から動かしていきたい。東電なら、柏崎刈羽が最優先でしょうが、その次には福島第二、となるのは自然な流れなんです」

しかも、原発を動かせば儲かるという点も重要だ。膨大な賠償金やフクイチの廃炉費用に頭を抱える東電にとっては、資金は喉から手が出るほど欲しいもの。

「原発は大きな利権といえます。特に減価償却が終わってしまえば、永遠に利益をもたらす"カネのなる木"そのものですからね」(政治評論家・本澤二郎氏)

つまり、原発再稼働は、東電をはじめとする原子力ムラの存続にとって、必要不可欠。
だからこそ、大飯のときのような、政府も一体となったペテン行為で再稼働が決まるのだ。

07月25日公開のvol.3に続く・・・。

週刊大衆07月30日号
http://news.livedoor.com/article/detail/6784776/
 

野田と東電「狂気の福島第二原発再稼働」衝撃プランvol.1

2012-07-25 22:20:43 | 原発関連

週末の金曜日。永田町は、どんな繁華街やコンサート会場よりも、大勢の人でごった返している――。

「大飯原発再稼働反対!」
老若男女問わず、原発再稼働に反対する人々による抗議活動が、首相官邸前で行なわれているのだ。

「3月から始まった毎週金曜日夕方からの抗議デモは、参加人数が回を重ねるごとに増加。再稼働前日の6月29日には、主催者発表で20万人(警察発表=2万人弱)にまで膨れ上がりました」(全国紙社会部記者)

昨年3月11日に起こった福島第一原発事故以来、国内の原発が再稼働したのは大飯が初めて。それだけに注目度が高いのだが、抗議の声が膨れ上がった背景には、あまりにも杜撰な再稼働決定のプロセスも大きく影響したと見られる。

「かなり強引といえました。2号機と3号機の間を通る断層が、活断層ではないかという専門家の疑問に答えないばかりか、"ベント設備や免震重要棟は3年後に整備する"と関西電力自身がいうのに、政府は"基本的な安全は確認できた"と強弁していたほどです」(全国紙社会部デスク)

さらに事故が起きた際、原発に繋がる道が狭すぎて緊急車両などが通ることができないという指摘もまた、闇に葬られる形に。つまり、"とにもかくにも再稼働ありき"で事態が進行していったのである。

「知事と首相がセレモニー的に会談し、首相が〝地元の理解を得られた.といえば、知事は〝首相が記者会見したから"と、再稼働へのゴーサインを出したのが、この茶番劇の象徴的なシーンでした」(前同)

このようなやり方に、驚くほど多くの市民の怒りが爆発。
彼らの抗議の声が、週末ごとに官邸前に轟いているというわけだ。

「今回のデモが特異なのは、警官隊の一部にデモ隊のシンパがいて、警官隊がデモ隊に拡声器を貸したという経緯があった点。こんなデモは聞いたことがありません」(政府関係者)

http://news.livedoor.com/article/detail/6781343/



デモの広がりは予想をはるかに超え、大きなうねりとなって政権を揺るがそうとしているのだ。

そんななか、大飯原発再稼働問題どころじゃない、衝撃的な情報が編集部に飛び込んで来た。

それが、「東京電力が福島第二原発の再稼働を画策している」という驚くべきものだ。

福島第二原発から北に12キロほどのところにある福島第一原発では、いまだ綱渡りの廃炉作業が続けられている最中である。
俄には信じがたい話だが、その情報は現場の作業員の耳にも伝わっているというのだ。

その詳細をお伝えする前に、まず、福島第一原発(フクイチ)の事故の陰に隠れてあまり知られていない福島第二原発(フクニ)について、おさらいしておこう。

フクニは、3・11の震災時、フクイチ同様に地震の影響を受け、3本ある送電系統のうち2本を喪失。その後の津波で、原子炉の冷却機能が喪失するという"あわや"の事態を迎えた。

一時は、原子力緊急事態宣言が発令されるほどの危機を迎えながら、なんとか3月15日に冷温停止。
とはいえ、原子力安全・保安院によってINESレベル3(重大な異常事象)の評価を示されるほどの重大事故だったのは事実だ。

「かろうじて首の皮一枚で、大事に至らなかったことが奇跡だとフクニの所長自身も認めていたほどの事態でした」(地元紙記者)

東電は、いまのところフクニの今後について「未定」としているものの、今年4月には約10年間の運転管理方針を原子力安全・保安院に提出し、認められている。
つまり、廃炉にするのではなく、いつでも動かせるように冷温停止状態をこのまま維持することが決まっている状態なのだ。

では、これらを踏まえて、"狂気の再稼働説"の情報に記事を戻そう。
事故の最前線で闘う作業員の間で流れる再稼働説について、原発取材を続ける全国紙記者が証言する。

「実際、作業員の間では、今年の初め頃から噂になっていました。それが、現実味を帯び始めたのが、今月4日の東電会長と社長による現場視察だったんです」

7月4日、先月就任した東京電力の下河辺和彦会長と廣瀬直己社長は、福島第一原発と第二原発を視察した。これが、来るべき再稼働に向けての"セレモニー"だといわれているのだ。

「取材陣を伴って視察したんですが、"機能は全面的に回復した""土嚢を積んたので15・4メートルの高さまで水が上がっても(原子炉は)大丈夫"などと、第二原発の復旧を、ことさらアピールしていました」(前同)

07月24日公開のvol.2に続く・・・。


UAEが湾岸諸国初の原発建設承認、韓国の企業連合が着工へ

2012-07-25 18:42:46 | 原発関連

[アブダビ 18日 ロイター] アラブ首長国連邦(UAE)は、湾岸諸国で初の原子力発電所の建設に乗り出す。中東地域では電力需要の急増が貴重な輸出資産である原油・天然ガス資源を浸食する恐れがあり、代替エネルギー源探しが大きな課題となっている。

UAEの原子力規制委員会は18日、アラブ首長国連邦原子力公社(ENEC)に原子炉2基の建設を承認するライセンスを付与した。建設プロジェクトは数十億ドル規模で、韓国の企業連合が18日にも着工する。

昨年3月の福島第1原発事故を受けて原発導入に二の足を踏む国も出ているが、今後10年間に電力需要の急増が見込まれるサウジアラビアを含め、湾岸諸国にとっては原子力発電が引き続き魅力的な選択肢だ。

UAEは2009年12月、韓国電力公社(KEPCO)(015760.KS: 株価, 企業情報, レポート)が率いる企業連合を原発建設の元請け業者に選定した。

最初の原子炉は2017年、その他は2020年までに稼働開始の予定。


1号機格納容器の損傷2カ所か 安全基盤機構が試算

2012-07-25 13:00:56 | 原発関連

東京電力福島第一原発1号機格納容器には、少なくとも2カ所で各2センチ程度の損傷がある可能性があるという試算結果を原子力安全基盤機構がまとめ、24日、経済産業省原子力安全・保安院が開いた技術検討会で示した。1号機では、冷却に毎時約6トンの水を原子炉圧力容器に注いでいるが、ほとんどが格納容器を通じて外に漏れ出している。

 同機構は昨年4~6月の圧力容器への注水量や窒素の注入量、圧力の変化を調べ、格納容器の実際の圧力と水位の変化に合うように、損傷箇所の大きさを計算した。格納容器本体と下部の圧力抑制室をつなぐ配管のつなぎ目付近に直径2.3センチ相当の損傷箇所があり、水面上にも1.9センチ相当の損傷箇所があるという結果になった。ただ、より小さな穴が多数できている可能性もある。